たまごのお粥と、ちょっとだけ切ない思い出。

2016年07月24日 07:30

基本的にごはん派。でも、このごろパンに浮気中です。

きのうのとっておき家事は《ごはん事情を見直す》でした。

＊とっておき家事とは?
毎日その日の記念日や誕生花、あるいはその時期にやっておきたい家しごとなどを1日1つ行なっていくものです。内容は、いわゆる家事だけでなく、季節イベントの準備やお付き合い、家族と楽しく過ごす工夫・・・など幅広く設定しています。

朝一番にする、新しい習慣

先日の記事でも書きましたが、ようやく土鍋ごはんデビューを果たしました。パン食の日以外は、毎朝必ず土鍋でごはんを炊く習慣がついてきています。

ハードルが高そうだな、と思っていたのですが、やってみると意外と簡単。朝起きたら、早い段階でお米を浸水させておいて、それから授乳や朝家事を済ませ、土鍋で炊き始めます。

火加減を変えるタイミングも思ったより分かりやすく、湯気がもくもく出てきたら弱める、そんなサインがあるので失敗しらずです。

これは、はじめて炊いたときの様子。
娘がぐずぐずで、空腹が我慢できず、なんとも言えない微妙なラインナップになりました。それでも、ごはんが美味しいだけで幸せでした。

▼参考にしたのは『甘々と稲妻』のレシピ。

甘々と稲妻（１） (アフタヌーンコミックス) [Kindle版]

何度炊いてみても、蓋を開けたときに湯気がふわっと立ち昇って、ごはんがひと粒ひとつぶキラキラしている様子には思わずうれしくなってしまいます。

これまで使っていた炊飯器は、結婚したときに母が買ってくれたもの。当時、家事が本当にダメで、部屋も汚くて。

そんなわたしでしたが、せっかくもらったこの炊飯器はダメにしたくなくて、珍しく最初に説明書をきちんと読み、毎回パーツを全部はずして洗うことを習慣づけました。

そんな思い出もある炊飯器。土鍋ごはんがメインになったからといって、手放すつもりはありません。何より、わが家にある土鍋だと２合しか炊けないので、人が来たときなどには足りなくなってしまいます。

胃に優しいおかゆでほっとする

子どものころ、おかゆは大きらいでした。味が無いし、ごはんがふにゃふにゃなのも気に入りません。

大学生になり、ひとり暮らしを始めました。５月、あるいは６月だったでしょうか。
慣れない日々の疲れが出てきたのでしょう。熱を出してしまったことがありました。

そのとき、大学ではじめて出来た友だちが買ってきてくれたのが、たまごのお粥。レトルトのものだけど、すごく美味しくて、調子が悪い時は必ずそれを食べました。

家にある材料でその時手早く作ってくれた、ツナとコーンのポテトサラダも美味しかった。まろやかで、でも黒胡椒がぴりりときいて。今ではわたしのレパートリーになっています。

その後いろいろあって、その子とは距離が出てしまったのですが（わたしが一方的に距離を置いてしまいました）それでも、あの時駆けつけて、美味しいものを作ってくれたことを思い出すと、あんなことで諦めてしまわなければよかった、と少し後悔もしています。

当時のわたしには許せなかったし、今でも思い出すとちくりとする。でも、友だちとの関係を手放すほどだったのだろうか？と思うと、違うような気もします。

ほったらかしお粥で、体調が悪くても家をととのえる

さて、話がずれてしまいましたが…。おかゆは「ほったらかし」で作れるのでとても便利です。

お米（1/4合）と水（１カップ強／様子を見て足してます）を入れて、蓋をして、20～25分ほど火にかけるだけ。味が無いのは相変わらずきらいなので、出汁やほんだし、中華スープのもとなどを入れたり。

たまごは１個分といて、できあがりのころに加えます。最初は半分くらい。ちょっとかき混ぜて、最後にまた流し入れて、火をとめてちょっと固めて。

おかゆのときは、土鍋ごはんと同じようにほったらかすだけでいいので、その間に最低限の家事を済ませます。目に見える範囲を片づけて、ほこりをとり、床をクイックルでさっとひと拭き。
これだけでもずっと綺麗に見えるから不思議ですね。

多少体調が悪い時は休みたくなってしまうのですが、「できるまでの時間の有効活用」と考えると不思議と動けます。

▼体調別家事のお話についてはこちらへ。

そして、その少しの努力が、あとの自分を楽にしてくれるので、「やってよかった」といつも思うのです。

ごはんの見なおし。ごはんのおともも増やしたいし、お茶漬けのレパートリーも増やしたい。お粥ももっと色々作れたら楽しそうです。

やりたいことはたくさんあって、はちきれそうなくらいなのですが、ひとつひとつ、ゆっくり自分のものにしていけたらいいなあと思うこのごろです。

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