寝る前の儀式を考えてみる

2016年02月23日 07:00

子どものころから、夜がきらいです。

寝つきが悪く、ベッドに入ってからうとうとするまでがものすごく長く感じられるからです。
修学旅行でも、友だちの家に泊まったときでも、家族との暮らしのなかでも、わたしだけが起きている時間をひしひしと感じて、夜はとても苦手なのです。

2月22日のとっておき家事は《ぐっすり眠れる寝室づくり》でした。

＊とっておき家事とは?
毎日その日の記念日や誕生花、あるいはその時期にやっておきたい家しごとなどを1日1つ行なっていくものです。内容は、いわゆる家事だけでなく、季節イベントの準備やお付き合い、家族と楽しく過ごす工夫・・・など幅広く設定しています。
今年の1月1日から始めたのですが、3ヵ月を過ぎるころには「家事はもう苦手じゃない」と思えるようになりました。

去年のうちにベッドや寝具を買い換えて、物理的なものは揃えることができたので、今年は《眠る前の儀式》をテーマにしてみました。

甘ったるいホットミルクと真夜中のスープ

ひとり暮らしをしていたときのこと。
眠れない夜のおまじない的な位置づけで、ふたつの習慣がありました。

ひとつは、お砂糖と蜂蜜をたっぷり入れた甘ったるいホットミルクを飲むこと。
もっと目が冴えている日は、スープカップ一杯分のお湯を沸かして、中華スープの素を入れ、たまごスープを作ること。

実家を出てはじめて暮らした部屋は、築30年の比較的古いマンション。

でも、わたしが住む直前にリフォームが終わったばかりで、たっぷりの収納に三口コンロのついたシステムキッチンでした。

棚の色もぱっと冴えるようなきれいな赤で、まっ白な床とのコントラストがお気に入りでした。

はじめて内見したときに「絶対にここがいい！」と即決したのは、このキッチンを見たからです。

ひとりの生活はやっぱり寂しくなることもあって、それまで以上にさらに寝つきが悪くなる日もありました。
でも、あの大好きなキッチンで、小さな作業をゆっくり進めている、その一つひとつの過程が眠りに導いてくれていたのだと思います。

寝る前の儀式を作ってみる

今の生活になってから、そういえば、寝る前の儀式がなくなっていたなあと気づきました。

夫が終電近くの時間に帰ってくるので、真夜中はあわただしく、食事の用意をしたり、後片づけをしたりで、気づくと1時や2時を回っている。
そういう生活リズムが原因かもしれません。

一方、学生時代。
眠れないときのホットミルクやスープ作りだけでなく、父が毎年送ってくれる自家製の梅酒をほんのすこし飲んだり、ストレッチをしてみたり、アンティークのランプの灯りだけにしてみたり。

思い返してみると、そういう小さな《儀式》がたくさんあったのです。

眠れない日に限らず、毎日無理なく取り入れられる、そんな小さな儀式を3つ考えてみました。

○甘くないホットミルクまたはほうじ茶を飲む
○深呼吸する
○あしたのテーマを考える

最近読んだ、松浦弥太郎さんの著書『暮らしのヒント集2』にこんな一文がありました。

ベッドに入る前にリラックスタイムを過ごしましょう。静かに音楽を聴いてもいいし、読書をしてもいいでしょう。習慣は条件反射になって、睡眠を助けます。

寝つきの悪いわたしだからこそ、毎日無理なく取り入れられて、ぐっすり眠れる助けになってくれる、そんな《習慣》を探してみたいと思います。

▼twitterでも聞いてみました。

飲みものや体を動かすことを儀式にしている方が多いようです。

いただいたアイディアからいくつかピックアップしてご紹介します。

まゆろべぇ@muhu_goma
@Rinca_Yukishiro 私は、ゆっくりと深呼吸をします！（一分間に三回くらいのペース）そのときに腹式呼吸と胸式呼吸を交互にすると更に自律神経とかに良いそうです。#とっておき家事
2016/02/19 20:32:57

べそこ@まとめNGです@besokono
@Rinca_Yukishiro 私の(やらなきゃ気持ち悪い)寝る前の習慣は「股割」です。以前はブリッジもしていました。寝付きが悪い時には「間接照明にラジオと温かい飲み物と鼻で深呼吸」。何より寝付きが悪い日も受け入れて過ごすようにしています。参考になれば…！#とっておきの家事
2016/02/19 03:22:02

明後日のとっておき家事・予告

2月25日のとっておき家事は、

お菓子づくりセットの見直し
http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/23348579.html

です。

いろいろな料理が載った、図鑑タイプの料理本が大好きです。
その中でもスイーツのコーナーを見るとわくわくします。馴染みのあるクッキーやプリンだけではなく、どんな味がするんだろう？とわくわくしながら綺麗なお菓子の写真を見るのが好きでした。

おしゃれで美味しいお菓子作りの引き出しがたくさんある人に憧れがあります。

ですが、やはり手作りおやつはわたしにとってハードルが高いようです。

工程のすくない、シンプルなお菓子を極めていく。
それがわたしには一番合っているのかもしれません。

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▼トラコミュを作ってみました。
「暮らしを少しずつ整えていく」。そのためにしていることがあればぜひ教えてください。
明日のためにできるシンプルなこと

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