どこかへ置き忘れてきた、可憐なこころを探して。

2016年06月08日 22:56

「明日お客さまが来るから、帰りにコンビニでお菓子をなにか見繕ってもらえないかな？」

新生児の娘を連れて都心まで買いに行くのはむずかしく、また、ネットで頼むには時間が足りない。

そんな夜、夫にそう頼んだら、レーズンサンドやフロランタン、ひと口サイズのチョコレートなど、コンビニで売っているけれどきちんと見えるお菓子をいくつか買ってきてくれました。

キットカットやチョコパイのようなものしか思いつかなかったわたしの口からは「…センスいいね」の言葉が自然と飛び出していました。
そして、こんなふうに夫のいいところを伝えるのは、いつ以来なのだろう？と、ふと思いました。

きのうの誕生花はホワイトレースフラワー。花言葉は「可憐な心」です。それにちなんだとっておき家事、テーマは「可憐な心を取り戻す」でした。

＊とっておき家事とは?
毎日その日の記念日や誕生花、あるいはその時期にやっておきたい家しごとなどを1日1つ行なっていくものです。内容は、いわゆる家事だけでなく、季節イベントの準備やお付き合い、家族と楽しく過ごす工夫、家族との向き合い方・・・など幅広く設定しています。

夫と出会ったのは17歳の夏のこと。今年でもう10年になります。

長いこと友だちをやっていて、おつきあいしてからも早い段階で「家族」のような安心感が芽生えた一方、いわゆる「ときめき」のようなものは、どこかに置き忘れてきてしまったようです。

娘が生まれた今はもっとそう。

「一人の男性」としてではなく、夫であり、娘の父親としてしか見られないような感じがして、その安定した感じが嬉しいような、でもなんだか寂しいような。

夫に対して今感じる信頼感はそのままに、すこしだけ、昔のみずみずしい気持ちを取り戻したい。そんな気持ちでやってみたのは、「気持ちを伝えること」そして「いいところを探すこと」。

「好きな人」から「夫」になった彼に気持ちを伝えることは、わたしにはとてもむずかしい。でも、せめて「ありがとう」「ここがすごいね」「頑張ってるね」。そういう言葉を自然に口にできるようになりたい。そのために少しだけ意識してみよう。

そんな気持ちで過ごした6月7日でした。

6月7日のとっておき家事：
１．パートナーのいいところを3つ探す
２．ありがとう探しを意識して過ごす
３．いいところ探しを意識して過ごす

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