「ーー5分だけ。
床をそうじする以外に、一日5分だけでいい。
いつもやらないところを片づけたり、そうじしたりしてほしい。
それだけでいい」

新居に移り住んで数ヵ月。24歳のころ、夫に毎日のように言われていた言葉です。
何度そう頼まれても、わたしにはどうしても出来ませんでした。

過去部屋02

今は一日1時間くらいそうじの時間を作れるようになりました。
散らかしぐせは変わりませんが、どんなにひどい状態でも、20分あれば元通りになります。

neko20160913

そんな未来があるなんて当時は思えず、罪悪感と自己嫌悪でいっぱいで、それがさらにわたしの「やる気」を奪っていったものでした。

きのう、9月24日(清掃の日)の家事は《おそうじルールのメンテナンス》でした。日々家事、七色の家事、日付家事、それぞれの内容や頻度を見直してみました。
きょうのブログでは、冒頭のお話の続きを書いてみようと思います。

*とっておき家事とは?
毎日その日の記念日や誕生花、あるいはその時期にやっておきたい家しごとなどを1日1つ行なっていくものです。内容は、いわゆる家事だけでなく、季節イベントの準備やお付き合い、家族と楽しく過ごす工夫・・・など幅広く設定しています。


どうして「5分」ができなかったんだろう?

最初は「これだけでいいから」と頼んでいた夫でしたが、何日経っても、何週間経っても、変わるどころか、どんどんひどくなっていく部屋の状態に嫌気がさしたようでした。

「こんなことも出来ないのなら、きっと職場でも仕事ができないんだろうね」

夫はぽつりとそう言いました。

「そんなことないよ」と否定し、わたしもいらいらして、色々と言い返しました。

"事務作業に限定すれば”ですが、仕事は得意だといえます。
(※コミュニケーションがからんでくるものは壊滅的にダメなので、仕事全般と言われると得意とは言えません...)

「もういい。
家がこの状態で、仕事ができるなんて信じられない」

夫はため息をつくと、ソファに横になってしまいました。

「・・・はあ、こんな汚い部屋で一生過ごしていかなきゃいけないのか」

わたしも、なにもしていなかったわけではありません。
図書館で本を借りて、片づけやそうじのやり方を調べて、一つひとつ試していました。

でも、きょうはうまくいっても明日はダメ。きのうはできたのに、今日はできない。その繰り返しで、結局なにも変わらなかったのです。

自分が悪いことは分かっていましたが、どうしていいか分からず、胸がぎゅっと締め付けられるような感じがしました。

すぐに夫の寝息が聴こえてきました。

ひとり取り残されたわたしは、
「…やっぱり仕事はできなくはない、と思う。職場の机だってすごく綺麗だ。でも、…じゃあどうして家ではだめなんだろう?」
と考えました。


仕事と家事


ーー仕事のときはどうしていたっけ?

少しずつぼんやりしていく眠たい頭の中で考えました。

はじめて覚えることはノートにしっかりとやり方をまとめていたはず。それから、自分なりに噛み砕いて、毎日のチェックツールを作る。Excelで「やること」と「チェック欄」をまとめた表を作成し、印刷して、毎朝それに沿ってこなしていく。

チェックツールは作業が増えたり、効率化して減らせたりしたら、その都度メンテナンスをする。そして、それが要らないくらいになったら、仕事を覚えた、ということ。

「ああ、この作業が面倒だなあ。後回しにしちゃうなあ」と思ったら、その作業を素早く終わらせる方法を考える。どこで引っかかっているのか、ショートカットキーやマクロで時短できないか、どんなスキルを身につけたら手早く進められるようになるのか。

いきなり仕事に手をつけるんじゃない。
初めてのときと、困ったときは、一度立ち止まってじっくり考える。

ーーそうだ、わたしはたぶん、その都度「今からどうしよう」と考えを巡らすのが苦手で、大きらいなんだ。


家事にも時短スキルが使える


それが分かってから、仕事と同じように家事の効率化を考えるようになりました。

たとえばやることリストを作ること。
これはデジタルとアナログを含めると、もう20種類以上試しています。カレンダー、手帳、スタンプカード、Evernote、Excel自作シート、シール帳...。
ずいぶん試行錯誤しましたが、あと少しで「完成」しそうです。

根本的な性格を把握すること。
ものすごくナマケモノなのに、それでいて完璧主義という厄介な性格。苦手な時間は午後、得意な時間は朝起きてすぐと、帰宅後すぐ。一度座ると動けない。

「やることがあらかじめ決まっていて、手順が見える化されている」と、寝起きの頭でもぱっと身体が動く。そのためのチェックツールを作っていこう。

細分化して考えてみること。

家事をカテゴリ別に分けてみると?
さらにそれを細かく見てみると?
「洗濯」だって、①洗濯ものを仕分けする ②洗剤を入れて洗濯機をセットする ③取り出す ④干す ⑤取り込む ⑥畳む ⑦しまう と7工程にも分かれる。
このなかで苦手なのはどの部分だろう?


"家事は女性ならだれでもきちんと出来るもの”
"「妻」なら「母」なら出来て当たり前”

そんなふうに思われることって社会ではたくさんあると思います。
そしてわたしにも、そういう固定観念が無意識のうちにありました。
だから、できないことが苦しいし、恥ずかしかったのです。

そんなふうに「当たり前にやろう」と思うからできなかったのかもしれません。
不器用なわたしには、仕事を一つずつ覚えていくのと同じように、一歩ずつの努力が必要だったのです。

きょうは3食きちんと作れました。
部屋は生活感があるけれど許容範囲です。
洗濯は2回できました。

無意識に家事をこなす方にとっては、ごく当たり前のことかもしれません。
でも、何一つできなかったころのわたしからすると、幻のような生活を今送れているのです。

ちなみに。
ーーほかにも、基本的なことだけじゃなくって、たくさん出来たことがあります。

夫がいただいてきたベビーカーの手入れをしている間、部屋を片づけ、娘とたくさん遊んで、ゲーム機に詰まった埃をかき出したり、パソコンのキーボードを綺麗にしたりしました。

きのうの「明日の地図」で描いたように、きょうは夕方の散歩ができました。


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▼もっと具体的な家事スキルは一歩ずつ、身につけようと思っています。
家事貯金で、一歩ずつ階段を上がっていこう



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わたしのように「家事ができない」「何から手をつけていいか分からない」という方に今おすすめするなら...。
家事本だけでなく、ビジネススキルを磨くような本を一緒に読むといいと思います。

わたしがビジネス書を読んでいたのは学生時代なので、どれがおすすめだったのか覚えていませんが...

▼こういうのも良さそうです。



「段取り」「メモ」「整理」「残業0」「時間術」などのキーワードで探していくといいかもしれません。
買う前に目次をチェック。役立ちそうな情報はあるでしょうか。

気になるものがあったら何ページか読んでみます。いろいろな本を読みましたが、大切なことは冒頭数ページだけで、あとは事例がだらだら書いてあるだけの本も中にはあります。

できれば「スキル」がぎゅっと凝縮された本を探すのがおすすめです。


▼今すぐにできることの一つ「スリークエスト」。

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▼さらに詳しく読む

時の日にちなんで、スリークエストを始めてみませんか?



▼細分化した家事の一例。
曜日ごとに楽しく小分け家事をする方法「七色の家事」についてはこちらへ。(※中山庸子さん考案です)

七色の家事ですこしずつ、しっかりと家事をこなす。



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最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日になりますように。

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