今年一年を振り返るのに「本」をツールとして使うと楽しいです。しかも、考えやすくなります。

去年やってみてよかったので、きのう、12月23日の家事は《今年のYearBookを3つ選ぶ》をテーマにしました。

イヤーブックとは


造語なのですが、カレルチャペックの紅茶「イヤーズティー」からヒントを得て。

“Year Book(イヤーブック)”の本来の意味は、「年鑑、年報、卒業アルバム」。意味的にもイメージするものに近いかなと思ったのでつけてみました。

選び方のルール


  1. ジャンルは問わない

  2. 今年読んだものに限らない

  3. 「今年を表す」がポイント


まとめ方のルール


  1. 「今年を表す3冊の本」を選ぶ

  2. その本と今年の様子についてのキャッチコピーをつける

  3. エピソードを400字以内でまとめる(できれば来年の抱負も)


料理の工程をていねいに守った今年 『満月』

『キッチン』の続編である「満月」。なんと、わたしの生まれた年の本!

キッチン
吉本 ばなな
福武書店
1988-01



主人公のみかげは、「料理」をすることが好き。プロを目指して料理研究家のアシスタントをしているのですが、アシスタントになるまでの数ヵ月の描写に、こんな一節があります。


私のネックは性格のがさつさにあって、ちゃんとした料理にそのことがあれほどマイナスになるとは考えてもみなかった事だった。温度が上りきるのをちょっと待てなかったりとか、水気が全部切れるより前に作ってしまったり、そんなささいな、と思うことが結果の色や形にきちんと反映して、びっくりした。

『満月』 吉本ばなな
「そんなささいな」と思うことを、すべて適当にやってきていました。今年は細かい手順まできちんとできるように努力したつもりです。

そして、細かい部分をていねいにすると、仕上がりのおいしさが全然違う。この手順にはこんな意味があるのか、と一つずつ学ぶことのできた一年でした。

きょうは、生まれてはじめてケーキに挑戦。



本とは真逆だったので自戒の念をこめて『乙女の教室』


もう一度読み返したい1冊があります。買って手元に置いておきたい。
それは美輪さんのエッセイ『乙女の教室』。

乙女の教室
美輪 明宏
集英社
2008-08-26


読んでから何年たってもたまにふと思い出すのは、この本のなかで紹介されているシャルル・ペローの童話のこと。

口にする言葉美しさや優しさによって、幸せにも不幸せにもなってしまう。
そんなお話です。

今年の後半は、いやなことや、辛いことがたくさんありました。
また、「がまんする」のをやめていたこともあり、口からどんどん不満や文句や愚痴があふれてきていました。

自分はすっきりしましたが、それを聞いた人はどうだろう?
すごく恥ずかしくなりました。

しかも無意識だったわけではなく、意識のうちの1%くらいに「ああ、今、すごく嫌なことをしている」という感情があったのです。
それでもやめることはできなかった。吐き出してラクになりたかったからです。

自分のことが、さらにきらいになりました。

でも、ただ悩んでいても仕方がありません。
恥ずかしい自分のことも忘れずに、少しずつでも、こころを磨いていく。それだけが今できる唯一のことです。

そしてそのためになにをするのか? そのヒントも、この一冊のなかにありました。

1.優しい言葉をつかう 
「人間は生まれてから死ぬまで、言葉中で過ごします」

「ステキなブラウスを選ぶように、すてきな言葉を使いましょう。
  ネックレスやイヤリングをつけると同じように、優しい言葉を使いましょう。
  乙女あなたには、美しい言葉遣いが似合います」

2.「他人様」の目を持つ
「自分中に“他人様”目を持つは、とても大事なこと。
 今自分は第三者からどう見えるか、常に意識してごらんなさい」

この2番めは、いつも夫に言われていることなんです。

わたしはいつも「主観」でしか物事を見ていないのだと。

「たとえばそれを言ったら相手がどう思うか。それを考えてから言わなきゃいけない。ずっとがまんするのもよくないけれど、言うのはここぞというタイミングでだけ。
言わなきゃいけない場面っていうのがある。それ以外で言うのはよくない」

これもすごく耳が痛かったです。

自分のことがきらいだと、毎日のたのしさが半減します。ふとしたときに思い出すからです。

実は、人に嫌なことをされた記憶よりも、「した」記憶のほうが忘れられません。
子どものころのことでも、うそをついて人を傷つけてしまった記憶など、今でも思い出して隠れたいような気になることがあります。

これもこの本の言葉だったかもしれません、「誰も見ていなくても自分だけは見ている」。ほんとうにそうで、いやな言い方をする自分を、外側から見ている自分がいます。

来年は自分に恥ずかしくない生き方をしたいです。

初心にかえってノート作りを






この数年は「書くこと」から離れていました。「モノを増やさないためにデジタルで管理しよう」と思ったのです。

でも、夢ノートに限らず、手書きでかくのが好きだし、いろいろなメリットがあります。

ひたすらノートと向き合った一年でもあったように思います。


この「イヤーブック」選び。
子どもが大きくなったら、一緒にやってみるのも楽しそうです。ふだんはしない会話のきっかけになるといいなあ。


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今日も素敵な1日になりますように。


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