これまでにも何度も書いていますが、一度片づけた部屋がリバウンドしてしまう。これは悪いことではないと考えています。

リバウンドする原因は、今確認できているもので3つです。

(1)収納がしまいにくかったり、取り出しにくかったりと「使いにくい状態になっている」
(2)「ライフスタイルが変わった」ことでものが増えたり取り出しにくくなったりした
(3)「ものが増えた」ので収納におさまりきらなくなった



わが家にも、いつでもすっきり片づいている場所と、リバウンドしてしまう場所があります。

たとえば洗面台下収納は、入れるものと個数がきちんと決まっているため、リバウンドすることはありません。
以前はすっきりしていた食器棚。娘の離乳食グッズが増えたことでリバウンドしました。

今日、1月12日のとっておき家事では「もやっとつぶし」として《キッチン収納を見直す》をテーマにしました。

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今日のとっておき家事ノート


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「おかあさんといっしょ」の人形劇「ガラピコぷ~」のコーナー。このなかで、お片づけの話があったのが印象に残っています。

片づけの苦手なうさぎの女の子・チョロミーに、ロボットのガラピコがやり方を教えてあげるのです。そのときに、大切なのは「なかま分け」だといいます。

整理収納の考え方にもある「グループ分け」。同じ意味でも「なかま分け」って言葉はあったかくていいなあと思い、ノートに取り入れてみました。

今回したのは、すでに完成している収納の見直しです。
キッチン収納のなかの「なかま分け」を見直しました。たとえば、乾物が収納からあふれてしまったので「ごはんのおとも」と「汁もののおとも+その他」の2種類に分けてみたり。娘の離乳食調理セットを作ったり。

今回は収納グッズが決まっているので、同じものを買うだけにとどめました。

小さなことですが、ここを見直せると暮らしの快適さががらりと変わります。



365日のとっておき家事 Story 『幽霊の花嫁修行』

1月12日 にんじん、行きな


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http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/20162017.html





「今日は課外授業をしましょう」

紫鶴子さんが言った。花夜子がうたた寝をしていたからだ。昔から満月の日はあまり起きていられない。

彼女がいなければたぶん、夕方まで眠っていたと思う。不思議なもので、昼寝をして見る夢は、現実と間違うくらいにリアルだ。色もにおいも感触もあり、そのなかで「次はどうしよう」とか「こんなことを言ったらきらわれるかな」とか、ふつうに考えている。

「いいですか、外ではわたくしに答えてはいけませんよ。不審に思われますからね。メモも取らなくて大丈夫です。見て、触れて、頭で覚えましょう」

昼間のスーパーに来たことはあまりなかったけれど、こうして見ると、赤ちゃんを連れた人が多い。赤ちゃんはいつでも泣いているイメージがあるけれど、みんなおとなしくしている。

花夜子も数か月後には、ああいう生活になるんだ。言葉ではわかっていても、実感がともなわない。

「花夜子さん、今日は野菜の選び方の話をしましょう。
でも一つだけです。たくさんお話ししたらわからなくなってしまいますからね。どの野菜がいいですか?」

きゅうりにキャベツ、レタス。ここのスーパーは値段が少し高い。だからか、野菜はどれもみずみずしくておいしそうだし、同じように見えた。

少し迷ったけれど、花夜子はにんじんを指差した。スウの好物だからだ。

「にんじんですね。
美味しいにんじんを選ぶこつは3つあります。

ひとつめは色。赤みの濃い、みずみずしいものを選びます。

次に表面のなめらかさ。くぼみのないものを選びましょう。

最後に茎の切り口です。スーパーのにんじんは大体こういった形で、葉も茎もなく売られていますよね。そういうときにこの切り口を見ます。軸の部分が小さいほどやわらかくておいしいんですよ」

花夜子はにんじんを手に取って見比べてみる。
こっちのはすごく赤い。奥のにんじんは切り口が茶色になっている。

「茎の切り口が茶色になっているのは、収穫してから時間が経ったものですよ。つまり、あまり新鮮ではありません」

手元にある人参を見てみると、表面がつやつやしている。茎の軸も小さい。

「これがいい」

思わずつぶやいていた。
スーパーの野菜売り場で、おばさんたちがにんじんを手に取っては悩んでいるのを見て、花夜子は「どう違うんだろう?」と思っていたものだった。

でも、3つだけチェックするポイントがあって、それを見ていけばいいんだ。
花夜子に今いちばん足りないものは、こういう知識なのだろう。

「花夜子さん待って。買うのは1本だけにしましょう」

「どうして?」

「安いからと3本セットのを買っているのだと思いますが、花夜子さんは、いつもにんじんをだめにしてしまうでしょう」

「にんじんを使った料理が思いつかなくて、使い切れないの」

「まあ! たくさんありますよ。
千切りにしてお味噌汁やスープにさっと彩りを添えられますし、細めの千切りにして、オリーブオイルと酢と塩、胡椒を混ぜたドレッシングで和えて、レーズンを入れたサラダもおいしいんです。バターグラッセもいいですね、それから...」

「紫鶴子さんって、ほんとうにお料理が好きなのね」

花夜子がいうと、彼女ははっと口元をおさえた。それから少し照れたように「実はわたくし、料理人になりたかったんです」とはにかんだ。 帰ってから、記憶の新しいうちにメモにまとめた。

「色と、なめらかさと、切り口。いなき、いきな…『にんじん、い(色)き(切り口)な(なめらかさ)』って覚えよう」

「まあ、語呂合わせですか」

紫鶴子さんが驚く。

「テストじゃないんですから。そんなにガチガチに覚えなくても」

「それだ! ねえ、紫鶴子さん、お願いがあるの」

「お願い、ですか?」

「うん。あのね、毎週テストをしてほしいの。家事のテスト。覚えたことをきちんと頭に入れられたかどうか」

「テストが好きなんて、花夜子さんって変わってるんですね。わたくしの教え子たちが聞いたらびっくりするでしょうに」

紫鶴子さんがくすくす笑う。
家事のテスト。うん、いいかもしれない。これなら花夜子でもきっと覚えられる。



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