備蓄食と備蓄水の準備。とっておき家事をスタートした2015年から取り組んでいますが、なかなか思うようにできません。

予算と収納場所が限られているためです。そこをどうカバーするか悩みつつ、今年も見直しを進めました。

今日、1月17日(阪神淡路大震災のあった日)のとっておき家事は《備蓄食・備蓄水の確認》でした。



今日のとっておき家事ノート

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備蓄食や備蓄水は、きちんと計算すると「これじゃあぜんぜん足りない!」と驚きます。備蓄水は、クロネコヤマトのクロネコポイントがたまったので交換して入手します。これはヤマネコさんのブログで知ったこと。

災害時用「水」ストック、半年に一度無料で。 - ネコハウス


防災系の情報は、企業の無料PDFを活用すると便利です。私はプリントアウトしたものを家事ノート用バインダーにまとめてしまっています。
チェックリストなどが備えつけてあるものも。過去の防災記事のどこかで紹介しています。

離乳食のストックがむずかしいと思いました。2ヵ月ごとに段階も変わっていくし、基本的に手作りしているからです。
とはいえ、備えとしてベビーフードを購入してみました。インフルエンザが流行っているので、私が動けず、作れなくなったときようでもあります。

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手作りしつつ備えとしてのベビーフード(BF)を活用していく。そのための方法を3つ考えました。

①ローリングストック方式で、3日に1度くらいBFを使う
②BFをソースなどとして少しずつ活用する
③なるべく使わず、何事もなく過ぎたら、大人のごはんにソースやあんかけとして活用する

去年までとは備蓄食の揃え方が変わりました。
まったく考えていなかったので、この機会に振り返れてよかったです。


365日のとっておき家事 Story 『ヒロインの親友』

1月17日おむすび


▼0話目から読む
http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/20162017.html




「エリカ、これ持っていって」

あわただしく身じたくをしていると、航くんが小さな包みを差し出した。

「おむすび。弁当に作ったのが余ったから」

ずっしりと重たい。男の子の食べる量だ。

「ありがとう、行ってきます」

心からの笑顔だった。
実家を出て以来、だれかに「いってきます」なんて言ったことはなかったから、このところ、毎朝すごく幸せな気持ちだ。

でも、玄関を出て、冬の、鼻につんとくる冷たい空気を吸い込むと、仮面が剥がれ落ちるように笑顔は消えていく。
表情の変化が自分でもわかるくらい。

満員電車に揺られる。男の人が後ろに密着している。この人、毎朝いる。振り返らずに手を振り払う。
電車を降りる。波に流されるように、改札まで運ばれていく。
改札を抜けて、今日は地下から行く。太陽をあまり見たくない。

オフィスの入り口を抜け、エレベーターの列に並び、IDカードをかざして社内に入る。早めに来たからまだあまり人はいない。「おはようございます」と出した声は宙に消えた。誰も目線を上げない。

手ぶくろを脱ぎ、ファーマフラーを外して、コートをかける。マグカップに焙じ茶のティーバッグを入れて給湯室へ行く。

お湯を注ぐ。話し声がする。同期の子たちが二人、合コンの話をしながら入ってきた。私と目が合うと表情を凍りつかせて、忘れものを装って出て行った。

ティーバッグを出す。きれいな琥珀色になった。
壁に寄りかかって、ひと口飲む。上を向く。大丈夫、涙は落ちてこない。
鼻をぐすっとすすり、もうひと口飲んで、オフィスに戻る。

廊下で彼とすれ違う。一緒にいた同僚が私をきっと睨みつける。そして彼の背中を押して足早に去っていく。

旅行から戻ってきた人がいて、それぞれの席におみやげらしきお菓子がひとつずつ置かれていたけれど、私の机にはなかった。

仕事が回ってこなくなった。仕方がないので、オフィス内の整理をしたり、誰かに手伝うことがないか尋ねたり、業務に関係のある分野を勉強したりする。いつも誰かが私のほうを見てひそひそ話している、ような気がする。

気づいたらぼーっとしてしまい、電話を取るのがワンテンポ遅れた。隣の先輩が「こっちはこんなに忙しいのに電話を取らなきゃいけないとかうける」と毒づく。こちらを見ずに、キーボードを叩く音だけが大きくなった。

12時になった。だれよりも早く会社を飛び出す。コートを抱え、ヒールのまま小走りに大通りを走る。

日比谷公園に着いた。ひと駅さきだから、ここなら会社の人はだれもいない。
ベンチに腰かけて、立ち並ぶビル群を眺める。隣に座るリクルートスーツに身を包んだ女の子たちが「こういうところで働けたらかっこいいよね」と、目をきらきらさせていう。

熱いコーヒーを口に含む。今日は砂糖を入れなかった。

紙袋を開けると、大きなおむすびが3つ入っていた。ひとつはごま塩。もうひとつは薄焼きたまごで包まれていて、最後のひとつは海苔がまいてあった。

おむすびとはいっても、結構凝ってる。もしかして、私のために作ってくれたのかな。

海苔のまかれたおむすびに、かぶりついた。中身は筋子だった。母さんがよく作ってくれたのと一緒。

目の奥が熱くなって、鼻がつんとした。次の瞬間、涙があとからあとからあふれてきて、おむすびを持つ手を濡らした。
泣いているのに気づかれたら恥ずかしい。私は拭うことをせず、そのままなにもなかったように食べた。おしゃべりに夢中なんだから、きっと気づかないはず。

「あの...」

隣の女の子たちだった。

私は顔を上げることができなかった。

目の前に、白い、レースのハンカチが差し出された。

女の子たちは、にこっと笑い、会釈をして、ビルのほうへ歩いていった。

判断力の鈍ってきた頭のなかで「今日、はじめて航くん以外の人と話した」と思った。ここのところ、会社に行っても、かかってくる電話の相手以外と話すことはない。

航くんのおむすびはほんとうにおいしかった。薄焼きたまごのおむすびは、中身がソーセージ。ごま塩おむすびには、梅干しが入っていた。

食べ進めるごとに涙が止まらなくなって、お昼休みが終わっても、私は会社になかなか戻ることができなかった。



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