実は、この年になるまで、子どもと関わったことがほとんどありません。だから、恥ずかしながら、自分の子どもとでも遊び方がよくわからなくて困っていました。

歌をうたってみたり、絵本を読んだり。次はどうしよう? と悩みます。

でもここのところ、児童館に行ってみたり、私が寝込んだときの備えとして相性のいいベビーシッターさんを探したりして、子どもとの関わりをお仕事になさっている方を間近で観察したことで、少し遊び方がイメージできてきました。

▼ワンオペ育児なので、私が風邪を引いたら大変なことに。フローをまとめました。

風邪を引いたときの対策をフローにしてみる



今日、1月19日(のど自慢の日)のとっておき家事では《(子どもと一緒にうたいたい)新しい歌を覚える》をテーマにしました。

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今日のとっておき家事ノート

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児童館で保育士さんに遊んでいただける時間が30分ほどあります。そのときは、ある程度決まった「枠」があるのです。

まずは歌いながら自己紹介。次に手遊び。その日のテーマの遊び(布遊びとか)をして、絵本。最後に歌。ご挨拶。

こんなふうに、遊び方にも順序が決まっています。

これを参考に、私なりの「枠」を作って遊んでみました。すると、これまでよりずっとラクに、そして楽しく遊べました。

今日のとっておき家事は「歌」がテーマ。
いつも「なにを歌おう」と迷います。そこで、童謡のタイトルを調べながら、歌えるものを書き出してみました。

もっとありそうですがひとまずこれだけ。そして、歌詞があやふやなものもあるので、それは遊びながら調べて覚えていくのが課題です。

この枠を決めてからの遊びは、前より(私自身が)ずっと楽しいです。心なしか娘ももっと笑ってくれるようになりました。


上達への近道

余談ですが、「プロ」に学ぶ(から学び取る)って、上達への近道なんじゃないかなあとこのごろ思うのです。

児童館での保育士さんの遊び方を見たのもそうですが、ベビーシッターさんと過ごしたことはとても大きな収穫がありました。

今後寝込んだときのための「お試し」だったので、在宅時に利用しました。間近で見ながら、子育ての悩みについてもいろいろ相談に乗っていただけて、シッターさんが来てからの数時間で、娘ができることが3つ増えました。

さらに教えていただいたのは、離乳食のこと、今の月齢に合わせてやったほうがいいこと。娘の性格やくせ、それから寝かしつけのこつなどたくさん。いらしていただいてから娘もどんどん成長していきましたし、わたし自身も育児の知識がちょっと増えて、気持ちがラクになりました。

子育てのことは基本的には自分で調べたり、手探りでやっていくしかないように思います。でも、調べ方さえわからなかったりすることもあります。

そういうときに、子どもとたくさん関わってきた「プロ」の方から学ぶことができると、気が楽になるかもしれないと思いました。

次は家事代行をいつか頼んでみたいと思っています。

というのも、「家事を回していくこと」は楽しく、ラクになりましたが、「家事スキル」が高いとは思えないからです。きれいに掃除をするコツ。料理のコツ。在宅時に利用できるサービスがあれば、そういうのを間近で見て、家事の秘訣を学び取りたいと思います。


365日のとっておき家事 Story 『ヒロインの親友』

1月19日 ドライカレー


▼0話目から読む
http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/20162017.html



航くんがカレーを作ってくれるという。てっきり、いわゆる「カレーライス」を想像していのだけれど、出てきたのは野菜チップスが乗ったおしゃれなキーマカレーだった。

「そうか、カレーといってもいろいろあるのね」

私がしみじみと言うと、彼は可笑しそうに「当たり前じゃん」と言った。

子どものころ大好きだった実家のカレー。年齢が上がるにつれて甘いのがきらいになった。中学生ごろからまたカレーをおいしいと思うようになったから、今思えば、母が味つけを変えてくれたのだろう。

うちのカレーは、れんこんが入っていた。お肉はとり肉であっさりとしていて、ちょっと和風の味だったっけ。
家を離れてからもう10年近く経つので、きちんと思い出せないし、再現しろといわれたらたぶん無理だと思う。

こういう「家庭の味」こそ、教えてもらうべきだったのだと、センチメンタルな気分になった。

私には年の離れた姉がいて、私は遅くに生まれた子どもだった。だから、両親はもう70歳近いのだ。
あと何回実家に帰れるんだろう。何度母のごはんを食べられるんだろう。そう思ったら無性に泣きたいような気持ちになってきた。


時々、過去の、日常のなかのどうでもいいようなシーンを思い出すことがある。
その中の一つが、木に登って夕焼けを見ているところだ。

私の家の裏には神社があり、そこは子どもたちの遊び場になっていた。

ご神木ではないのだけれど、境内を囲むように植えられた木のなかで、ひときわ太く、大きなものがある。

勉強ばかりで運動のできなかった私でも、その木は枝を伝ってなんとか途中まで登っていけるのだ。

近所の子たちがみんな帰ったあと、門限のぎりぎりまで、私はその木の上で、一人きりで過ごすのが好きだった。

田舎だから家々の屋根は低く、遠くの山の陰に沈んでいく夕日がよく見える。夕日を溶かしたように、太陽のまわりから少しずつオレンジ色が蜜のように広がっていく。

季節はどんなだっただろう。 素足にショートパンツを履いていたから夏かもしれない。時折風が吹いてきて、長く伸ばしていた髪をくすぐるように揺らした。

夕日を見ながら私はいつも考えていた。早く大人になりたい、と。もっと広い世界を見てみたい。自分一人の足でしっかり立ってみたい。

大人たちは「子どものころに戻りたい」とばかり言うけれど、私にもそんなことを思う日がくるんだろうか。

でも、…そうだ、思い出した、これは夏休みの最後の日の記憶だ…、でも、夏休みが始まったと思ったらいつの間にか今日なのだから、少なくとも、気づいたらおとなになっていた、と振り返る日がくるのだろう。
あのとき確かにそう思った。そして、それは正しかった。気づいたら大人になっていた。

私は今でも「子どものころに戻りたい」とは思わない。でも、ふるさとや家族、少女時代を過ごした家のことは恋しくて、今すぐにでも飛んでいきたいような気分に狩られることがある。

今夜もそうだ。

とはいえ、やはり後戻りはできないのだ。いやなことがあったら自分ひとりで解決していくしかないし、私は昔からそれを望んでいた。強くならなければいけない。
色々なことを乗り越えてきた点においては、自分のことはそんなに嫌いではない。

航くんのキーマカレーはおいしかった。野菜もたっぷり入っていて、トマトとにんにくが効いていて、今まであまり食べてこなかったカレーの味だ。
これからもこうして、いろんな新しいものに出会っていく。

過去を懐かしむ気持ちは消せないし、そのせいで痛くなる胸もどうしようもない。でも、こういう出会いのことは、しっかり見つめて、目に、頭に焼きつけていきたい。



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