苦手なことのひとつが「新しい料理を覚えること」です。

でも、とっておき家事を使って、何日かに1度、1日1つのメニューだったら覚えやすく、管理もしやすい。

そこで今日、1月21日(「森のたまご」の日)のとっておき家事では《たまご料理のレパートリーを増やす》をテーマにしました。


今日のとっておき家事ノート

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和食のレシピは、いつも「白ごはん.com」さんで調べています。工程やちょっとしたこつなど、ほんとうに丁寧に書かれていてわかりやすい、お気に入りのサイトです。

これは以前試してかんたんで美味しかったのですが、どこにメモしたのかわからず、作らなくなっていたので、きちんとメモして仕込みました。

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1分くらいで仕込みは完了。たまごかけごはんにして食べるのが楽しみです。

去年までは会席料理の教室に通っていました(実技は無し)。
基本的には「身の丈にあったこと」をするようにしていますが、とっておき家事と同じで、素敵だなあと思うものに触れるのも大事だと思うのです。

娘がいるので教室に通えなかったところ、こんな漫画を発見。

サチのお寺ごはん 1 (A.L.C. DX)
かねもりあやみ
秋田書店
2015-11-16


教室で教えてもらったこともいろいろ載っていて、読んでいたら和食をきちんと作りたくなりました。

Kindleを導入してから、手軽だし、場所も取らないので、ついつい本を買ってしまいます...。
「浪費」にならないよう、暮らしに役立てていきます。


▼今朝の朝食。しわくちゃ。アイロンをかける余裕がほしいです...

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これにめかぶを加えて、地味な一汁二菜に。きのうのとっておき家事で砂抜きしておいてしじみのお味噌汁、無事に貝も開き、おいしくいただきました。

でも、砂抜きをしたあとで、「4時間程度の砂抜きでいい」とか、「産地によって真水か塩水かが変わる(今回は青森県産だったので本来は真水でするべき?)」など、新しい情報を発見してちょっと焦りました。が、問題なくおいしかったので、このまま続けていきます。

▼たまご、すごくおいしかったです。

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365日のとっておき家事 Story 『ヒロインの親友』

1月21日 スクランブルエッグ


▼0話目から読む
http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/20162017.html




朝が来るたびに、殴られたかのような鈍い頭の痛みと、胸や胃がきりきり締めつけられるような辛さが出るようになったのはいつからだっただろう。身体が重くてなかなか起きられないし、化粧をするのでさえものすごく疲れる。

それに比例して、航くんが早起きになった。
目を覚ますとパンの焼ける香ばしいにおいが漂ってくる。朝は大体いつもパンとたまご料理とスープ。たまご料理は、スクランブルエッグとオムレツ、目玉焼きのローテーションだ。

ありがたいけれど嫌でもあった。朝食をいっしょに食べていると、ほろりと涙がこぼれそうになるからだ。

本当は彼に言わなければいけない。もう部屋に戻ったって大丈夫なのだと。それでも、一人になるのがつらくて、私は言い出せずにいる。

会社でのことを、彼は訊かない。毎日無事に帰ってくるのだから、千字教団に狙われているわけでないことには気づいているだろう。本当は迷惑なのに「出て行け」と言えないだけかもしれない。でも、あとひと月、いや、一週間でもいいから、ここに置いてほしい。 気づくと彼にすがるような、依存しているような、そんな生活になっていて、われながらぞっとする。

せめて、態度に出さないようにだけは気をつけている。泣かない。弱音を吐かない。甘えない。

久しぶりに早く起きられた今日は、スクランブルエッグを作ることにした。婚約して両家の顔合わせをしたときに泊まったホテルの朝食をまねた、とろとろのスクランブルエッグは私の朝の定番メニューなのだ。

たまご1個に牛乳が大さじ1。塩、胡椒、パセリを加えて混ぜる。フライパンにバターを入れ、弱火でゆっくりとかき混ぜる。固まらないときは、少しだけ火を強めて混ぜ、すぐに火を止める。予熱で火を通す。チーズを入れてもおいしいし、気分でトマトを加えることもある。

むずかしいのは火加減だ。まだ完ぺきに調整できたわけではなく、火を強めたり弱めたり、今も試行錯誤している。とくに、トマトを加えたときは失敗することのほうが多い。過程をメモして、実験ノートのように「おいしい」を追求している。

それにしても、今日はなんて天気がいいのだろう。東京の冬は、ふるさとの春の気候に似ている、とテーブルに朝食を並べながら思う。上京してからもうすぐ十年が経つというのに、いまだに雪のない冬には慣れないのだ。

でも、例年ならうきうきしてくるはずのこの春めいた空気でさえ、今はどこか澱んでみえる。
冬眠して、そのまま目が覚めなくてもいい。そんなふうに暗いことを考えてしまうのだった。航くんが起きてきた。私は口の端をきゅっと上げて、彼に「おはよう」と言った。



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