母と話していると、レパートリーの種類がまったく違うことに驚きます(たぶん、お互いに)。母は和食と家庭に伝わってきた料理が多く、私は洋食とお肉料理。とくに一品もの。

とはいえ、「いつでも、おんなじ味の、おいしい」料理と言われると、・・・うーん。おいしくできたときと、そうじゃないときがあります。

レパートリーの確認もふくめて、今日、3月7日のとっておき家事では《生活研究:洋食の定番を知る》をテーマにしました。



今日のとっておき家事ノート

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きのうと同様に、左の縦軸に料理名を、横軸は「私が作れるか(おいしく作れるか)」「夫が好きな料理かどうか」を記入してみました。

洋食のレパートリーが多い、なんて思っていたのですが、こうして書き出してみるといまいちです。とくに「おいしく作れるもの」が少ないのが残念なところ。

献立を決めるのに、いまだに迷うことがあります。「毎日ごはんのヒント集」があるので、迷ったらそこを見ればいいのですが、どうしても「なにか新しいものを作ってみたい!」という欲がむくむく湧いてくるのです。

そういうときはこのページを開いて、夫が好きなもので、まだ作ったことのないものを試してみる。いいアイディアが浮かびました。

こうして書き出してみると、作ったことのない料理が意外と多くありました。どうして作ったことがないのでしょうか。考えてみると、だいたいは「夫婦どちらかの好みからずれている」が理由でした。

二人とも好きなのに作ったことのないものは試してみる。
自分だけが好きなものも覚えたい。

得意料理なのに夫はきらいなクリームシチュー。分量研究も完ぺきで、理想のシチューができあがったので、たまに食べたくなります。

だから、朝煮込んでおいて、夜までひとりで食べる。そして余った分を(じゃがいもをよけて)冷凍しておき、一人のときの昼ごはんにしたりしています。

ハヤシライスソースオムレツ

ハヤシライスも同じように冷凍しています。そのまま食べてもいいのですが、オムレツにかけてオムハヤシにするのも絶品。レシピは『魔法使いの台所』から。これ、ほんとうにおいしいです。




まだまだ献立作りや料理が得意だとはいえません。いつかは胸を張って言える日がくるといいのですが。



365日のとっておき家事 Story 『ヒロインの親友』

3月7日 家を探す



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辞めます、と伝えても、会社ではだれも嫌な顔をしなかった。もうみんな私のことを持て余していたのだろう。

ちくちくと痛む胃のかわりに、私は笑顔を貼りつける方法を覚えた。そしてその習得した技術で、最後のほほ笑みを向けた。溜まっていた有給があるので、あと数日行けばもうここにさよならを言えそうだ。
でも、責任感がないと言われてもいい、もう、ここに足を踏み入れることはいやだった。だから、それきり、最後にした。

エントランスを抜ける。空を見る。ビルとビルの間の、切り取られた狭い空を雲がゆっくりと進んでいく。大きく息を吸い込むと春の気配がする。ああ、こういうものは、久しく忘れていた。


会社にいるのが辛くなってきたころ、私は、自分の持っている業務のすべてをマニュアル化することにした。どうせ仕事を回してもらえないのだから、ただ待っているよりだったら、次に進む準備をしようと思ったのだ。

それぞれの業務は、使う画面をその都度キャプチャしながらマニュアルにする。パソコンにあまり詳しくない人でも、見たらわかるように、難しい言葉を使わずにすませる。

やりとりをしていた人のリストを作り、どんな関係なのか、連絡先について、そして話してきて気づいたことなどをまとめたものも作った。

最後に、自分の持っている業務のすべてをまとめた一覧表を作った。
頻度、いつやるのか、どこに入っているどんなファイルを使うのか。関係する人はだれか。これ一つですべてわかるようなものだ。

印刷してそれを上司に渡し、残りのファイルはひとまとめにして、机の上を片づけた。いつかはこうなるだろうと思っていたから、少しずつ私物を持ち帰っており、書類を裁断して処分するくらいで事足りた。


会社のすぐそばまで、航くんが来ていた。春から入社する会社で用があったのだという。ぱりっとしたスーツを着て、髪も黒く染めていた。

「じゃあ、行こうか」と彼が手を出す。私は、少し考えてから、左手でそっとその手に触れて、うつむいて、歩き出した。


航くんが来てくれたあの夜、彼は言葉通り、私を「迎えに」来てくれたのだった。
あれからたった4日ほどしか経っていないけれど、私の人生の、すべてが変わった。付き合ってさえいなかったというのに、私たちは結婚することにしたのだ。

結婚すること。一流企業で働くことよりも憧れていたけれど自分にはなかなか縁遠いと思っていたこと。婚約解消したばかりだったこと。年がずいぶん離れていること。彼は今年からやっと社会人になるのだということ。

結婚しない理由はたくさんあった。
でも彼は、そのへんに散歩に行こうというようなノリで「早めに家を探そう。落ち着いて眠れる家」と言った。

「同棲だなんて」と、私は口ごもった。

航くんはきっとこちらを見て「じゃあ結婚ならいいの?」ときいた。びっくりして口が開いたままになっている私の顔を見て彼はくく、と笑うと、「なんだ、今度は誘導じゃなかったのか」と答えた。

「俺はエリカと一緒にいるのが楽しいし、これからもそうしていきたいと思う。だから、結婚しようよ」

結婚しない理由をいくら並べ立てても、それが本心ではないことなんてすぐに見抜かれるのだろう。そして、次にそうやって嘘を口にしたら、彼は引き下がっていく。そんな予感がして、私は柄にもなく本心に従うしかなかったのだった。



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