娘と外を歩いていると、近ごろ、花や葉っぱを指差すようになってきました。もう少し大きくなったらいっしょに「これは何の葉っぱかな?」と話をできたら楽しいだろうなと思います。

そのときに備えて、今日、8月8日(日本記念日協会認定の「葉っぱの日」)のとっておき家事では《自然観察について考える》をテーマにしました。



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父が買ってくれた『ピーターラビットの自然観察』という本が好きでした。四季それぞれの自然の観察アイディアが載っていた絵本(だと思います、確か)。

田舎暮らしだったけれど「こんなに自然はないぞ」とついに実現に至らなかったのが残念ですが、もっと身近なテーマでできることがあれば。そんな楽しみを探しています。

今日のとっておき家事ノート

いつかやってみたい「植物観察」のアイディアを考えてみました。
・テーマを決めて観察する(赤い花を探す/花びらが5枚の花を探す)…難易度★

・観察の手引きを作っておく(帰ってから調べるための特徴、たとえば花びらの数など指標となるものって何があるだろう?)…難易度★★

・植物図鑑を作る…難易度★★★

植物図鑑を作るのは続かない気もするけれどいつかやってみたいことの一つ。

先日、素敵なノートをいただいて、何に使おうか迷っていたので、サンプルを作ってみました。薄い色の紙に描いて貼って、説明をつけます。

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これは色画用紙を切っているのですが、厚みがあるので、ノートが膨れてしまいそう...
薄紙で良いものがあるといいな、と思っています。

左ページに貼ってあるメモは、このノートに書いていきたいことたち。
いきなり書いて失敗するともったいないので、とりあえずメモを貼っただけ。

子どものころに身近にあった植物というのは、かわいくなくても、雑草でも、なんだか特別に感じられます。

今の住まいのまわりに咲く花や草は、ふるさとでは見たことのないものばかり。そうしたものを娘といっしょに一つひとつ覚えていくのもすごく楽しそう。



365日のとっておき家事 Story 『ヒロインの親友』

8月8日 境界

▼0話目を読む/1日1話目安で更新しています
http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/20162017.html




「こんなことを言うと、また嫌な気持ちにさせてしまうかもしれないんだけどね」と貴美恵は切り出した。

「花夜子のこと、小学生のころはすごく苦手だったんだ」

「どうして? 花夜子って美人だし、それでいて優しいじゃない」

「そうね、たぶん、妬んでいたんだと思うの」と、貴美恵はうつむく。
「とても恥ずかしいことなんだけどね。私って自分に自信がないの。エリカももちろん知っているとおもうけれど、私はかわいくないでしょう。
今はメイクなんかがあるから、それなりに見られるようになってるとは思うんだけど」

私はほうじ茶ラテを口にふくんだ。この1週間で何度貴美恵に会っているのだろう。
毎回、帰る前に次の約束をしてくれるのが、学生時代の気軽な感じに戻ったような気がして、少しだけうれしかったのだ。大人になるとお互いに踏み込まなくなるから。

だから、いつものカフェで、いつもと同じ、店の一番奥まったところにあるソファ席に腰かけ、いつもの飲みものを頼むのは、なにか意味があるような気がした。

「私たちのクラスはね、先生がちょっと変わってて。テストが終わったら自由に過ごしていいっていうシステムだったの」

「え、どういうこと?」

「テストを終わらせるでしょう、で、終わった人から先生に答案を持っていくの。そうしたら、あとは静かにさえしていれば自由なの。絵を描いてもいいし、本を読んでもいい。寝てたっていい。そのために教室にはたくさん本が置かれていて、それを自由に読んでいいことになっていたのよ」

「確かに珍しいね。でも、早く終わった人にとっては楽しいだろうな。やり甲斐もあるし」

「そう。先生は、そのやり甲斐を考えて作ったシステムだと思う。
でもね、プレッシャーでもあったのよ。まだ問題を解いているときに、後ろのほうから終わった人が抜けていく。解くのが遅い人にとってはすごく緊張するし、集中力も削がれてしまう」

私はふと思い出した。そういえば、貴美恵は確実に物事を進める人だけれど、ゆっくりこつこつにといった感じで、早く結果を出すのは苦手だったっけ。

「クラスで一番最初に答案を出すのは花夜子だった。次が優くん。
花夜子の解く速さはほんとうに尋常じゃなくて、テスト開始から5分ほどで終えてしまうの。そして無遠慮に列の間を抜けていく。

あたしって、自分でも嫌な性格だと思うのだけれど、そういうときに『ああ、この人は女王様気分なのかな』って感じたわ。自分の頭の良さを見せつけたいんじゃないかって」

「それは... 花夜子に限ってないよ。
まあ、良くないことではあるんだけれど、配慮が足りなかったんじゃないかな。花夜子って妙に抜けてるところがあるから」


貴美恵にはそう言ったけれど、そのときの話は、家に帰ってもなんとなく尾を引いた。
私は花夜子に憧れているし、素敵だと思うし、好きだと思う。でも、女同士だから、たまにもやもやした気持ちになってしまうことも、無いわけではないのだ。

私はバッグの中のものを一つずつ出し、財布から抜いたレシートの金額をメモ帳に書いて破り捨て、小銭を貯金箱に入れ、財布の残りの金額を確認して決まった置き場所に戻した。
ポーチの中身も一度出して、空腹対策で食べたお菓子の包装紙を捨て、ひっくり返して軽くほこりを払い、口紅と鍵はそれぞれの場所にしまう。バッグもきれいにし、クローゼットに戻した。

外はじっとりと暑くて、すっかり汗ばんでしまったので、すべて脱いで、ものによってはネットに入れ、洗濯機へ。シャワーに直行して、使ったタオルなどもいっしょに入れて、スイッチを押す。

ひと通りの"帰りしごと”が片づいたら、気持ちは晴れていた。濡れた髪をタオルで押さえながら、カーテンを開けてみる。きれいな夕焼け。夕日は見えないけれど、向かいのマンションを金色に染め上げる光が、その美しさを物語っていた。

夏の夕方って、どうしてこんなに切なくなるんだろう。
私は毎年、そんなことを思っている。わくわくするはずの夏。何かが始まりそうな夏。もしかして、そういう「変化」の兆しに不安があって、こういう、どことなく足元がおぼつかないような気持ちになるのだろうか。

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最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日になりますように。


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