今日、3月13日のとっておき家事では《家事に名前をつける》をテーマにしました。

名前のない家事は、忘れがちな傾向にあります。それは「家事」としての意識がないから。
無意識のうちに後回しにしたり、忘れたり、気づいていなかったりします。その改善策として、今回は「家事の名づけのコツ」をテーマにしました。

新刊『もっと動ける私になる! 魔法の家事時間割』(扶桑社)のコラムでは【名もなき家事】についての、私の考えを書いています。
そちらをお読みいただいた方向けの、より実践的な内容として参考になれば…と思います。

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きのうの記事では、ベッドメイキングについて書きました。

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今でこそ、朝一番の大事な仕事として認識していますが、昔の私は、朝起きてから、ふとんを直そうと思ったことがありません。

転機は『赤毛のアン』を改めて読み返したこと。少女時代のアンが、ベッドメイキングをするシーンの丁寧な描写に心惹かれました。「ベッドメイキング」という単語を知ってはいましたが、口に出すどころか、頭の中でも使っていませんでした。

なんとなく「ベッドを整える」という程度でしょうか。

あくでも主観ですが、このように「~を~する」という、動詞の形になっている作業は、あまり頭に残らないような気がします。

todoリストに「ベッドメイキング」と書き込み、また、きちんとベッドを整えることですっきり過ごせるとわかったこと。
それによって、私ははじめて「ベッドを整える」作業を、「ベッドメイキング」という一つの、小さいけれど大事な家事として認識するようになったのだと思います。



*目次*
 今日のとて家事ノート
 みんなのとて家事3選



今日のとっておき家事ノート
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新しく増えてから、名前をつけずにいた家事たちに命名しました。

袋セットというのは、猫砂やおむつを入れる防臭袋を、使いやすくしておくこと。

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そのままだと、取り出して、ずるずると何枚も出たのを戻し、袋の口をあけ…といくつか工程が必要になりますが、このようにまとめて作業しておくことで、ワンステップで取り出せるようになります。




さて、私が思う名づけのコツは「名詞」にすることです。
自分だけがわかればいいので「ちょっと変なネーミングかな?」と思っても構いません。

「~セット」「~チェック」「~準備」「~確認」などがよく登場する語尾です。


慣れない方はぜひ、「スリークエスト」(著書や過去記事参考)をやってみてください。時間術として使えるだけでなく、名づけのトレーニングとしても有効です。私が「名もなき家事」を「家事」として認識していく作業は、これが大きかったと思います。

▼サンプル



ただし、「動詞だからダメ」ということではありません。それできちんと動けるのであれば、何も問題はないのです。

▼おまけ

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生活感がありますが、家を出る前には、これくらいの状態にするように心がけています。
定位置に戻せれば一番いいのですが、片づけるそばから子どもが散らかしていくので、時間がなくなって無理なときは詰め込むだけでも。
帰ってきたときに散らかっていると、それだけでやる気が奪われてしまいます。


さて、この作業にも名前があります。それは「(部屋の)リセット」。
「出かける前」「リセット」このキーワードがいつも頭のなかにあることで、すぐに動くことができます。




今日の #できたこと探し ハイライト

◎彩りきれいなお弁当を二人分作れた
◎午前中、1時間ほどだらだらしても児童館につきたい時間に間に合った
◎キャベツと厚揚げのミルク味噌スープがおいしかった
◎いつもと違うたらこパスタソースを使ってみた
◎七色の家事をいくつか先取りできた




みんなのとて家事3選

遅咲きの梅、いいですね~! 私ももう一度見たかったです。

フラワーアレンジメントって憧れます。私も玄関のリース(※造花ですが)を季節によって変えています。が、すっかり忘れていました…! この時期は良いのがないので、新しく作るのもいいな、と思いました。

カフェだと誘惑がないのではかどりますよね。フレンチトーストおいしそうで、うらやましいです。





365日のとっておき家事 Story『√365』


▼0話目/目次
http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/route365/0.html


次回の更新は月曜日予定です。



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【著書】---暮らしをラクに楽しくするヒント集---

もっと動ける私になる! 魔法の家事時間割
三條 凛花
扶桑社
2018-03-09
三條凛花の魔法シリーズ、第2弾です。この本を読むと「今すぐ動ける」ようになります。その方法として
今すぐできるものから、じっくり問題解決するものまで、合計5つの「魔法」をご紹介しました。
中でもメインテーマは「家事の時間割」です。1作目でご紹介した「スケジュール」とは違い、1日の流れを確認するための表。時間に縛られる必要はありませんが、時間の波にうまく乗ることで、スムーズに家事が捗ります。


365日のとっておき家事: もっと暮らしやすい家と時短のしくみづくり (単行本)
三條 凛花
三笠書房
2017-12-08
この本を読むと「やりたいことがたくさんあるのにうまく回らない」という悩みが解決します。1日にひとつだけ、少し特別なことをするのです。これを「とっておき家事」と呼びます。でも、それを続けていくためにはこつがあります。そこで、とっておき家事をどなたでも続けやすいようにメソッド化し、今日やりたい家事テーマがすぐに決まる"公式ガイドブック"としてつくりました。


時間が貯まる 魔法の家事ノート
三條 凛花
扶桑社
2017-03-02
この本を読むと「考えない、探さない、迷わない暮らし」を手に入れることができます。暮らしや家事にまつわる情報をすべて1冊のノートにまとめるのです。作るのに時間は必要です。でも、1度作ってしまえば、何度も調べ直す必要がなくなります。この本では、まとめ方のこつと、まとめておくと便利なことを実例を交えてご紹介しています。\重版! 6刷です/


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【Q&A】 ---このブログについて---

Q. このブログは、どんなブログ?

このブログのキーワードを3つに絞るとしたら、「とっておき家事」「ノート術」「時間術」です。
私が「とっておき家事」で行った内容と気づきがおもな更新内容です。なるべく読みものとして楽しんでいただけるよう、心がけています。

Q.だれが書いているの?

三條 凛花(さんじょう りんか)といいます。整理収納アドバイザー1級の資格を保有しています。コラムやエッセイを書くのがおもなお仕事です。
ほんの数年前まで、足の踏み場もない部屋に住み、日々の家事もままならない状態でした。そこから自力で脱出し、人並みに家事ができるように。今の私にとって、家事とは「心を整えるツール」と呼べるくらい、かけがえのないものになっています。(もちろん、面倒だ!と思うときもありますが)
そのため、このブログでは掃除術やお料理術などを紹介することはほとんどありません。家事そのものというよりも、どうしたら家事が楽しくラクになるのか? というヒントを日々研究していくブログだとお考えください。

Q.とっておき家事とは?

とっておき家事は、1日ひとつ、ふだんの家事に加えて少しだけ特別なことをするものです。「家事」とついていますが、どこまでを「とっておき家事」と設定するかの線引きは自分で決めます。私は「家事=イエのコト」とし、家で行うこと全般や家族のことなど幅広く取り組んでいます。さらに詳しく知りたい方は、著書『
365日のとっておき家事』をご覧ください。また、ほかの方の実例はtwitterのハッシュタグ「 #とっておき家事 」をご参照ください。

Q.とて家事ラボとは?

「とて家事ラボ」は、とっておき家事に挑戦してみたい読者さんをサポートするために作った無料のグループです。次回の募集は2018年12月です。


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最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日になりますように。



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