この記事では「夫用の一時置き収納スペース」を片づけたお話と、ちょっとした片づけのtipsをご紹介しています。




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一時置きスペースを作っておくと、部屋が散らかりにくくなるので便利です。わが家では、自分用だけでなく、夫用の「一時置き引き出し」も用意してあります。

ただ、一時置き場を作るときに注意しなければいけないことがあります。
それは、こまめに「リセット」すること。
当たり前のようでいて、意外と難しいものです。


特に、自分以外の場合!

「片づけておいてね」と伝えて、やってくれるのであれば苦労はしませんが、そうではない場合が問題です。
(わが家もそう)

気がつくと、夫の一時置き場はこんなふうになっていました。

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自分の場所は自分で片づける。

もちろん、これがきちんとできることが理想。
でも、そのために相手を変えるのはかえって遠回りだと感じます。ストレスになるくらいならば、自分がやってしまうほうがいい。

一度きれいに片づければ、家族もしまいやすくなります。
次はもっときれいに使ってもらえるかもしれません。

そして、ガミガミ小言をいうより、自分で手を動かしたほうがとてもすっきりします。
ただし勝手にものを捨てることもできないので、家族のいる休日に片づけをはじめます。

(※これらは、結婚生活数年で得た、私なりの豆知識…! 自分が変わったほうが早いのです)


15分もかからずに、このようにきれいになりました。

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*目次*
 今日のとっておき家事 【家族の一時置きスペースの片付け】
   ┗まずは全部出しが基本
   ┗片づけのちょっとしたコツ
   ┗キャンドゥのラベルマステが便利
   ┗未開封のものをなくそう
 みんなのとて家事3選
 365日のとっておき家事Story 『気持ちの輪郭』



まずは全部出しが基本

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まずは、中身を全部出します。
ちょっと乱暴ですが、ひっくり返してしまいます。片づけはじめには、とにかく「勢い」が大切だと思うこのごろ。

同時に、ごみ袋と空き箱も用意しておきます。
このような狭い範囲であれば、空き箱は1つくらいでOK。この場所には戻さないけれど、捨てないもの(や、可燃ごみ以外のもの)を入れておきます。

片づけのちょっとしたコツ

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片づける過程で大切にしているのは、むやみに「新しい収納グッズを買わない」こと。とりあえずの片づけなら、元々その場所に入れてあった空き箱やケースを使ったり、隙間をうまく活用したりして、買い足さずに進めます。

統一性とデザイン性のある収納に憧れがあります。でも、それを叶えるには、手間と時間とお金がたっぷり必要!収納グッズだって、素敵なものはそれなりのお値段がします。1つだけ買えばいいわけでもありません。

だから、美しい収納は少しずつ、時間をかけて作っています。今すぐにすべてを変えなくても十分、と思っています。


キャンドゥのラベルマステが便利

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正式名称は覚えていませんが、キャンドゥで購入したラベルシールマステが便利です。
1~5までの数が順番に配置されているのがちょっとネックですが(すべてのものが5つになるわけではないため)、シンプルなラベルが簡単に完成します。

切って書くだけ。

ただ、黒地なので、黒地に対応したペンを使う必要はあります。


未開封のものをなくそう


Before画像には、未開封のケーブルが入っていました(画像中央)。
これを開封したのですが、後でわからなくならないように、ふせんで仮止めメモを作っておきました。

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みんなのとて家事3選










『√365』-こころの輪郭

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CharacterDesign & Illustration : イラストレーター・ねこがえるさん


▼0話目/目次
http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/route365/0.html



朝起きて、カーテンを引く瞬間が好きだ。窓をいっぱいに開けて、空気を入れ替える。ベッドメイキングは、ふっくら、ふんわりとする。

身じたくがすんだら、仕上げにエプロンをする。まずは夫と子どもたちのお弁当作り。彩りに栄養バランス、食べやすさも考えてメニューを組み立てる時間が幸せだ。

月曜日はバイト。
火曜日は内職。
水曜日もバイト。
木曜日もバイト。
金曜日はパン教室。

合間に、1円でも安いスーパーを探して、電動自転車で向かう。そうして捻出した、ひと月分の、自分用にと決めたお小遣いのほとんどすべてをパン教室に注ぎ込んでいる。

でも少し憂うつに感じるようになってきた。最近、同じ教室の御津川さんとのつき合い方に困っているのだ。

決して、悪い人ではない。
パン教室では新参者で、ほかの生徒たちとは金銭感覚も違う私にも、同じように接してくれる。ひとりでいると声をかけてくれる。帰りにお茶に誘ってくれる。

でも、彼女の言葉の端々に、もやもやした気持ちを感じることがあるのは、否めない。

「そうそう、そういえば、どちらの流派で茶道を習っているの? ……あら、習っていらっしゃらないの。どうして? ……まあ! ……そう、でも、ご主人にお願いしたらお小遣いをいただけるでしょう。話してみたらいいのよ。にっこり笑って伝えるのがコツなのよ」

御津川さんの微笑みは、春の日だまりのようにやわらかかった。そこに悪意は微塵もない。

私は血の気が引くってこういう状態のことを言うのかと思いながら、同時に、胸の芯のところがびりびりと熱くしびれていくのも体感していた。

パン教室に通うために、1ヵ月かけて夫を説得した。
決して、彼が意地悪なわけではない。私たちの家計を考えるとあまりにも贅沢だ。子どもが12cmのヒールを履くようなものなのだ。


そして、極めつけのひとことに打ちのめされたのは先月のこと。
その日、私たちの話題は、子どものお弁当についてだった。朝作るのが面倒だよねとか、メニューを考えるのがきらいだとか。だから、お弁当作りが大好きで幸せな時間だとは言い出せずにいた。

会が終わったあと、御津川さんと2人でお茶をした。私の1時間のアルバイト代と同じ値段のケーキを、ひと口ひとくち、ゆっくりと口に運ぶ。

「皆さんのお話、私にはよくわからなかったわ」と御津川さんが言った。「自分で作らなければいいのに」と続けた。

「家事をさせられているなんて、かわいそうだわ。自分の時間がなくなってしまうじゃない。すべて家政婦さんにお任せしたらいいのよ」



翌週から、御津川さんに話しかけられても、笑顔で接することができなくなった。
同じようなことを言われた人がほかにもいたらしく、気がつくと、彼女は孤立していた。でも御津川さんは、それにさえ気がつかずに、いつものように、にこにことしていた。

言葉にできないもやもやした気持ちは、夫にぶつけてしまった。大学時代からのつき合いである彼は、手慣れたもので、「なにがあったの?」と察したようだった。

それではじめて、自分が彼に八つ当たりをしたことに気がつき、謝り、そしてこれまでのことを打ち明けた。

話を聞き終えると、彼は、チラシの束(裏紙を使おうと私がとっておいたもの)とペンを差し出した。

「もやもやしてるから、いらいらするんだよ。もやもやの正体がわかれば、どうすればいいかわかると俺は思うな」

彼が眠ったあと、私は書き出してみることにした。私が知っている彼女のことを。

御津川さんは、
私より5つ年上。
専業主婦。
月曜日は乗馬。
火曜日はヨガ。
水曜日は茶道。
木曜日は華道。
金曜日はパン教室。

旦那さんが超高収入。
都心の海が見えるタワーマンションに住んでいる。
お嬢様育ち(少女時代の話を聞くとそう感じる)。
子どもが3人いる。
人と話すのが好き。
涙もろい。
情に厚い。
困っている人を放っておけない。
通いの家政婦さんがいる。
結婚してから10年、1度も家事をしたことがない。

書き出してみたら、私は、私の気持ちの輪郭が見えてきたことに気がついた。

そうか、私は、御津川さんの言葉「だけ」に怒っていたんだ、と。
それは自分が大切にしているものを、踏みにじられたような、悔しさからできた感情だ。だから、彼女を責めるような感情しか湧いてこなかった


でも、彼女は、彼女の価値観で生きている。家政婦さんにお金を払ってしてもらう家事を、同じ”妻”である私たちが無償でするのはかわいそうなことだ、と。
その考えは、彼女の環境では当然のことだったのだろう。無神経だったと思うけれど、やはり、そこに悪意はない。純粋な気持ちで言った言葉だ。

……そして、私は御津川さん自身を嫌っているわけではない。

ほっとすると、あくびが出た。気がつくと午前時を回っていた。
もやもやした気持ちの正体がわかったら、明日、私がするべきことがわかった。私の価値観を伝えること。私が家事を好きでやっていることを彼女は知らない。かわいそうだなんて言われたら、腹が立つ。でも、だからといって、御津川さんをきらっているわけではない。

こういう考えもあるって理解してほしい。否定しないでほしい。



自分の気持ちをひとことも告げないまま土俵を降りてしまうのは、フェアじゃない気がした。

どんなふうに切り出そうか考えているうちに、眠りに落ちていた。久しぶりに心地よい眠りだった。

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【著書】---暮らしをラクに楽しくするヒント集---

もっと動ける私になる! 魔法の家事時間割
三條 凛花
扶桑社
2018-03-09
三條凛花の魔法シリーズ、第2弾です。この本を読むと「今すぐ動ける」ようになります。その方法として
今すぐできるものから、じっくり問題解決するものまで、合計5つの「魔法」をご紹介しました。
中でもメインテーマは「家事の時間割」です。1作目でご紹介した「スケジュール」とは違い、1日の流れを確認するための表。時間に縛られる必要はありませんが、時間の波にうまく乗ることで、スムーズに家事が捗ります。





365日のとっておき家事: もっと暮らしやすい家と時短のしくみづくり (単行本)
三條 凛花
三笠書房
2017-12-08
この本を読むと「やりたいことがたくさんあるのにうまく回らない」という悩みが解決します。1日にひとつだけ、少し特別なことをするのです。これを「とっておき家事」と呼びます。でも、それを続けていくためにはこつがあります。そこで、とっておき家事をどなたでも続けやすいようにメソッド化し、今日やりたい家事テーマがすぐに決まる"公式ガイドブック"としてつくりました。


時間が貯まる 魔法の家事ノート
三條 凛花
扶桑社
2017-03-02
この本を読むと「考えない、探さない、迷わない暮らし」を手に入れることができます。暮らしや家事にまつわる情報をすべて1冊のノートにまとめるのです。作るのに時間は必要です。でも、1度作ってしまえば、何度も調べ直す必要がなくなります。この本では、まとめ方のこつと、まとめておくと便利なことを実例を交えてご紹介しています。\重版! 6刷です/


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【Q&A】 ---このブログについて---

Q. このブログは、どんなブログ?

このブログのキーワードを3つに絞るとしたら、「とっておき家事」「ノート術」「時間術」です。
私が「とっておき家事」で行った内容と気づきがおもな更新内容です。なるべく読みものとして楽しんでいただけるよう、心がけています。

Q.だれが書いているの?

三條 凛花(さんじょう りんか)といいます。整理収納アドバイザー1級の資格を保有しています。コラムやエッセイを書くのがおもなお仕事です。
ほんの数年前まで、足の踏み場もない部屋に住み、日々の家事もままならない状態でした。そこから自力で脱出し、人並みに家事ができるように。今の私にとって、家事とは「心を整えるツール」と呼べるくらい、かけがえのないものになっています。(もちろん、面倒だ!と思うときもありますが)
そのため、このブログでは掃除術やお料理術などを紹介することはほとんどありません。家事そのものというよりも、どうしたら家事が楽しくラクになるのか? というヒントを日々研究していくブログだとお考えください。

Q.とっておき家事とは?

とっておき家事は、1日ひとつ、ふだんの家事に加えて少しだけ特別なことをするものです。「家事」とついていますが、どこまでを「とっておき家事」と設定するかの線引きは自分で決めます。私は「家事=イエのコト」とし、家で行うこと全般や家族のことなど幅広く取り組んでいます。さらに詳しく知りたい方は、著書『
365日のとっておき家事』をご覧ください。また、ほかの方の実例はtwitterのハッシュタグ「 #とっておき家事 」をご参照ください。

Q.とて家事ラボとは?

「とて家事ラボ」は、とっておき家事に挑戦してみたい読者さんをサポートするために作った無料のグループです。次回の募集は2018年12月です。


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最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日になりますように。



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