この記事では、暮らしの中の困りごとを解決してくれる「探偵ノート」のつくりかたを詳しく解説しています。
用意するのはノートが1冊とペン1本だけ。
毎日継続する必要はありません。困ったときに開くだけで大丈夫。



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今日、4月25日のとっておき家事は《探偵ノート作り》でした。


*目次*
 1.用意するもの
 2.基本のつくりかた
 3.とっておき家事と組み合わせてみよう
 (おまけ)このノートが生まれた背景
 みんなのとて家事3選




1.用意するもの

用意するものは、ペン、定規、ノートだけ。

何でも大丈夫。
私が選んだのはこちら。

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自宅で眠っていた、フライングタイガーコペンハーゲンで購入したノート。これを選んだのは、いろんな色の紙が入っているので、色ごとにジャンル分けできそう、と思ったからです。

実際に使ってみた感じは…

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色分けされているのがとても良いのですが、対策が書ききれないのが悩み。
だから、この「探偵ノート」に関しては、持ち歩いて出先で書くのがメインでなければ、大きめサイズのほうが向いているかもしれません。


2.基本のつくりかた

このノートは"探偵ゲームノート”です。簡単に言うと、問題解決をするノートなのですが、「問題」「対策」「改善点」…といった用語だと楽しくないので、このようなゲーム形式のノートにしました。

▼ノートのつくりかたを1枚の紙にまとめてみました。拡大してご覧ください。


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つくりかたまとめ
(言葉だとむずかしく感じられるため、上の図の捕捉としてどうぞ)

①上部に1本横線を引きます。
②その下を4分割します。
③困っていることを「(迷宮入り)事件」に設定し、事件タイトル欄に記入します。
④その事件によって何が困っているのか、自分の心情を「動機」欄に記入します。
⑤下部は左側を「事件の部」「解決の部」とそれぞれ設定してあります。
⑥事件の部には、事件の概要を記入していきます。
⑦解決の部には、トリック・道具・種明かしをそれぞれ記入します。



実際のノートサンプルがこちら。

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つくりかた画像の印刷用もご用意しています。

セブンイレブンネットプリントで無料配布します。
(印刷の仕方)セブンイレブンのコピー機で、予約番号を入力することで印刷できます。費用は印刷料金のみで、私がいただくことはありません。
■予約番号:26836853
■印刷期限:2018/5/1



3.とっておき家事と組み合わせよう

この「探偵ノート」のなかにあるプロセスは、私が日々のとっておき家事で行っていることとほぼ同じです。

このノートの位置づけは、全体像の把握。問題に対してたくさんの解決策を出し、その解決策を実際にひとつひとつ実行するのを「とっておき家事」として行っていきます。

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こうしたノートの形式で集約したのははじめてですが、とっておき家事ノートのほか、裏紙やメモ帳などを使って、こうした一連のプロセスをくり返してきました。

その際の「やりにくかったポイント」などを改善すべく作ったノートだからこそ、「これはとっても効果的だ」と、自信を持って言えます。
試してもらえたらうれしいです!


(おまけ)このノートが生まれた背景


困りごとや悩みごと。
それは生活していく上で、どうしても、日々増えてくるものです。


一つひとつは小さなことでも、放っておくと、「なんだかうまく回らないな」という状態が積み重なっていき、いつの間にか身動きが取れなくなってしまうことも。

私が近ごろ困っているのは、やるべきことや好きなことに費やす時間をせっかく貯めたのに(※『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)や『もっと動ける私になる! 魔法の家事時間割』(扶桑社)参照))、疲れて動けなくなってしまうこと。

結果的に「時間もやる気もあるのに、家事以外のやるべきことが終わらない」「自分の時間が持てない」というフラストレーションが溜まっていました。


一過性の疲れだったり、無理したりしているのであれば、もちろん休みます。
でもそうではありません。

本格的なイヤイヤ期に突入した娘との暮らしでうまくいかないことが増え、それをそのままにしてあるからなのです。私の疲れは「うまくいかないことへの疲れ」「時間がかかることで消耗する体力」なのです。

(※なお、わが家は平日ワンオペ育児、夫は深夜帰宅。互いの両親はものすごく遠くに住んでいて頼れる人は周りにいません)


このごろは、家事ひとつとっても、ふだんの倍ほどの時間がかかります。
着替えをいやがる娘を追いかけ、おむつを履かせるだけでも時間と気力がたっぷり必要で、出かけるのも憂うつ。
食事を残して果物ばかりほしがり、あげないと泣き叫ぶ。
歯みがきをいやがって逃げ回る。


これまで、①早起きした朝時間と、②娘が昼寝している時間と、③夜眠りについたあとを、自分の時間にしてきました。

でも、5時台に起きても「ママいない!」と娘が起きてしまう。
娘を昼寝させたら自分も疲れて動けなくなってしまう。
夜もまた同じです。寝かしつけと同時に一緒に寝てしまったり、早く寝てくれてもなんだかだるくて動けない。


トータルでみると「日々の疲れが消えない問題」なのですが、実際には「娘が着替えをいやがる問題」「昼寝をしない問題」「野菜を食べない問題」「娘の寝ている間を有効活用できない問題」など、小さな問題が積み重なっています。

着替えにむだな時間がかかるから、出かける前に終わらせられる家事が減り、夜家事が増える。
昼寝をしてくれないから、ずっと向き合うことで体力が削られる。
野菜を食べてくれないから、日々何度もメニューを検索したり考えたりする。

こうした自分がしんどいポイントや、娘とのコミュニケーションでうまくいかない部分を把握し、改善して、少しでもラクになりたい。


そうすれば疲れることもなくなります。
私の疲れは「何もままならずに時間がむだにかかること」による疲れだから。

そして、自分がラクになることで、こころに余裕を持ちたい。

自分に余裕がないと、娘や夫に優しくなれないときもあります。
優しく出来なかったらもっと自分がいやになります。


でも、そもそも「何に疲れているのだろう?」「どうしたらいいのだろう?」とわからなくなりました。そこで、思い立ったのが、娘の「イヤイヤ」一つひとつと向き合ってみよう、ということでした。

じゃあどんなふうに書く?
時系列で並べて… それぞれに対策を出して、結果をまとめて。
ああ、でもこれは「とっておき家事」でやっているようなことだなあ。
そもそも「とっておき家事」でやったものでも、同じテーマのものは経過観察していきたいな…

……などと、いろいろ考えを巡らせました。

だから、最初は「イヤイヤ(期対策)ノート」というタイトルで考えていました。
でも考えるうちに「これって、暮らしのなかのどんなことにでも対応できるんじゃないかな?」「自分と対話する感じ」「そして問題を解決して…」と、少しずつ変わっていきました。


内容そのものを端的に表すなら「問題解決ノート」になってしまう。これまでにも似たようなものを考えたことがあるけれど「課題」とか「対策」とか、かたい用語って、すっと頭に入ってこないのです。

どうせなら、楽しくなるネーミングがいいな。
そうしていろいろ類語を調べていたら、ちょうどコナンの映画が公開されていることを思い出しました。
ーー推理ゲームっぽくしてみたらどうだろう?


…こうして生まれたのが「探偵ノート」でした。

ネーミングの投票にご協力くださったみなさま、ありがとうございました!




みんなのとて家事3選







365日のとっておき家事 Story『√365』

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CharacterDesign & Illustration : イラストレーター・ねこがえるさん


▼0話目/目次
http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/route365/0.html


次回の更新は月曜日予定です。



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【著書】---暮らしをラクに楽しくするヒント集---

もっと動ける私になる! 魔法の家事時間割
三條 凛花
扶桑社
2018-03-09
三條凛花の魔法シリーズ、第2弾です。この本を読むと「今すぐ動ける」ようになります。その方法として
今すぐできるものから、じっくり問題解決するものまで、合計5つの「魔法」をご紹介しました。
中でもメインテーマは「家事の時間割」です。1作目でご紹介した「スケジュール」とは違い、1日の流れを確認するための表。時間に縛られる必要はありませんが、時間の波にうまく乗ることで、スムーズに家事が捗ります。




365日のとっておき家事: もっと暮らしやすい家と時短のしくみづくり (単行本)
三條 凛花
三笠書房
2017-12-08
この本を読むと「やりたいことがたくさんあるのにうまく回らない」という悩みが解決します。1日にひとつだけ、少し特別なことをするのです。これを「とっておき家事」と呼びます。でも、それを続けていくためにはこつがあります。そこで、とっておき家事をどなたでも続けやすいようにメソッド化し、今日やりたい家事テーマがすぐに決まる"公式ガイドブック"としてつくりました。


時間が貯まる 魔法の家事ノート
三條 凛花
扶桑社
2017-03-02
この本を読むと「考えない、探さない、迷わない暮らし」を手に入れることができます。暮らしや家事にまつわる情報をすべて1冊のノートにまとめるのです。作るのに時間は必要です。でも、1度作ってしまえば、何度も調べ直す必要がなくなります。この本では、まとめ方のこつと、まとめておくと便利なことを実例を交えてご紹介しています。\重版! 6刷です/


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【Q&A】 ---このブログについて---

Q. このブログは、どんなブログ?

このブログのキーワードを3つに絞るとしたら、「とっておき家事」「ノート術」「時間術」です。
私が「とっておき家事」で行った内容と気づきがおもな更新内容です。なるべく読みものとして楽しんでいただけるよう、心がけています。

Q.だれが書いているの?

三條 凛花(さんじょう りんか)といいます。整理収納アドバイザー1級の資格を保有しています。コラムやエッセイを書くのがおもなお仕事です。
ほんの数年前まで、足の踏み場もない部屋に住み、日々の家事もままならない状態でした。そこから自力で脱出し、人並みに家事ができるように。今の私にとって、家事とは「心を整えるツール」と呼べるくらい、かけがえのないものになっています。(もちろん、面倒だ!と思うときもありますが)
そのため、このブログでは掃除術やお料理術などを紹介することはほとんどありません。家事そのものというよりも、どうしたら家事が楽しくラクになるのか? というヒントを日々研究していくブログだとお考えください。

Q.とっておき家事とは?

とっておき家事は、1日ひとつ、ふだんの家事に加えて少しだけ特別なことをするものです。「家事」とついていますが、どこまでを「とっておき家事」と設定するかの線引きは自分で決めます。私は「家事=イエのコト」とし、家で行うこと全般や家族のことなど幅広く取り組んでいます。さらに詳しく知りたい方は、著書『
365日のとっておき家事』をご覧ください。また、ほかの方の実例はtwitterのハッシュタグ「 #とっておき家事 」をご参照ください。

Q.とて家事ラボとは?

「とて家事ラボ」は、とっておき家事に挑戦してみたい読者さんをサポートするために作った無料のグループです。次回の募集は2018年12月です。


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最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日になりますように。



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