ブーケ作りのイベントに参加しました。6年ぶりに花を飾って気がついたこと、教えてもらったコツの覚書についてまとめています。

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*目次*
 ブーケ作りの覚書
  ┗お花を長持ちさせるには
  ┗お花とつきあうルールを決める
  ┗お花を飾って気がついたこと
 『√365』- 古新聞のブーケ
 みんなのとて家事3選



ブーケ作りの覚書

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ブーケ作りの覚書をまとめました。
今回はイベントに参加して作ったのですが、こうした機会ははじめてでとても楽しかった。勉強にもなりました。

お花を長持ちさせるには

ブーケのお花は、もちろんそのまま飾れるわけではなくて、ほどいて、花瓶に入れる必要があります。
そうした切り花を長持ちさせる方法についても教えていただきました。

教えてくださった方は、市販の長持ちさせる薬剤も含め、いろいろと実験をしてみたそうです。そしてその結果、「毎日水を換える」というシンプルな方法が、一番長持ちするとわかったそう。

「きちんと手間をかけてあげることが、長持ちさせる一番の方法だとわかったんです」

という言葉が印象的でした。


お花とつきあうルールを決める

帰宅してすぐに、花を生けました。

そして決めたのは、毎朝起きたらすぐにお水を替えてあげようということ。
飽きっぽい私の場合、この「頻度決め」はきっと有効だと思いました。


お花を飾って気づいたこと

お花を飾るのは6年ぶりでした。
猫が来てからは、誤食が危ないし、花によっては香りだけでも害があると聞いてやめていました。花切狭や花瓶も、数年前に手放しました。

それまでは、部屋の中にお花を飾るのが贅沢であり楽しみだったのです。

諦めていたことですが、今回は、「猫が入れない部屋(洗面所)に飾る」という案で再開。これなら安心です。そして何よりの収穫は、洗面所に飾ると、すぐに水を替えられるとわかったこと!

そしてこれは余力があればだけれど、買ったお花のことをそれぞれ調べて、猫に害があるかもまとめられるといいな、と思います。

今日は少しずれたものの、お花ということで " #野の花組 (参考:"野の花組”に参加しませんか? ~植物図鑑のつくりかた~”の活動にしてみました。



▼その他の野の花組の活動:






『√365』-古新聞のブーケ

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CharacterDesign & Illustration : イラストレーター・ねこがえるさん

おまけで毎週月曜日に更新している1話完結の家事小説です。
▼0話目・目次はこちらへ。
http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/route365/0.html


「おねえさん、ほら、これあげるよ」

ふと顔を上げると、日に焼けた、頭に手ぬぐいをかぶったおばあさんが、新聞紙で包まれた花々を私に差し出していた。 じりじりと夏めいてきた日に焼かれながら、不意のことに戸惑い、ただぼうっと視線を合わせている私の手に、おばあさんは半ば強引にそれを握らせると、白い歯を見せて笑った。

「ほら、おうちに帰ったら、コップとか、なんでもいいから、水に入れてあげるんだよ。毎日お水を取り替えて。大事にしてやって」

おばあさんはそう言うと、手をひらひらと振りながら去っていった。

ーーなんだったんだろう。てのひらに押しつけられたものを見ると、中に入っていたのは、たくさんの野の花だった。
ふわふわした糸のようなピンクの花びらをした花。ああ、これはなんだったっけ、子どものころに道ばたで摘んだことがある。ヒメジョオンだったか、ハルジオンだったか、そういう花だった。それからたんぽぽ。それにオオイヌノフグリだろうか、でも記憶にあるその花よりも大きいし、ピンク色をしている。それと儚げな印象の水色の花。なずなの花を青く染めたようなもの。
ややあって、私は「よいしょ」と自分に言い聞かせるようにして立ち上がり、家に戻ることにした。


抱っこひものベルトをほどく。ようやく眠ってくれた娘を慎重にベビーベッドに下ろす。起きずにすやすやと寝息を立ててくれたので、ぐっと止めていた息をようやく吐き出した。

一人になったらやることが思いつかなかったので、さっきもらってきた花を生けることにした。 この家に花瓶はない。ふだん飲むコップに入れるのもなあ、と部屋の中をごそごそしていたら、紙コップが見つかったので、決してかわいいとはいえないけれど、それに入れることにした。

ぱらぱらとほぐすようにして花を入れて、水を張る。たったそれだけのことだけれど、部屋のなかがぱっと明るくなり、息づいたような気がした。

ああ、小さいころは、家にこうやっていつも花が飾られていた、とふと思い出した。 この家は殺風景だ。夫の趣味のモノトーンのインテリア。選ぶとき、私の意見はなにも取り入れてもらえなかった。
生活感のない部屋を作りたいと彼は言ったけれど、生後3ヵ月の子どもとの暮らしでは、そういうことも不可能で、気づくとあちこちに脱ぎ散らかした服があったり、洗い物が山のように溜まっていたり、洗面台もよごれたりしていた。外に出ていたのは、家にいたくないのと、抱っこ紐に揺られていれば娘が泣かないからだった。

ベビーベッドをのぞいてみる。ふっくらしたピンク色のほっぺをつん、とつつく。とても愛おしく思う。 でも、かわいいな、好きだな、と思う気持ちだけで子育てはやっていけないのだと知った。

子どもが生まれたらネイルはむずかしいかな、カフェとかいけなくなっちゃうな、映画館も諦めなくちゃいけないな……などと想像していたけれど、実際に生まれてみると、もっと基本的なことをがまんしなければいけなかった。 娘は四六時中泣いている。ごはんをゆっくり食べることもできなければ、夜にまとまった睡眠をとることもできない。
個人差があるらしく、同じ時期に生まれた、同じマンションの男の子は、生後1ヵ月から夜泣きをほとんどしなくなったと聞いた。


 ベランダに通じる窓にもたれるようにして、携帯に目を落としていた。なにを読んでいるわけでもない、ただ、文字を目で追っていただけだった。とにかくまぶたが重くて、手足がだるくて、なにも考えられなかった。

そうしていつしか、ひんやりした床の上にまるまって眠っていた。 眠ったのはほんの20分くらいだっただろうか。それでも、目を覚ますといくぶんすっきりした気持ちになっていた。


なんとなく、さっき飾った花を見に行った。散らかり、よごれた部屋のなかでそこだけが美しく、そして生き生きとしている。

すると、なんだか体の奥の方でうずうずする感覚があり、気がつくと私はゴミ袋を片手に持っていた。花瓶のまわりにあったごみや要らないものを、どんどん放り込んでいく。ごみがなくなったら、今度は汚れやほこりが気になった。

そして気がつくと娘が起きるまで、ずっと片づけや掃除をしていた。
いつものように「ああ、起きちゃった」と思わなかった。それがうれしくて、気がつくとぽろぽろと涙がこぼれ出していた。



「……以上が、私が”野の花アーティスト”になったきっかけです。おばあさんにもらったブーケの花たちが枯れてしまったあと、自分でも同じように野の花を集めて飾るようになりました。それをSNSに載せているうちに、いろんな方の目に止まり、今があるのです」

なんとか話し切った。舞台袖に隠れて、ほっと胸をなでおろした。「ママ!」と娘が駆け寄ってきた。私は思い切り抱きしめる。毎日が慌ただしく過ぎていく中で、 この子もいつの間にか4歳になっていた。



講演では話さなかったことがあった。おばあさんがブーケをくれた理由だ。

あのあと、おばあさんにお礼を言いたくて、公園で何度か待っていたものの、ようやく会えたのは秋口になってからだった。

私の顔を見ると、おばあさんはほっとしたような表情で「よかった」と泣き崩れた。 ずいぶんやせ細っていたし、事情がわからなくてびっくりして、一緒にベンチに腰かけ、話を聞いた。

おばあさんは、ふるさとから逃げてきたのだという。東京でシングルマザーをしていた娘が育児放棄をして子どもを死なせてしまった。ニュースにも大々的に取り上げられ、実家を特定され、家には毎日「人殺し」と書かれた紙が投げ込まれた。おばあさんの娘は、やがて、自ら命を断ったそうだ。

どこにも居場所がなくなり、誰も知らない東京に一人で出てきたばかりのころ、見つけたのが私だったらしい。 公園で所在なさげにうつむいていた様子に、最後に会ったときの、自分の娘の表情が重なったという。だから、なんとかして関わりを持とうと、あのブーケを作ってくれたそうだ。

ところが、その日の夜に緊急入院してしまい、ずっと気になっていたのだ、と。

自分がもっと娘に目をかけていれば。頼らせてあげれば。そう言っておばあさんは泣き崩れた。連絡先を教えてもらい、数日後に寄らせてもらおうと電話をしたら、すでに亡くなったと告げられた。


たった2度会っただけの知らないおばあさん。でも私の人生を軌道修正してくれたのは、家族でも友人でもなく、彼女なのだ。私もだれかにとって、そういう存在になれたらいい。そう思いながら、日々、花を生けている。

みんなのとて家事3選








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【著書】---暮らしをラクに楽しくするヒント集---

もっと動ける私になる! 魔法の家事時間割
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中でもメインテーマは「家事の時間割」です。1作目でご紹介した「スケジュール」とは違い、1日の流れを確認するための表。時間に縛られる必要はありませんが、時間の波にうまく乗ることで、スムーズに家事が捗ります。




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この本を読むと「やりたいことがたくさんあるのにうまく回らない」という悩みが解決します。1日にひとつだけ、少し特別なことをするのです。これを「とっておき家事」と呼びます。でも、それを続けていくためにはこつがあります。そこで、とっておき家事をどなたでも続けやすいようにメソッド化し、今日やりたい家事テーマがすぐに決まる"公式ガイドブック"としてつくりました。


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三條 凛花
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2017-03-02
この本を読むと「考えない、探さない、迷わない暮らし」を手に入れることができます。暮らしや家事にまつわる情報をすべて1冊のノートにまとめるのです。作るのに時間は必要です。でも、1度作ってしまえば、何度も調べ直す必要がなくなります。この本では、まとめ方のこつと、まとめておくと便利なことを実例を交えてご紹介しています。\重版! 6刷です/


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【Q&A】 ---このブログについて---

Q. このブログは、どんなブログ?

このブログのキーワードを3つに絞るとしたら、「とっておき家事」「ノート術」「時間術」です。
私が「とっておき家事」で行った内容と気づきがおもな更新内容です。なるべく読みものとして楽しんでいただけるよう、心がけています。

Q.だれが書いているの?

三條 凛花(さんじょう りんか)といいます。整理収納アドバイザー1級の資格を保有しています。コラムやエッセイを書くのがおもなお仕事です。
ほんの数年前まで、足の踏み場もない部屋に住み、日々の家事もままならない状態でした。そこから自力で脱出し、人並みに家事ができるように。今の私にとって、家事とは「心を整えるツール」と呼べるくらい、かけがえのないものになっています。(もちろん、面倒だ!と思うときもありますが)
そのため、このブログでは掃除術やお料理術などを紹介することはほとんどありません。家事そのものというよりも、どうしたら家事が楽しくラクになるのか? というヒントを日々研究していくブログだとお考えください。

Q.とっておき家事とは?

とっておき家事は、1日ひとつ、ふだんの家事に加えて少しだけ特別なことをするものです。「家事」とついていますが、どこまでを「とっておき家事」と設定するかの線引きは自分で決めます。私は「家事=イエのコト」とし、家で行うこと全般や家族のことなど幅広く取り組んでいます。さらに詳しく知りたい方は、著書『
365日のとっておき家事』をご覧ください。また、ほかの方の実例はtwitterのハッシュタグ「 #とっておき家事 」をご参照ください。

Q.とて家事ラボとは?

「とて家事ラボ」は、とっておき家事に挑戦してみたい読者さんをサポートするために作った無料のグループです。次回の募集は2018年12月です。


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最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日になりますように。



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