わが家の食卓に、生のとうもろこしが出てくるようになったのは2、3年前からです。それまでは「ゆで方がわからない」から買いませんでした。思い切って購入し、調べて、記録しておいたら、思いのほか簡単。毎年の楽しみになりました。
今日はそんな「とうもろこし」についてのお話です。

*目次*
 とうもろこしの思い出
 買った状態から食べるまでを見せる
 季節限定の野菜は「歳時記ノート」にまとめる
 まとめ
 みんなのとて家事3選



とうもろこしの思い出

「ママ、あまいの!」と、娘が急かします。
こぼれ落ちる実をお皿に乗せる前に、娘の手が伸びてきて、いたずらっぽい顔で笑いながら口に放り込みます。


とうもろこしの実をポロポロ外すとき、3つ、4つ、時にはそれ以上つながって外れたものを母は「けむし」と呼んでいました。

私はなぜかそれがとてもおもしろく、大好きで。だから、娘にも作って見せたらとても喜んでいました。そんな様子を見ていたら、懐かしい気持ちになりました。

買った状態から食べるまでを見せる

私の過ごし方は、ざっくりした時間割で決まっています。が、いつもそのとおりにいくわけではありません。
いつも通り児童館へ行き、お弁当を食べて、少し遊ばせて、家路についたところまでは順調でした。あとは買いものをしているうちに、娘がベビーカーで寝るはず。家についたら、ベッドに寝かせればいい。

そんな算段でした。ところが、家についたとき、娘の目はぱっちり。”梅雨籠り”が終わり、空っぽになった冷蔵庫のためたっぷり買い込んだ食材を前に、私は途方に暮れました。

娘の昼寝がないと、私には休む時間も、仕事をする時間も、好きなことをする時間もないからです。そうすると、疲れてしまって、夕方から動けなくなってしまう。

そこで、久しぶりに娘に聞いてみました。

「いっしょに、おりょうりする?」

娘は「わーい!」というと、踏み台を取りに走りました。

2歳でもできることはいろいろあります。今回はミニトマトの保存をまかせてみました。ミニトマトのヘタをとり、洗って、キッチンペーパーで水気をふいて、ヘタのあったほうを下にして保存容器に入れるところまで。

結局2時間近くいっしょに「りょうりタイム」をしていたのですが、娘が一番気に入ったのは、とうもろこしをゆでることでした。

火を使うので、すべての工程をお願いできるわけではありません。でも、ふだん食べているとうもろこしが、どんな状態で売られていて、どういうふうに手を加えられていき、食卓に並ぶのか。そこまで見せてあげられたらいいな、と思い、できる限り一緒にやってみました。

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そして、ゆであがったとうもろこしの、最後に残った皮をむきます。中から飛び出した金色の粒に、娘は目を輝かせて「わあ!」と言いました。

実を外し、ひとつぶ口に入れて、噛み、「あまーい!」とほくほくした顔に。

小さな子どもといっしょにする料理時間は、ふだんの何倍も時間がかかるのでちょっと大変です。でも、その笑顔を見たときに、やってみてよかった、と私もうれしくなりました。

季節限定の野菜は「歳時記ノート」にまとめる

とうもろこしの茹で方は、数年前に写真を撮ってまとめたものがあります。

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今回は、この内容を参考にしつつ、歳時記ノートの「食材ページ」を更新しました。歳時記ノートは季節にまつわることをすべて詰め込んだノート。

今回作った「食材ページ」は、その季節にしか基本的に食べられない野菜の情報を凝縮したもの。先日作った「冬瓜」に続く2種類目です。

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まとめ

とうもろこしの実の外し方。過去にいろいろ検索してやっていたのですが、今回のものが一番やりやすかった。

『凪のお暇』という漫画に登場したものです。
最初に数列取ったら、あとはポロポロ取れる。割り箸一本あれば、かんたんに、面白いように取れます。

漫画自体がおもしろく、しかも、家事をしたくなるのでとてもオススメ!
とうもろこしの部分を見るつもりが、最初から読み返してしまいました。

凪のお暇 1 (A.L.C. DX)
コナリミサト
秋田書店
2017-06-16






365日のとっておき家事 Story『√365』

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CharacterDesign & Illustration : イラストレーター・ねこがえるさん

おまけで毎週月曜日に更新している1話完結の家事小説です。
▼0話目・目次はこちらへ。
http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/route365/0.html



みんなのとて家事3選










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【著書】---暮らしをラクに楽しくするヒント集---

もっと動ける私になる! 魔法の家事時間割
三條 凛花
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【Q&A】 ---このブログについて---

Q. このブログは、どんなブログ?

このブログのキーワードを3つに絞るとしたら、「とっておき家事」「ノート術」「時間術」です。
私が「とっておき家事」で行った内容と気づきがおもな更新内容です。なるべく読みものとして楽しんでいただけるよう、心がけています。

Q.だれが書いているの?

三條 凛花(さんじょう りんか)といいます。整理収納アドバイザー1級の資格を保有しています。コラムやエッセイを書くのがおもなお仕事です。
ほんの数年前まで、足の踏み場もない部屋に住み、日々の家事もままならない状態でした。そこから自力で脱出し、人並みに家事ができるように。今の私にとって、家事とは「心を整えるツール」と呼べるくらい、かけがえのないものになっています。(もちろん、面倒だ!と思うときもありますが)
そのため、このブログでは掃除術やお料理術などを紹介することはほとんどありません。家事そのものというよりも、どうしたら家事が楽しくラクになるのか? というヒントを日々研究していくブログだとお考えください。

Q.とっておき家事とは?

とっておき家事は、1日ひとつ、ふだんの家事に加えて少しだけ特別なことをするものです。「家事」とついていますが、どこまでを「とっておき家事」と設定するかの線引きは自分で決めます。私は「家事=イエのコト」とし、家で行うこと全般や家族のことなど幅広く取り組んでいます。さらに詳しく知りたい方は、著書『
365日のとっておき家事』をご覧ください。また、ほかの方の実例はtwitterのハッシュタグ「 #とっておき家事 」をご参照ください。

Q.とて家事ラボとは?

「とて家事ラボ」は、とっておき家事に挑戦してみたい読者さんをサポートするために作った無料のグループです。次回の募集は2018年12月です。


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最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日になりますように。



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