うちの味噌汁ってなんだろう?

ふと思い出すのは、母がていねいに下処理をしていた煮干し。「赤味噌はいや!」と幼い私が言ってから、ずっと同じだった地元の白味噌。

一番印象に残っている、大好きな味噌汁は、お豆腐となめこ。

今日のとっておき家事では「うちのお味噌汁」について考えてみました。

*目次*
 きっかけは漫画です
 「うちの味噌汁」を決めるヒント
 料亭の総料理長さんから聞いた合わせ味噌のコツ
 うちの味噌汁、これでいこう。
 みんなのとて家事3選




きっかけは漫画です

私は毎週、今週の”献立ミッション”を決めています。今週はこんな料理・食材に挑戦してみようというテーマです。

そして、今週の「課題料理本」は漫画『味噌汁でカンパイ!』(笹乃さいさん)。先日最新刊が出たばかりで、その中に、主人公たちが「ふたりのいつもの味噌汁」を決めるシーンがありました。

「こういうの、すっごく好き!」

ということで、わが家でもさっそくやってみることに。



「うちの味噌汁」を決めるヒント

まず考えたのは、味噌汁作りのヒントです。

漫画に登場した、焼きネギの入った「いつもの味噌汁」を作りながら、質問に答えていけばなんとなく方向性がみえてくる。そういう「軸」を洗い出してみました。

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☑自分の好みと、家族の好みで色を変えて丸をつけたりすると決めやすいかもしれません。
☑複数ある場合は、複数丸をつけてからあとで絞り込んでもOK。

◎お味噌の種類A:米味噌・麦味噌・豆味噌
◎お味噌の種類B:赤味噌・白味噌・合わせ味噌(割合は?)
◎お味噌の産地:
◎具材の数:(  )種類
◎だしの種類:昆布・鰹・煮干し・大豆・顆粒だし・だしパック・その他(  )
◎具材(たんぱく質系):絹豆腐・木綿豆腐・お麸・高野豆腐・たまご・貝・魚・その他(   )
◎具材(野菜・きのこ・海藻):(   )
◎具材(その他):(   )




料亭の総料理長さんから聞いた合わせ味噌のコツ

ここまで洗い出してみて、お味噌の種類(B)について迷いました。

私は白味噌が好きです。赤味噌単体はちょっと苦手。
夫は赤味噌が好き。白味噌はお雑煮以外では食べない。

そんなとき、以前、料亭の総料理長さんが教えてくれた、合わせ味噌のコツを思い出しました。

それは「季節に合わせて配分を変えること」です。

暑くなるにつれて赤味噌を多くしてさっぱりさせる。
寒くなるのに合わせて白味噌を増やしこっくりと。

具材はいつも同じだけれど、時期によって微妙に味が違うというのです。

これはすごくおもしろい。うちでも取り入れてみたい、と思いました。


うちの味噌汁、これでいこう。

以上を踏まえて決めた、うちの「いつもの味噌汁_ver1.01」はこうなりました。

◎お味噌の種類A:ー
◎お味噌の種類B:合わせ味噌
(冬→白味噌大さじ1.5:赤味噌ほんのちょっぴり
 春・秋→白味噌大さじ1:赤味噌小さじ2
 夏→白味噌小さじ2:赤味噌小さじ2)
◎お味噌の産地:できたら、赤味噌は夫の地元のもの、白味噌は私の地元のもの(※近所のスーパーにはない)
◎具材の数:3種類
◎だしの種類:昆布・煮干し(orだしパック)
◎具材(たんぱく質系):絹豆腐・油揚げ
◎具材(野菜・きのこ・海藻):しいたけ





今日作った夏バージョンの味噌汁です。
娘には少し薄めて出しましたが大好評!

出汁の仕込みも、娘がやってくれました。

タッパーに水400mlと、煮干し4個、いつも買っている昆布を1枚入れて、水出しします。

***

考えずにすむのでラクになるだけじゃなく、決める過程そのものも楽しかったです。

やってみて思ったのは、いろんなシーンに合わせた「定番のお味噌汁」を決めたいな、ということ。たとえば夏のお味噌汁なら、先日作った、漫画『サチのお寺ごはん』の「茄子の利休汁」、というように。



▼『味噌汁でカンパイ!』はこちら。
▼1話目を読むことができます。

365日のとっておき家事 Story『√365』

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CharacterDesign & Illustration : イラストレーター・ねこがえるさん

おまけで毎週月曜日に更新している1話完結の家事小説です。
▼0話目・目次はこちらへ。
http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/route365/0.html



みんなのとて家事3選










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【Q&A】 ---このブログについて---

Q. このブログは、どんなブログ?

このブログのキーワードを3つに絞るとしたら、「とっておき家事」「ノート術」「時間術」です。
私が「とっておき家事」で行った内容と気づきがおもな更新内容です。なるべく読みものとして楽しんでいただけるよう、心がけています。

Q.だれが書いているの?

三條 凛花(さんじょう りんか)といいます。整理収納アドバイザー1級の資格を保有しています。コラムやエッセイを書くのがおもなお仕事です。
ほんの数年前まで、足の踏み場もない部屋に住み、日々の家事もままならない状態でした。そこから自力で脱出し、人並みに家事ができるように。今の私にとって、家事とは「心を整えるツール」と呼べるくらい、かけがえのないものになっています。(もちろん、面倒だ!と思うときもありますが)
そのため、このブログでは掃除術やお料理術などを紹介することはほとんどありません。家事そのものというよりも、どうしたら家事が楽しくラクになるのか? というヒントを日々研究していくブログだとお考えください。

Q.とっておき家事とは?

とっておき家事は、1日ひとつ、ふだんの家事に加えて少しだけ特別なことをするものです。「家事」とついていますが、どこまでを「とっておき家事」と設定するかの線引きは自分で決めます。私は「家事=イエのコト」とし、家で行うこと全般や家族のことなど幅広く取り組んでいます。さらに詳しく知りたい方は、著書『
365日のとっておき家事』をご覧ください。また、ほかの方の実例はtwitterのハッシュタグ「 #とっておき家事 」をご参照ください。

Q.とて家事ラボとは?

「とて家事ラボ」は、とっておき家事に挑戦してみたい読者さんをサポートするために作った無料のグループです。次回の募集は2018年12月です。


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最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日になりますように。



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