暮らしを楽しく、かんたんにする魔法の質問集「#ゆるプランニング」で、毎日の計画づくりをサポートしています。そのほか気になる情報や気づきなど、ジャンルを問わず発信中。

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実家には、父が集めた、たくさんの料理本があります。

父は台所に立たないので「母のために」と買ったものばかりですが、一方の母は本を読まない人なので、いつも私が発掘しています。

ーーそう、その日も本棚を見ていたら、気になるタイトルの、少し古い本を見つけたのです。


『向田邦子の手料理』。

聞き覚えのある名前に思わず手に取りました。

ぱらぱらめくっていくと、そんなに手間がかからないのにおいしそうな料理の数々と、読み応えのある文章。ソファに腰掛けてじっくりと読み込んでしまいました。

そして、東京へ持ち帰るトランクの中にこの本も詰めたのです。

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*目次*
 向田邦子さんとは?
 『向田邦子の手料理』という本
 鶏肉のレモン風味炒め
 なすの炒めものロシア風
 みんなのとて家事3選



向田邦子さんとは?

向田邦子さんは、昭和4年生まれの脚本家で、直木賞も受賞しています。

私が向田さんをはじめて知ったのは、NHKの番組「グレーテルのかまど」で、向田さんが愛したという水ようかんが紹介されているのを見たとき。

それ以来、本を読んでみたいな……と思いながらも、日々の育児をしているうちにすっかり忘れていました。


『向田邦子の手料理』という本



『向田邦子の手料理』という本は、今から30年ほど前に出版された料理本です。

実は向田さんは1981年に飛行機事故で亡くなっていて、それから10年近くあとに出版されたこの本は妹の和子さんが監修と料理製作を担当しているものです。

レシピだけでなく、黒柳徹子さんなど、交流のあった著名人による向田さんの生前のエピソードや、向田さんのエッセイから抜粋された文章なども豊富で、とても読み応えのある魅力的な一冊です。

***

私は毎週「献立ミッション」を決めています。
定番料理や新しく試したい料理など「今週作ろうと思うもの」をミッションとして掲げることで、献立を決めやすくする仕組みです。

今週の「課題料理書」に、この『向田邦子の手料理』を選びました。

この「課題料理書」を毎週選ぶようになってから、本棚の奥で眠っている料理本もフル活用できるようになったので、とてもおすすめのアイディアです。

ポイントは、その中から作る料理を3つ以内にすること。また、できれば決めたときによくレシピを読んでおいたり、調理メモを作っておいたりすると、調理本番もスムーズに。

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今回作ったのは2品です。
手前が鶏肉のレモン風味炒め、
右側の小皿に乗っているのがなすの炒めものロシア風。

鶏肉のレモン風味炒め


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ひとつ目は「鶏肉のレモン風味炒め」。

はじめての料理なので「調理メモ」を作っています。

鶏むね肉に下味をつけ、溶きたまご、片栗粉、サラダ油を揉み込みます。私はポリ袋を使ったので洗いもの要らず!これをフライパンで焼いて、レモン味のたれで炒める料理です。

鶏むね肉はしっとりやわらかくて、レモンがきりっと効いています。冷めてもおいしいと書かれているので、お弁当にもいいかもしれません。


なすの炒めものロシア風

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みじん切りにしたなすと玉ねぎを、形がなくなるまで炒めて、ケチャップとスープで煮詰める料理。


トロトロになるまでいため煮したものを、レタスやサラダ菜などに包んで食べる。葉っぱに包む食べ方を思いついたのは、お母さんのせいさん。
「生野菜は苦手なんですけどね、こうすると不思議にするすると入るんですよねえ」
パンにのせてもおいしい。何ゆえロシアだかは、今だ不明。
(『向田邦子の手料理』より)

こちらは実は失敗していて、しっかりとなすの形と歯ごたえが残っています。それでも十分おいしいのですが、とろとろのペースト状なのが美味しそう!と思って選んだので、研究の余地あり、です。刻み方が荒かったからなのか、油の量なのか……?

洋風の味つけなので、少し多めにつくっておいて、ひき肉と一緒に炒め合わせてドライカレーにしても良さそうだなと思いました。

***

昭和の料理というのは、私の中では「手間と時間がかかるもの」というイメージがありました。

でも、向田さんの手料理は、手早くできるものがすごく多くて、現代の生活にもマッチしていると感じます。


向田さんのエッセイも読んでみたいと思っています。



▼下書きでざーっと書いた調理メモを参考に、「魔法の手料理ノート」にもまとめます。レシピカードにして、メイン料理のページに貼る予定です。
「魔法の手料理ノート」の作り方を知りたい方は画像をクリックすると記事に飛べます。

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もっと動ける私になる! 魔法の家事時間割
三條 凛花
扶桑社
2018-03-09
三條凛花の魔法シリーズ、第2弾です。この本を読むと「今すぐ動ける」ようになります。その方法として
今すぐできるものから、じっくり問題解決するものまで、合計5つの「魔法」をご紹介しました。
中でもメインテーマは「家事の時間割」です。1作目でご紹介した「スケジュール」とは違い、1日の流れを確認するための表。時間に縛られる必要はありませんが、時間の波にうまく乗ることで、スムーズに家事が捗ります。




365日のとっておき家事: もっと暮らしやすい家と時短のしくみづくり (単行本)
三條 凛花
三笠書房
2017-12-08
この本を読むと「やりたいことがたくさんあるのにうまく回らない」という悩みが解決します。1日にひとつだけ、少し特別なことをするのです。これを「とっておき家事」と呼びます。でも、それを続けていくためにはこつがあります。そこで、とっておき家事をどなたでも続けやすいようにメソッド化し、今日やりたい家事テーマがすぐに決まる"公式ガイドブック"としてつくりました。


時間が貯まる 魔法の家事ノート
三條 凛花
扶桑社
2017-03-02
この本を読むと「考えない、探さない、迷わない暮らし」を手に入れることができます。暮らしや家事にまつわる情報をすべて1冊のノートにまとめるのです。作るのに時間は必要です。でも、1度作ってしまえば、何度も調べ直す必要がなくなります。この本では、まとめ方のこつと、まとめておくと便利なことを実例を交えてご紹介しています。\重版!7刷です/







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【Q&A】 ---このブログについて---

Q. このブログは、どんなブログ?

このブログのキーワードを3つに絞るとしたら、「とっておき家事」「ノート術」「時間術」です。
私が「とっておき家事」で行った内容と気づきがおもな更新内容です。なるべく読みものとして楽しんでいただけるよう、心がけています。

Q.だれが書いているの?

三條 凛花(さんじょう りんか)といいます。整理収納アドバイザー1級の資格を保有しています。コラムやエッセイを書くのがおもなお仕事です。
ほんの数年前まで、足の踏み場もない部屋に住み、日々の家事もままならない状態でした。そこから自力で脱出し、人並みに家事ができるように。今の私にとって、家事とは「心を整えるツール」と呼べるくらい、かけがえのないものになっています。(もちろん、面倒だ!と思うときもありますが)
そのため、このブログでは掃除術やお料理術などを紹介することはほとんどありません。家事そのものというよりも、どうしたら家事が楽しくラクになるのか? というヒントを日々研究していくブログだとお考えください。

Q.とっておき家事とは?

とっておき家事は、1日ひとつ、ふだんの家事に加えて少しだけ特別なことをするものです。「家事」とついていますが、どこまでを「とっておき家事」と設定するかの線引きは自分で決めます。私は「家事=イエのコト」とし、家で行うこと全般や家族のことなど幅広く取り組んでいます。さらに詳しく知りたい方は、著書『
365日のとっておき家事』をご覧ください。また、ほかの方の実例はtwitterのハッシュタグ「 #とっておき家事 」をご参照ください。

Q.とて家事ラボとは?

「とて家事ラボ」は、とっておき家事に挑戦してみたい読者さんをサポートするために作った無料のグループです。次回の募集は2018年12月です。


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みんなのとて家事3選








365日のとっておき家事 Story『√365』

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CharacterDesign & Illustration : イラストレーター・ねこがえるさん

おまけで毎週月曜日に更新している1話完結の家事小説です。
▼0話目・目次はこちらへ。
http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/route365/0.html




最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日になりますように。


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