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作業の前や後に「考える」時間を取る。
たったそれだけ意識すれば、かかる時間はびっくりするほど少なくすみます。

今日の記事では、家具の組み立てを時短するための7つのコツについて考えてみました。

2018-12-22_家具の組み立て(2)



*目次*
 考えるほど時短になる
 家具の組み立てを効率化する
 失敗メモが次に生きる
 みんなのとて家事3選



考えるほど時短になる

それを実感したのは、外で働いていたとき。
ある編集部でバイトをしていたのですが、一番年下だったこともあり、みんながいやがる作業がたくさん回ってきました。

「これはね~、○時間くらいかかるから……」と言われて渡されるのは、たとえば大量の宛名書きだったり、番号のチェック作業だったり、大量の梱包作業や、肩が壊れそうなくらい重たい荷物を運ぶことだったり……。

一度目、何も考えずにやってみると、やはり言われたくらいの時間がかかります。
でも、その後に「考える時間」を取ると、大体の作業は半分以下の時間や負担ですみました。

たとえば宛名書き。これは、毎月のようにくり返し書く相手と、そうではない相手がいます。
作業のために渡されるのは、お送りする相手から来たはがき。その住所や名前を参考に書いていきます。
すると、いろいろできることが出てきます。
・(郵便番号の抜けがたまにあるので)事前に確認して調べておく
・1枚当たりの記入時間を測っておき、スキマ時間を埋めるように進めていく
・毎月くり返し書く方は、郵便番号等抜けの調べ直しが要らないようにデータベースを作成しておく
・封筒やペン、はがきなどの「置く場所」と「流れ」を決めておき、スムーズに進める
・一番効率的な流れを考える
……などなど。

小さな工夫ですが、ここに挙げきれない分も含めて、チリツモで大きな時短になります。

家具の組み立てを効率化する

さて、今日のとっておき家事では、家具の組み立てを効率化するコツについて考えてみました。

ここのところ、2つの家具を組み立てる機会があったからです。

組み立てって、不定期で、たまにしかないことです。だから、ようやく慣れてきたな…という感じがあります。

最初のころは、もちろん最終的には組み立てられるのだけれど、ものすごく時間がかかったり、うまくいかなくていらいらしたりしました。

そうした経験を生かして、今回は考えながら動いてみました。

忘れないようにまとめておきます。



(1) 当たり前のことだけど、説明書をよく読む

恥ずかしながら、早く作ってしまいたくて、ぶっつけ本番でやってしまうことが多かったのです。そうすると、裏と表を間違えたり、小さなことだけれどやり直すには大変なことがたくさん。

今回は、当たり前ながら、説明書をよく読みました。


(2)部品が多い場合は、それぞれに番号を振り、ふせんを貼る

今回は部品が多かったので、それぞれに番号を振り、番号のふせんを貼ることで、スムーズに認識できました。番号ではなく「部品名」を書いてもいいかもしれません。

このときの番号は、なるべく、説明書に登場する順番にできるとよりかんたん。


(3)「上」や「前」にふせんを貼る

これも部品が多かったり、わかりにくい場合に限りますが「上」や「前」を表す部分にふせんを貼ると良さそうです。


(4)小さなパーツはトレイなどに出しておく

釘などの小さなパーツはトレイなどに出しておきます。


(5)大きな部品は番号順に並べておく

部品をその都度探すのが大変なので、大きな部品(棚板など)は番号順に並べておきます。

ふせんに書いた内容が「部品名」の場合は、説明書に登場する順番に並べるとスムーズなはず。


(6)ブックエンドを使うと立てやすい

立てた状態で組み立てるように書かれているものもありますが、これがぐらぐらしてとてもストレス。

ブックエンドを使うとぐらぐらしなくなるので、組み立てがスムーズでした。

2018-12-22_家具の組み立て


(7)組み立て配置を考える

どこで組み立てて、どこに何を置いておけばスムーズなのか。動線に合わせた配置を考えておくと、作業中のむだな動きがなくなります。

これは「あれはどっちにあるんだっけ?」というような迷う時間もなくしてくれるので、これまでの雑用での経験上、ものすごく時短につながります。



今回思いついたのはざっとこれくらいです。

効率化するために考える時間をつくる。
シンプルなことですが、時間を貯めるためにもっとも大切なことのひとつだと私は考えています。


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三條 凛花
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2018-03-09
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365日のとっておき家事: もっと暮らしやすい家と時短のしくみづくり (単行本)
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この本を読むと「やりたいことがたくさんあるのにうまく回らない」という悩みが解決します。1日にひとつだけ、少し特別なことをするのです。これを「とっておき家事」と呼びます。でも、それを続けていくためにはこつがあります。そこで、とっておき家事をどなたでも続けやすいようにメソッド化し、今日やりたい家事テーマがすぐに決まる"公式ガイドブック"としてつくりました。


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三條 凛花
扶桑社
2017-03-02
この本を読むと「考えない、探さない、迷わない暮らし」を手に入れることができます。暮らしや家事にまつわる情報をすべて1冊のノートにまとめるのです。作るのに時間は必要です。でも、1度作ってしまえば、何度も調べ直す必要がなくなります。この本では、まとめ方のこつと、まとめておくと便利なことを実例を交えてご紹介しています。\重版!7刷です/







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【Q&A】 ---このブログについて---

Q. このブログは、どんなブログ?

このブログのキーワードを3つに絞るとしたら、「とっておき家事」「ノート術」「時間術」です。
私が「とっておき家事」で行った内容と気づきがおもな更新内容です。なるべく読みものとして楽しんでいただけるよう、心がけています。

Q.だれが書いているの?

三條 凛花(さんじょう りんか)といいます。整理収納アドバイザー1級の資格を保有しています。コラムやエッセイを書くのがおもなお仕事です。
ほんの数年前まで、足の踏み場もない部屋に住み、日々の家事もままならない状態でした。そこから自力で脱出し、人並みに家事ができるように。今の私にとって、家事とは「心を整えるツール」と呼べるくらい、かけがえのないものになっています。(もちろん、面倒だ!と思うときもありますが)
そのため、このブログでは掃除術やお料理術などを紹介することはほとんどありません。家事そのものというよりも、どうしたら家事が楽しくラクになるのか? というヒントを日々研究していくブログだとお考えください。

Q.とっておき家事とは?

とっておき家事は、1日ひとつ、ふだんの家事に加えて少しだけ特別なことをするものです。「家事」とついていますが、どこまでを「とっておき家事」と設定するかの線引きは自分で決めます。私は「家事=イエのコト」とし、家で行うこと全般や家族のことなど幅広く取り組んでいます。さらに詳しく知りたい方は、著書『
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「とて家事ラボ」は、とっておき家事に挑戦してみたい読者さんをサポートするために作った無料のグループです。次回の募集は2018年12月です。


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みんなのとて家事3選








365日のとっておき家事 Story『√365』

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CharacterDesign & Illustration : イラストレーター・ねこがえるさん

おまけで毎週月曜日に更新している1話完結の家事小説です。
▼0話目・目次はこちらへ。
http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/route365/0.html




最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日になりますように。


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