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消耗品の在庫管理が苦手です。
今の家でできる範囲で、いろんなやり方を試してきました。たとえば、『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)でご紹介している「定番品リスト」のように、そのまま根づいたものもあります。

このリストは、定番品のメーカーや型番などをメモしておくことで、すぐに買い足せるようにしたもの。でも、これだけでは機能しません。

「在庫をチェックする」という家事があってはじめて「注文する(買う)」に進めるわけですが、私のネックは「在庫をチェックする」部分にありました。

どうしてかというと「ぱっと見でわからず、じっくり見る→迷う時間が多い→面倒に感じる→つい決まった日から先延ばしにしてしまう」というループが出来上がっていました。

そこで「縮図思考」で改めて、主観やこれまでの問題点を外して考え、やり方を変えてみたのです。


2018-12-21_テプラ鏡文字 (6)


*目次*
 縮図思考とは?
 「お店」を参考にしたストック管理
 ポイント① 奥から並べる
 ポイント② 場所を表示する
 みんなのとて家事3選



縮図思考とは?


「縮図思考」は、家を社会の縮図と考えることです。
家の中の困りごとを、社会の中のよく似たものに当てはめてみて、そこではどうしているんだろう? と考えてみます。

たとえば、キッチンの使い勝手や調理に関する悩みは「レストラン」を思い浮かべてみる。
冷蔵庫管理の悩みは「スーパー」や「コンビニ」を思い浮かべてみる。

こうしたところでも似たような悩みはあるはずで、それを解決する方法が取り入れられているはずです。

家単体で思いつかないときは、こうやって、よく似た、すでに確立されたシステムにヒントをもらおう! というのが縮図思考です。


「お店」を参考にしたストック管理


今回、参考にしたのは「お店」です。コンビニやスーパー、ドラッグストアなんかの陳列棚をイメージしました。

2018-12-27_テプラ top


本当はこれは、以前から「こういうふうにできたらわかりやすいだろうな…」と思っていたものです。

でも、ある背景・主観が邪魔をしていました。

それは「わが家は狭くて置けない」「そのうち引っ越すからこれ以上収納を増やすのはむだだ」ということ。

だから、これまでの私は、ストック管理のためのさまざまな方法を考えては実行し(過去のとっておき家事でいろいろやっています)、でも、結果的には根づかず、また元の悩みに戻っていました。

これも、作ったものなんかはむだになってしまったけれど、失敗すること自体は悪いことではありません。だから、後悔はない。
でも、もっと早くに「縮図思考」の結論を採用していれば、6年間も悩むことはなかったのになあ…とは感じます。


縮図思考で、こうした背景を省いて考えた結果、やはりお店のような陳列棚をイメージして収納を作るのが一番いいな、という結論に至ったのです。
これまでは理由をつけて諦めていたけれど、思いきって、洗面所用の収納棚を買い足したのでした。



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この棚は、考えていた予算を(大幅に!)オーバーするので、注文したあとも「これでよかったのかな」ととても迷いました。でも、わが家のこの場所にシンデレラフィットするサイズ感。扉がついていて、スッキリ見えるのも捨てがたく、買ってみてよかったです。

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365日のとっておき家事』(三笠書房)でご紹介している「ホテル風のたたみ方」をしたタオルが、ちょうど15個ぴったり入るのもうれしい。


さて、今回、収納のポイントにしたのは2つのことです。


←※画像は、私が買ったものと違うカラー&サイズ



ポイント① 奥から並べる

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こんなふうに、消耗品を奥から手前に向かって一列に並べていきます。
ぱっと見るだけで在庫量がひと目でわかります。

(※これはずっとやりたかったけれど、これまでの収納では無理だったもので、今回の購入に踏み切った理由のひとつ)


ポイント② 場所を表示する

「どこに何が入っているのか?」という、いわゆる”ものの住所”をきちんと表示すること。

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これによって、買い足したあとの在庫補充で「これはここ!」と迷わずすぐに置けるだけでなく、在庫管理のときにも時短になります。

ひと目で「もの」と「在庫量」をリンクさせて考えられるからです。


***


「このやり方がいいな」
「これがほしいな」


こんなふうに思っていても、予算やスペース、その他いろんな背景で最初から諦めているものって、たくさんあると思います。

私はそういうとき「どう工夫していくか?」にやりがいも楽しみも感じるタイプなので、なおさらです。

でも、縮図思考によって、そうした「事情」を一度抜きにしてみると、最短で答えが見つかるのだな……と改めて感じています。

もちろん、遠回りをするのも楽しいし、自分の「合う・合わない」を探るヒントにもなるのですが、今回のように何度工夫してもだめで、長年悩んできたようなことには、一度「縮図思考」を使ってみるといいかもしれません。


▼こちらの記事もおすすめです。ダイソーの100円アイテムを使ってコスメをかわいく、取り出しやすく収納するアイディア。

2018-12-20_コスメ収納

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もっと動ける私になる! 魔法の家事時間割
三條 凛花
扶桑社
2018-03-09
三條凛花の魔法シリーズ、第2弾です。この本を読むと「今すぐ動ける」ようになります。その方法として
今すぐできるものから、じっくり問題解決するものまで、合計5つの「魔法」をご紹介しました。
中でもメインテーマは「家事の時間割」です。1作目でご紹介した「スケジュール」とは違い、1日の流れを確認するための表。時間に縛られる必要はありませんが、時間の波にうまく乗ることで、スムーズに家事が捗ります。




365日のとっておき家事: もっと暮らしやすい家と時短のしくみづくり (単行本)
三條 凛花
三笠書房
2017-12-08
この本を読むと「やりたいことがたくさんあるのにうまく回らない」という悩みが解決します。1日にひとつだけ、少し特別なことをするのです。これを「とっておき家事」と呼びます。でも、それを続けていくためにはこつがあります。そこで、とっておき家事をどなたでも続けやすいようにメソッド化し、今日やりたい家事テーマがすぐに決まる"公式ガイドブック"としてつくりました。


時間が貯まる 魔法の家事ノート
三條 凛花
扶桑社
2017-03-02
この本を読むと「考えない、探さない、迷わない暮らし」を手に入れることができます。暮らしや家事にまつわる情報をすべて1冊のノートにまとめるのです。作るのに時間は必要です。でも、1度作ってしまえば、何度も調べ直す必要がなくなります。この本では、まとめ方のこつと、まとめておくと便利なことを実例を交えてご紹介しています。\重版!7刷です/







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【Q&A】 ---このブログについて---

Q. このブログは、どんなブログ?

このブログのキーワードを3つに絞るとしたら、「とっておき家事」「ノート術」「時間術」です。
私が「とっておき家事」で行った内容と気づきがおもな更新内容です。なるべく読みものとして楽しんでいただけるよう、心がけています。

Q.だれが書いているの?

三條 凛花(さんじょう りんか)といいます。整理収納アドバイザー1級の資格を保有しています。コラムやエッセイを書くのがおもなお仕事です。
ほんの数年前まで、足の踏み場もない部屋に住み、日々の家事もままならない状態でした。そこから自力で脱出し、人並みに家事ができるように。今の私にとって、家事とは「心を整えるツール」と呼べるくらい、かけがえのないものになっています。(もちろん、面倒だ!と思うときもありますが)
そのため、このブログでは掃除術やお料理術などを紹介することはほとんどありません。家事そのものというよりも、どうしたら家事が楽しくラクになるのか? というヒントを日々研究していくブログだとお考えください。

Q.とっておき家事とは?

とっておき家事は、1日ひとつ、ふだんの家事に加えて少しだけ特別なことをするものです。「家事」とついていますが、どこまでを「とっておき家事」と設定するかの線引きは自分で決めます。私は「家事=イエのコト」とし、家で行うこと全般や家族のことなど幅広く取り組んでいます。さらに詳しく知りたい方は、著書『
365日のとっておき家事』をご覧ください。また、ほかの方の実例はtwitterのハッシュタグ「 #とっておき家事 」をご参照ください。

Q.とて家事ラボとは?

「とて家事ラボ」は、とっておき家事に挑戦してみたい読者さんをサポートするために作った無料のグループです。次回の募集は2018年12月です。


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みんなのとて家事3選








365日のとっておき家事 Story『√365』

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CharacterDesign & Illustration : イラストレーター・ねこがえるさん

おまけで毎週月曜日に更新している1話完結の家事小説です。
▼0話目・目次はこちらへ。
http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/route365/0.html




最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日になりますように。


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