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思い込みを外す。これが時短のコツです。

今日のとっておき家事では【食事を下げるときの時短】についての解決策を試してみました。解決策は「朝思考」の時間に30秒で見つけたものです。

その結果、小さな工夫をしただけで、下げるときのストレスがぐっと減りました。

※今日の記事の最初の部分は、はじめて読んだ方でもわかりやすいようにこれまでと同じ説明が続いています。いつも読んでくださっている方は、目次の「お盆を出すタイミングを決める」からどうぞ。

*目次*
 「#朝思考」とは?
 調理の流れを”輪切り”してみる
 「お盆」を出すタイミングを決める
 まとめ
 みんなのとて家事3選



「#朝思考」とは?

「朝思考」とは、その名の通り、「朝に思考の時間を設けること」です。

考えるテーマは「暮らしや家事について、今抱えているちょっとした悩み」。

朝の時間は頭がすっきりしていて、こうした考え事に向いています。

短時間でいい解決策が見つかったら「これやってみたい!」というやる気たっぷりの状態で1日に臨めるのも魅力です。

調理の流れを”輪切り”してみる

思い込みをはずすためにしていることはいろいろあります。その一つが、名づけるならば「輪切り思考」。

たとえば人参をイメージしてみるとわかりやすいのですが、にんじん全体が「調理」だとします。それを輪切りしていくと、「献立決め」とか「下ごしらえ」とか「冷蔵庫の管理」とか、そういうパーツが見えてきます。

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自分では漠然と「料理が苦手だな」と思っていたけれど、実際にはそういうパーツごとに不得手なことや、要領の悪いことがあって、それに気づいて、ひとつずつ向き合っていくことが大切でした。

とっておき家事を通して、そのくり返しをした結果、今は、当たり前のようにごはんを作り続けられるようになりました。
でも、ちょっとした悩みはまだまだたくさんあります。

その一つが「作った料理を出すまでにすこし時間がかかること」です。
そして、この”輪切り思考”によって見えてきたのが、これまで特に意識してこなかった【配膳】の問題でした。

お盆を出すタイミングを決める

ひと部屋しかないわが家では、キッチンで作った料理を、そのまま隣のテーブルに運んで食べます。運ぶ距離は1mもありません。

この「近さ」が意外な曲者でした。

たとえば実家では、食べたあとの食器を下げやすくするように個々のトレイがあります。そうでなくても、たいていはお盆を使って下げるはずです。

わが家にも1枚お盆がありますが、運ぶ距離の短さから出番がありませんでした。


では、どのタイミングで出したらいいのだろう? と考えてみて、見つけたのが「食事前」でした。

何度か記事や書籍で紹介していますが、私は洗いものをする前に、必ず汚れを拭き取っています。そうすることで汚れも落としやすくなりますし、スポンジが汚れることもありません。

毎日必ずしていることなので、この「拭き取り作業」と「お盆」を組み合わせたら忘れないのでは、と思いつきました。しかも、きっと時短につながります。

というのも、これまで、食事後、洗いものをするまでに少しもたついていたのです。考えてみると、手で持てるだけの食器を何度か往復して運び、さらに戻って拭き取り用のものを取ってくるのが原因だと気がつきました。

そこで、配膳が終わったら、お盆に「拭き取りセット」を並べて、テーブルのすみに置いておくことに。


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ティッシュ:油汚れがひどいときは、ティッシュ→ウェットティッシュの順で使う
ウェットティッシュ:2度拭きのほか、卵などのこびりついた汚れに
ごみ袋:出たごみをここへ

拭き取り用のものは、あればウェスを使っていますが、こういうふうに使っているとすぐになくなってしまうので、「ティッシュ」&「ウェットティッシュ」でOKというマイルールにしています。

これで食事後立ち上がらずに拭き取ることができるし、汚れがなければ食器を重ねて底が汚れることもありません。だから、1度にまとめて運ぶことができます。

家事をするとき、迷ったり考えたりしてもたつかない。時短につながるだけじゃなく、気持ちの面でもとてもうれしいです。


まとめ


・「朝思考」は、朝に短時間だけどじっくり悩みと向き合う時間をつくること。

・「輪切り思考」は、物事の流れを輪切りするように分解することで、自分の苦手な部分を可視化し、思い込みをはずして対策を見つけるための手段。

・無意識なむだ時間となっていた「食器を下げるまでのもたつき」については、配膳後に拭き取りセットとお盆をまとめて置いておくことで解決。


▼おまけ
洗いものの工夫について書いた過去記事。節水・時短に役立ちました。
こちらの「ふわふわ水」については、画像クリックで過去記事へ飛べます。

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365日のとっておき家事: もっと暮らしやすい家と時短のしくみづくり (単行本)
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時間が貯まる 魔法の家事ノート
三條 凛花
扶桑社
2017-03-02
この本を読むと「考えない、探さない、迷わない暮らし」を手に入れることができます。暮らしや家事にまつわる情報をすべて1冊のノートにまとめるのです。作るのに時間は必要です。でも、1度作ってしまえば、何度も調べ直す必要がなくなります。この本では、まとめ方のこつと、まとめておくと便利なことを実例を交えてご紹介しています。\重版!7刷です/







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【Q&A】 ---このブログについて---

Q. このブログは、どんなブログ?

このブログのキーワードを3つに絞るとしたら、「とっておき家事」「ノート術」「時間術」です。
私が「とっておき家事」で行った内容と気づきがおもな更新内容です。なるべく読みものとして楽しんでいただけるよう、心がけています。

Q.だれが書いているの?

三條 凛花(さんじょう りんか)といいます。整理収納アドバイザー1級の資格を保有しています。コラムやエッセイを書くのがおもなお仕事です。
ほんの数年前まで、足の踏み場もない部屋に住み、日々の家事もままならない状態でした。そこから自力で脱出し、人並みに家事ができるように。今の私にとって、家事とは「心を整えるツール」と呼べるくらい、かけがえのないものになっています。(もちろん、面倒だ!と思うときもありますが)
そのため、このブログでは掃除術やお料理術などを紹介することはほとんどありません。家事そのものというよりも、どうしたら家事が楽しくラクになるのか? というヒントを日々研究していくブログだとお考えください。

Q.とっておき家事とは?

とっておき家事は、1日ひとつ、ふだんの家事に加えて少しだけ特別なことをするものです。「家事」とついていますが、どこまでを「とっておき家事」と設定するかの線引きは自分で決めます。私は「家事=イエのコト」とし、家で行うこと全般や家族のことなど幅広く取り組んでいます。さらに詳しく知りたい方は、著書『
365日のとっておき家事』をご覧ください。また、ほかの方の実例はtwitterのハッシュタグ「 #とっておき家事 」をご参照ください。

Q.とて家事ラボとは?

「とて家事ラボ」は、とっておき家事に挑戦してみたい読者さんをサポートするために作った無料のグループです。次回の募集は2018年12月です。


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みんなのとて家事3選








365日のとっておき家事 Story『√365』

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CharacterDesign & Illustration : イラストレーター・ねこがえるさん

おまけで毎週月曜日に更新している1話完結の家事小説です。
▼0話目・目次はこちらへ。
http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/route365/0.html




最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日になりますように。


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