暮らしを楽しく、かんたんにする魔法の質問集「#ゆるプランニング」で、毎日の計画づくりをサポートしています。そのほか気になる情報や気づきなど、ジャンルを問わず発信中。

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時間をうまく使う秘訣は「することをメモして頭から追い出すこと」です。

では、達成したあとのメモはどうしたらいいのでしょうか。手書きのメモだったらそのまま処分したり、デジタルツールなら消しても、場合によっては消さなくても気にならなかったりします。

今はいくつかのアプリを使って、こうした情報を管理しています。
今日はその中のひとつ「talkMemo」についてご紹介します。

*目次*
 フロー情報の集め方
 「つながらない」から捗るアプリ
 一覧で見られるのが便利
 まとめ
 みんなのとて家事3選



フロー情報の集め方

「情報」は「残す」と「残さない」で判断するとすっきりします。

(1)残さない→フロー情報…いろんなメモ)
(2)残す→備忘録…ログ、知識、勉強、思い出など)

このうち、「(1)フロー情報」にあたる情報は、たとえば、買い物リストだとか、あとでやることを忘れないためのメモだとか、明日の朝食メニューだとか、なくなりそうになっている調味料だとか、ちょっと思いついたアイディアだとか……。

フロー情報には大きな特徴があります。
「行動」や「形」にしたら、メモ自体はもう要らなくなるということです。

(※ただし、献立や買いものの記録を分析する人の場合、買い物リストや朝食メニューも(1)ではなく、(2)になるはずです。残してログを取って分析し、改善につなげるのが必要だからです。このように実際には人によって(1)と(2)の区分が変わってきます。)

(1)の情報は、日々すごいスピードで増えていくものです。これを頭の中から取り出して、忘れてもいいようにメモして、それを活用できれば、情報が溜まらずにすみます。そして、目的を達成したらメモを手放すと本当にすっきりします。



でも、この一連の流れがとてもむずかしい。

これを管理する方法として「フローノート」を作ってきましたが、どうにも続きませんでした。というのも、これまでの記事で書いてきているように、小さな子どものいる今の生活スタイルでは「こまめに手書きメモを取る」のがむずかしいから。

時間を決めて、ごく短時間書く。それならできます。でも「思いついたときにぱっと書く」が必要なものはどうしても無理でした。



こうしたフロー情報は、管理がうまくいかなくなると、生活そのものが乱れてきます。買い忘れがでてきたり、やり忘れがでてきたり……。

そこで、情報別にいくつかのアプリを使うことにしました。やってみて10日ほどですが、とてもうまく回っているので、とっておき家事を通して、改めてルールを考えてみることに。


▼デジタルツールよりも紙のほうが使いやすい!という人は、こちらのノートがおすすめです。
日常の些末なことをメモして捨てる「フローノート」

幼児との生活でなければ、私もたぶん、こちらのノートのほうが合っていたのだろうな…と、
過去の自分と照らし合わせると感じます。

「つながらない」から捗るアプリ

さて、『もっと動ける私になる! 魔法の家事時間割』(扶桑社)でご紹介している「スリークエスト」という時間術があります。

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これは、1時間で3つだけ「これは絶対やりたい!」という最優先クエストを3つだけ決めて、そこにまずは集中しようという取り組みです。最初に3つのクエストを書き出すことが重要なのですが、達成してしまえばメモはもういらないので「フロー情報」であるといえます。



私は長年、これをTwitterを使って管理してきました。このアイディアを思いついた2015年ごろは、毎日1時間おきにスリークエストのつぶやきをしていて、みるみるやることが終わっていったのを覚えています。


しかも、スリークエストのために作ったハッシュタグ「#1h3q」をいろんな方が活用してくださったことで大きな効果がありました。
みなさんのツイートを見ながら「私ももう少し頑張ってから寝よう」とか、「そういえばこれもやらなくちゃいけなかった」というように、やる気をもらったり、忘れていたことに気づかせてもらったりしました。

これは「つながる」Twitterだからこそのメリットでした。

でも、家で過ごす時間の多い日は、スリークエストのつぶやきだけでもとても多くなってしまう。自分のメモをそのままツイートにしているので、数が多すぎると見ている人に申し訳ないという気持ちが出てきました。

また、誰でも見られるSNSに細かく書きたくないタスクもあります(主に仕事)。そういうときは、単に「作業①」「作業②」というように書いていたのですが、そうすると、やっている途中で作業内容を忘れていまいちはかどらないという欠点も。

さらに「つながる」にはデメリットがあります。集中力が途切れてしまうということです。スリークエストの内容をつぶやこうと、Twitterを開いたときに、たとえば興味のある記事が流れてくると、ついそちらをクリックしてしまう、なんていうことも……。


かと言って、上にも書いたとおり、「フローノート」のような手書きメモは、今の環境ではどうしてもうまく回すことができませんでした。

そこで利用してみたのが「アプリ」です。Twitterにつぶやくような気軽さで、「つながらない」非公開で、とにかくシンプルなものを探してみました。
そうして見つけたのが「talkMemo」です。

一覧で見られるのが便利

talkMemoを開くと、このような画面になっています。

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右上の「+」ボタンを押すと、「新しいスレッド」を作ることができます。

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スレッドというのは、上の画像でいうと「スリークエスト」「献立メモ」などに当たる部分です。このようにメモの内容別に分けられるところが便利です。

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これは「スリークエスト」スレッドの中身です。つぶやくように気軽に打つことができます。しかも一連の流れをざーっと見渡せるので、何をするか迷ったときは、過去のものを眺めて思いつくなどのメリットもあります。

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これは「献立メモ」スレッドの中身です。時間があるときは「魔法の8分割メモ」を使って、献立全体のバランスを見ながらしっかりと作り込んでいます。

時間がないときは、ここにさっと「献立下書き」を打ち込むだけ。それでも、考えるのと考えないのとではずいぶん段取りが変わってきます。
▼食事の段取りがよくなる「魔法の8分割メモ」
http://365kaji.blog.jp/archives/20181125.html

こんなふうに、つながらずに淡々と記録したいときにtalkMemoはとても便利でした。

Twitterのように「つながる」アプリを活用した時間管理は、自分のやる気を高めるのに便利です。でも、集中力が途切れたり、内容に気を配ったり…というデメリットもあります。

だから、そのときの自分の状態に合わせて「つながる」と「つながらない」をうまく使い分けていくと、ストレスフリーな時間管理ができるのでは、と考えています。


まとめ

・「情報」は「残す」と「残さない」で判断するとすっきりする。

・「残す」情報(備忘録)は、ログ、思い出、備忘録、分析したいことなど、今は使わなくても、あとで活用のタイミングがくる情報。

・「残さない」情報(フロー情報)は、買いものリスト、ちょっとしたtodoといったような、なんらかの行動または形になったあとは不要になる情報。

・「スリークエスト」は、1時間に3つだけ最優先することを決めて行動する時間管理術。この内容も大体の人にはフロー情報になる。

・「スリークエスト」を使うとき「つながらない」状態で、かつデジタルツールを使いたいときにはアプリ「talkMemo」がおすすめ(Androidで使用)。

・「スリークエスト」を使う場合で、やる気が出なくて悩んでいるときはTwitterのような「つながる」アプリを活用し、”宣言”することでモチベーションを高めると便利。

・アプリを使った時間管理は「つながる」と「つながらない」を、自分のその時々の状態に合わせて使い分けていくと便利。

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【SNS】 ---各種SNSについて-のご紹介--

Twitter

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家事以外のことを雑多に書いています。基本的には実用ネタ。
「続けられる自分になる魔法」「時間術の公式」「こころの調律法」など。
そのほか日々の暮らしで思いついたことのエッセイや、こちらにも載せている家事小説なども。



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【著書】---暮らしをラクに楽しくするヒント集---


もっと動ける私になる! 魔法の家事時間割
三條 凛花
扶桑社
2018-03-09
三條凛花の魔法シリーズ、第2弾です。この本を読むと「今すぐ動ける」ようになります。その方法として
今すぐできるものから、じっくり問題解決するものまで、合計5つの「魔法」をご紹介しました。
中でもメインテーマは「家事の時間割」です。1作目でご紹介した「スケジュール」とは違い、1日の流れを確認するための表。時間に縛られる必要はありませんが、時間の波にうまく乗ることで、スムーズに家事が捗ります。




365日のとっておき家事: もっと暮らしやすい家と時短のしくみづくり (単行本)
三條 凛花
三笠書房
2017-12-08
この本を読むと「やりたいことがたくさんあるのにうまく回らない」という悩みが解決します。1日にひとつだけ、少し特別なことをするのです。これを「とっておき家事」と呼びます。でも、それを続けていくためにはこつがあります。そこで、とっておき家事をどなたでも続けやすいようにメソッド化し、今日やりたい家事テーマがすぐに決まる"公式ガイドブック"としてつくりました。


時間が貯まる 魔法の家事ノート
三條 凛花
扶桑社
2017-03-02
この本を読むと「考えない、探さない、迷わない暮らし」を手に入れることができます。暮らしや家事にまつわる情報をすべて1冊のノートにまとめるのです。作るのに時間は必要です。でも、1度作ってしまえば、何度も調べ直す必要がなくなります。この本では、まとめ方のこつと、まとめておくと便利なことを実例を交えてご紹介しています。\重版!7刷です/







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【Q&A】 ---このブログについて---

Q. このブログは、どんなブログ?

このブログのキーワードを3つに絞るとしたら、「とっておき家事」「ノート術」「時間術」です。
私が「とっておき家事」で行った内容と気づきがおもな更新内容です。なるべく読みものとして楽しんでいただけるよう、心がけています。

Q.だれが書いているの?

三條 凛花(さんじょう りんか)といいます。整理収納アドバイザー1級の資格を保有しています。コラムやエッセイを書くのがおもなお仕事です。
ほんの数年前まで、足の踏み場もない部屋に住み、日々の家事もままならない状態でした。そこから自力で脱出し、人並みに家事ができるように。今の私にとって、家事とは「心を整えるツール」と呼べるくらい、かけがえのないものになっています。(もちろん、面倒だ!と思うときもありますが)
そのため、このブログでは掃除術やお料理術などを紹介することはほとんどありません。家事そのものというよりも、どうしたら家事が楽しくラクになるのか? というヒントを日々研究していくブログだとお考えください。

Q.とっておき家事とは?

とっておき家事は、1日ひとつ、ふだんの家事に加えて少しだけ特別なことをするものです。「家事」とついていますが、どこまでを「とっておき家事」と設定するかの線引きは自分で決めます。私は「家事=イエのコト」とし、家で行うこと全般や家族のことなど幅広く取り組んでいます。さらに詳しく知りたい方は、著書『
365日のとっておき家事』をご覧ください。また、ほかの方の実例はtwitterのハッシュタグ「 #とっておき家事 」をご参照ください。

Q.とて家事ラボとは?

「とて家事ラボ」は、とっておき家事に挑戦してみたい読者さんをサポートするために作った無料のグループです。次回の募集は2018年12月です。


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みんなのとて家事3選








365日のとっておき家事 Story『√365』

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CharacterDesign & Illustration : イラストレーター・ねこがえるさん

おまけで毎週月曜日に更新している1話完結の家事小説です。
▼0話目・目次はこちらへ。
http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/route365/0.html




最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日になりますように。


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