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子どもと遊ぶのが、あまりうまくありません。

苦手なことというのは、なにか「わからない」ことが背景にあるはず。私の場合「遊び方がわからない」というのが大きいのだと思います。


これまでの積み重ねで、実際には、遊びのレパートリーをいろいろ持っています。でもそれは、頭の奥の引き出しにしまいこまれたままで、いざ遊ぼう!と思うと「・・・」と考える間ができてしまう。

また、日々の生活を回していく上で、娘の遊びたい通りにすべてを進めるのがしんどいときもたくさんあります。


だから、この”間”をなくし、かつ、私自身の状態(疲れとか出掛けの時間のなさとか体調不良とか)に合わせた遊びがわかれば、解決すると思いました。

そこで今日のとっておき家事では、子どもの遊びを改めて体系化し、「おうち遊びのヒント集」を作ってみることにしました。

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*目次*
 子どもの遊びを「体系化」してみる
 おうち遊びのヒント集とは
 おうち遊びのヒント集のつくりかた
 まとめ
 みんなのとて家事3選



子どもの遊びを「体系化」してみる

子どもとの遊び方にはいろいろあります。自分が100%向き合える状態じゃないとできないもの。時間がかかるもの。すぐにすむもの。最初だけ手伝えばあとはひとりで遊んでくれるもの。

頭の中にある引き出しの中身を、こうして整理するところからはじめることにしました。

そして、ざっくりと分けてみると、この5種類になりました。

(1)手遊び・おうた遊び

・所要時間:短い
・エネルギー消費:少ない
・集中度:手をとめないとできない

(2)読み聞かせ

・所要時間:短い~普通
・エネルギー消費:普通
・集中度:手をとめないとできない

(3)ごっこ遊び

例:おままごと、お医者さんごっこ、学校ごっこなど
・所要時間:長い
・エネルギー消費:大きい
・集中度:手をとめないとできない

(4)創作遊び

例:おえかき、工作、折り紙、ブロックなど
・所要時間:普通~長い
・エネルギー消費:少ない
・集中度:手をとめないとできないものから、最初だけ手伝えばいいものなど遊び方によって変わる

(5)運動遊び

・所要時間:普通~長い
・エネルギー消費:少ない
・集中度:今の年齢ならば環境を用意してあげるだけでOK

こうして書き出してみると、遊んであげられない原因のひとつが見えてきました。娘が私に求めているものの多くは「(3)ごっこ遊び」です。特に朝の忙しい時間帯によくあります。

たとえば、おままごとを一緒にやって、食べて、後片づけをするところまでやってほしい。そのときにお人形の声もやってほしい。

これは、自分の手や思考を止めて、しっかり向き合わなければできないものです。


でも私には家事や猫の世話や身支度などがあって、娘の相手(ごっこ遊びをしたい→できない→怒る娘をなだめる)をしながらそれらを終わらせると疲れてしまいます。たびたび思考が途切れることで、何をするのにも時間がかかってしまうのも問題。

▽たとえば、朝のワンシーンはこんな感じです。私の部分は、頭の中の声、と考えてください。それ以外は実際に聞こえてくる声・音。

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これは、娘がたくさんおしゃべりするようになってからの悩み。そう、今はこれまでよりも、家事に時間がかかっているのです。そして理由は、遊びたい娘と猫たちによって、思考や手が止まってしまうことが大きいです。

※ちなみに、テレビが主婦の家事時間の味方だとよく聞きますが、残念ながら、うちでは家事の時間帯にかけても見てくれません。



そうしてひと通りやるべきことを終わらせたら、今度は時間があるのに体がついていかなくなります。

疲れていると思考も鈍ります。そういうときは、頭の中の引き出しから「(私が)ちょっとラクな遊び」を代替案として取り出そうとしても、なかなかうまくいかないのです。



娘を児童館に連れて行くときなどは、遊ぶのを「しんどいな」と感じることはありません。それが、一番負担度の高い「ごっこ遊び」であっても、その場でするべきことは他にないので、集中して一緒に遊べるからです。

つまり、忙しかったり、疲れていたりと、私自身が万全じゃない状態で、手も思考も止めて集中して遊ぶことを求められていることが課題なのだなあと、改めて感じました。

だから、おうち遊びのヒント集を作ります。


おうち遊びのヒント集とは

子どもと遊ぶとき、子どもの提案そのままを受け入れられないときに使う「ヒント集」です。自分の頭の中の引き出しの目次のようなもの。

娘が0歳のときにも似たようなものを作っていて、とても便利でした。ただ、月齢が上がるにつれて遊び方が変わってきたことで、前のものがあまり役立たなくなってきてしまったのです。

本当は以前のように紙のノートでかわいく作りたいところですが、今は時間のなさを考えて、デジタル(Evernote)で簡易的な目次として作っていきます。


▽Evernoteって何? という方は、岡野純さんの本がわかりやすくおすすめです。


おうち遊びのヒント集のつくりかた

作り方はかんたんです。

先ほど体系化した「遊びの種類」に沿って、自分が子どもと遊べる遊び方を羅列していきます。

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あとは、必要なときにさっとこのページを開くだけ。


「おえかき」とひとくちに言っても、意外といろいろな遊び方があります。私がよくやるのは「リクエストぬりえ」。

▽TOP画像になっていたこちらは、娘のリクエストでディズニープリンセスの線画を描きます。枠だけ描いてあげれば、あとは娘がひとりでぬりえをはじめます。

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それから、たくさん「○」を描くのも手軽です。あとは娘にお菓子のシールを渡せば、お皿に盛りつけをして遊びます。

動物の「輪郭」だけ描いてあげるのもたまにします。そこに丸シールを使って目をつけたり、鼻や口、ひげをつけたすところは娘がやります。


考える時間があれば、こういう遊びをいろいろとできるのですが、やはり、朝の慌ただしいときにはむずかしいです。



▽ちなみに、先日読んだこちらの本は遊びのヒントがいっぱい詰まっていました! あとでここで知った遊び方もどんどん追加していくつもり。おすすめです。




まとめ

・おうち遊びの種類はざっくり5種類に分かれる。

・遊び方によって、所要時間・エネルギー消費量・集中度が変わる。

・自分の頭の引き出しにある「遊びのレパートリー」を迷わず引き出すために役立つのが「おうちあそびのヒント集」。





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【著書】---暮らしをラクに楽しくするヒント集---


もっと動ける私になる! 魔法の家事時間割
三條 凛花
扶桑社
2018-03-09
三條凛花の魔法シリーズ、第2弾です。この本を読むと「今すぐ動ける」ようになります。その方法として
今すぐできるものから、じっくり問題解決するものまで、合計5つの「魔法」をご紹介しました。
中でもメインテーマは「家事の時間割」です。1作目でご紹介した「スケジュール」とは違い、1日の流れを確認するための表。時間に縛られる必要はありませんが、時間の波にうまく乗ることで、スムーズに家事が捗ります。




365日のとっておき家事: もっと暮らしやすい家と時短のしくみづくり (単行本)
三條 凛花
三笠書房
2017-12-08
この本を読むと「やりたいことがたくさんあるのにうまく回らない」という悩みが解決します。1日にひとつだけ、少し特別なことをするのです。これを「とっておき家事」と呼びます。でも、それを続けていくためにはこつがあります。そこで、とっておき家事をどなたでも続けやすいようにメソッド化し、今日やりたい家事テーマがすぐに決まる"公式ガイドブック"としてつくりました。


時間が貯まる 魔法の家事ノート
三條 凛花
扶桑社
2017-03-02
この本を読むと「考えない、探さない、迷わない暮らし」を手に入れることができます。暮らしや家事にまつわる情報をすべて1冊のノートにまとめるのです。作るのに時間は必要です。でも、1度作ってしまえば、何度も調べ直す必要がなくなります。この本では、まとめ方のこつと、まとめておくと便利なことを実例を交えてご紹介しています。\重版!7刷です/







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【Q&A】 ---このブログについて---

Q. このブログは、どんなブログ?

このブログのキーワードを3つに絞るとしたら、「とっておき家事」「ノート術」「時間術」です。
私が「とっておき家事」で行った内容と気づきがおもな更新内容です。なるべく読みものとして楽しんでいただけるよう、心がけています。

Q.だれが書いているの?

三條 凛花(さんじょう りんか)といいます。整理収納アドバイザー1級の資格を保有しています。コラムやエッセイを書くのがおもなお仕事です。
ほんの数年前まで、足の踏み場もない部屋に住み、日々の家事もままならない状態でした。そこから自力で脱出し、人並みに家事ができるように。今の私にとって、家事とは「心を整えるツール」と呼べるくらい、かけがえのないものになっています。(もちろん、面倒だ!と思うときもありますが)
そのため、このブログでは掃除術やお料理術などを紹介することはほとんどありません。家事そのものというよりも、どうしたら家事が楽しくラクになるのか? というヒントを日々研究していくブログだとお考えください。

Q.とっておき家事とは?

とっておき家事は、1日ひとつ、ふだんの家事に加えて少しだけ特別なことをするものです。「家事」とついていますが、どこまでを「とっておき家事」と設定するかの線引きは自分で決めます。私は「家事=イエのコト」とし、家で行うこと全般や家族のことなど幅広く取り組んでいます。さらに詳しく知りたい方は、著書『
365日のとっておき家事』をご覧ください。また、ほかの方の実例はtwitterのハッシュタグ「 #とっておき家事 」をご参照ください。

Q.とて家事ラボとは?

「とて家事ラボ」は、とっておき家事に挑戦してみたい読者さんをサポートするために作った無料のグループです。次回の募集は2018年12月です。


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みんなのとて家事3選





365日のとっておき家事 Story『√365』

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CharacterDesign & Illustration : イラストレーター・ねこがえるさん

おまけで毎週月曜日に更新している1話完結の家事小説です。
▼0話目・目次はこちらへ。
http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/route365/0.html




最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日になりますように。


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