先日、数年間療養中だった親戚が亡くなりました。

このご時世ということもあり、親戚だけのお葬式ですが、私たち家族も参加してきました。そのとき、4歳娘のことで思うところがありました。
はじめて“死”というものに触れたことでいろいろな疑問が湧いてきたようです。

今日のとっておき家事では「デス・エデュケーション」について調べました。


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とっておき家事とは?1日1つだけ行う、ちょっとだけ特別な家事のこと。詳しく知りたい方は、ブログの一番下にQ&Aがあるのでご覧ください。


index
はじめて“死”に触れて感じていること
デス・エデュケーションについて
死への恐怖
まとめ
▽ここからおまけコーナー
   暮らしのひとコマ
   いちおしとて家事
   著書について
   SNSについて
   連絡先について


はじめて“死”に触れて感じていること


数えるほどとはいえ何度かお会いして、良くしてもらった私は、涙こそ出なかったものの、少なからず “悲しい” とか “もう一度だけでもお会いしたかった” という気持ちがありました。でも、娘と親戚は面識がありません。こうした気持ちはなさそうです。

どちらかというと “疑問” と “恐怖”なのかなあ…と感じました。



火葬に立ち会ったときのこと。同じく4歳の女の子がいるママと「どうしよう、拾骨は見せないほうがいいかな…」という話になりました。
親族なのでその場には立ち会います。でも、拾骨のときには少し離れていよう、と決めました。


ところが、娘もその子も「みる」といってその場から動きませんでした。

そのあと娘は、

「ぱぱもままもしんじゃうの?」
「(自分も)しんじゃうの?」
「どうしてしんじゃうの?」
「おじいさんはどうして骨になったの?」
「おじいさんはどこにいったの?」

というようなことを話していました。


これまでは、なるべく“死”という概念に触れないように気をつけてきました。

いろいろな考え方があると思います。
私たち夫婦の場合は、娘がかなり臆病で怖がりな性格であること、そして4歳に説明するのはむずかしいと思ったことから、そのようにしてきました。


もちろん、すべてを避けることはできなくて、たとえば子ども向けのテレビなんかでも“死”にふれることはあります。だから、娘の中にあるのはたぶんその情報で。まとめるとこんな感じなのかなあと思います。

【死は眠るようなもの。時間が経ったり、問題を解決したり、魔法がかかったり、キスをしたりといったことで目を覚ます】


でも、火葬して骨になったおじいさんを見て「眠っているわけじゃない」「からだはどこにいったんだろう?」と、衝撃を受けたようでした。
どんなふうに説明したらいいのかわからず、とても悩みました。


1歳半の下の子は、何が起こっているかなんてさっぱりわからなくて、ほかの小さな子どもたちと同じく動き回っているだけでした。一方、もう少しおねえさんの子は落ち着いていました。

自分がそうした年齢だったころで考えてみても、あの場で一番衝撃を受けたのは、娘やもう1人の同年代の女の子かもしれない、と感じました。


子どもとある程度意思疎通ができるようになる3歳くらいまでに、どんなふうに伝えるか考えておけばよかった――。そんなふうに思いました。



デス・エデュケーションについて


葬儀が終わって、日常が戻ってきました。

私もまだぼんやりとしています。娘から、お葬式のことについて聞かれることはないものの、もし次に聞かれたときのためにちゃんと考えようと決めました。

Web上で読める論文をいろいろとかじり読みしてたどり着いたのが「デス・エデュケーション」という言葉です。日本語に適当な訳はないようですが、強いていうなら「死への準備教育」となるようです。




デス・エデュケーションそのものは、子どものためのものではありませんが、子どもへの伝え方についていろいろと見ていったところ、絵本を使った手法が紹介されていました。


その中の1冊に、私自身も子どものころに出会ってとても印象に残っている本がありました。『わすれられないおくりもの』という本です。





まずはこの本を注文してみます。普段の絵本とは違い、娘から質問されたときに出してくるつもりです。また、質問されたときには、『なぜなにノート』を使って、説明していくつもりです。科学的に端的に伝えたほうが怖くないのかな…と考えています。





まとめ


・デス・エデュケーションという考え方がある。

・手法の一つとして絵本が使える。


ほかに紹介されていたもので私が未読のものも。


暮らしのひとコマ



かなり美味しかったです! 洋風メインとして活用していきたいです。


イチオシとて家事



あとがきindex
著書について
連絡先について


著書について



もっと動ける私になる! 魔法の家事時間割
三條 凛花
扶桑社
2018-03-09
三條凛花の魔法シリーズ、第2弾です。この本を読むと「今すぐ動ける」ようになります。その方法として
今すぐできるものから、じっくり問題解決するものまで、合計5つの「魔法」をご紹介しました。
中でもメインテーマは「家事の時間割」です。1作目でご紹介した「スケジュール」とは違い、1日の流れを確認するための表。時間に縛られる必要はありませんが、時間の波にうまく乗ることで、スムーズに家事が捗ります。




365日のとっておき家事: もっと暮らしやすい家と時短のしくみづくり (単行本)
三條 凛花
三笠書房
2017-12-08
この本を読むと「やりたいことがたくさんあるのにうまく回らない」という悩みが解決します。1日にひとつだけ、少し特別なことをするのです。これを「とっておき家事」と呼びます。でも、それを続けていくためにはこつがあります。そこで、とっておき家事をどなたでも続けやすいようにメソッド化し、今日やりたい家事テーマがすぐに決まる"公式ガイドブック"としてつくりました。


時間が貯まる 魔法の家事ノート
三條 凛花
扶桑社
2017-03-02
この本を読むと「考えない、探さない、迷わない暮らし」を手に入れることができます。暮らしや家事にまつわる情報をすべて1冊のノートにまとめるのです。作るのに時間は必要です。でも、1度作ってしまえば、何度も調べ直す必要がなくなります。この本では、まとめ方のこつと、まとめておくと便利なことを実例を交えてご紹介しています。\重版!9刷です/









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【Q&A】 ---このブログについて---

Q. このブログは、どんなブログ?

このブログのキーワードを3つに絞るとしたら、「とっておき家事」「ノート術」「時間術」です。
私が「とっておき家事」で行った内容と気づきがおもな更新内容です。なるべく読みものとして楽しんでいただけるよう、心がけています。

Q.だれが書いているの?

三條 凛花(さんじょう りんか)といいます。整理収納アドバイザー1級の資格を保有しています。コラムやエッセイを書くのがおもなお仕事です。
ほんの数年前まで、足の踏み場もない部屋に住み、日々の家事もままならない状態でした。そこから自力で脱出し、人並みに家事ができるように。今の私にとって、家事とは「心を整えるツール」と呼べるくらい、かけがえのないものになっています。(もちろん、面倒だ!と思うときもありますが)
そのため、このブログでは掃除術やお料理術などを紹介することはほとんどありません。家事そのものというよりも、どうしたら家事が楽しくラクになるのか? というヒントを日々研究していくブログだとお考えください。

Q.とっておき家事とは?

とっておき家事は、1日ひとつ、ふだんの家事に加えて少しだけ特別なことをするものです。「家事」とついていますが、どこまでを「とっておき家事」と設定するかの線引きは自分で決めます。私は「家事=イエのコト」とし、家で行うこと全般や家族のことなど幅広く取り組んでいます。さらに詳しく知りたい方は、著書『
365日のとっておき家事』をご覧ください。また、ほかの方の実例はtwitterのハッシュタグ「 #とっておき家事 」をご参照ください。

Q.とて家事ラボとは?

「とて家事ラボ」は、とっておき家事に挑戦してみたい読者さんをサポートするために作った無料のグループです。