この数年で、「今日着る服」がすぐ決まるようになりました。

まずは予定を頭に思い浮かべます。
家だけで過ごすのか、下の子といっしょに動き回る可能性があるのか、出かけるけれどスカートでも大丈夫そうなのか。

それさえわかれば、ぐっと選択肢が狭まります。あとは気分で1着選び、それに合うものを取り出す。こんなふうにかんたんに決まります。


たまに、10年ほど前の自分のことも思い出します。

大学生のころのわたしの部屋。備え付けの大きなクローゼットにぎゅうぎゅうに詰まっていた服たち。テイストも色もなんの統一感もなく、着替えては「なんだか変?」と戻して、また着替え直すことをくり返していました。もう出ないと授業に遅れてしまうのに、服がどうしても決まらない。
そんな悩みがありました。服を買うのも、着るのも、着心地の悪いチクチクした服を着るときのようなストレスがある作業でした。



私の周りには、感覚でおしゃれになった人がたくさんいます。そういう人は、形のことも色のことも、なんとなく自分でわかります。夫もその一人です。

でも、私はそうではありませんでした。本を読んだり、さまざまな診断を受けたりして、はじめていろんなことがわかってきました。

そのうえで、服の数をしぼり、形もしぼり、色もしぼり、小物で色を楽しむように決めました。

たとえば服の形でいうと、ボトムスはガウチョパンツのようなスカートっぽく見えるパンツと、スキニーパンツと、フレアスカートの3種類にしぼりました。

ベーシックカラーにもいろいろあるけれど、ベージュとブラウン、黒が多めです。グレーと白は使い、ネイビーとカーキはほぼ使いません。さらに去年から、服選びに新しいルールをつくりました。それは、ベーシックカラー以外の服は1色だけを持つということです。

▽詳しくはこちらへ。



このルールを決めたおかげで、買うときも、服を選ぶときも、色合わせに悩まなくなりました。


とはいえ、きれいな色に心惹かれることもあります。
たとえばダスティピンクだとか、ミントグリーンだとか……。特にこれからは春服の出てくる時期です。完全に諦めてしまうのは少しもったいない――。


そこで今日のとっておき家事では、クローゼットのMyルールに少し付け加えてみることにしました。


とっておき家事とは?1日1つだけ行う、ちょっとだけ特別な家事のこと。詳しく知りたい方は、ブログの一番下にQ&Aがあるのでご覧ください。


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まとめ
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色は小物で使う


決めたルールはシンプルで、小物類はどんな色を使ってもいい!というものです。

パープル系の服に合わなそうなものだったら、上下ともベーシックカラーにして、小物だけ色を使えばいい。そう考えました。

たとえば黒の大きめトップスに、細身のスキニーパンツ、そしてピンクのハイヒール。
白のトップスにグレーのマーメイドラインスカート、グレーのコート、グレーのストール、そしてダスティブルーのミニバッグ。

小物以外をベーシックカラーに揃えたら、色合わせがさっぱりわからなくても失敗しなくなりました。

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こんなファッションの形が私には合っているようです。もし、私と同じように「感覚ではファッションがよくわからない」という人にはおすすめできる方法です……!



まとめ


・きれいな色をファッションに取り入れたいときは、小物で楽しむ!




暮らしのひとコマ



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著書について



もっと動ける私になる! 魔法の家事時間割
三條 凛花
扶桑社
2018-03-09
三條凛花の魔法シリーズ、第2弾です。この本を読むと「今すぐ動ける」ようになります。その方法として
今すぐできるものから、じっくり問題解決するものまで、合計5つの「魔法」をご紹介しました。
中でもメインテーマは「家事の時間割」です。1作目でご紹介した「スケジュール」とは違い、1日の流れを確認するための表。時間に縛られる必要はありませんが、時間の波にうまく乗ることで、スムーズに家事が捗ります。




365日のとっておき家事: もっと暮らしやすい家と時短のしくみづくり (単行本)
三條 凛花
三笠書房
2017-12-08
この本を読むと「やりたいことがたくさんあるのにうまく回らない」という悩みが解決します。1日にひとつだけ、少し特別なことをするのです。これを「とっておき家事」と呼びます。でも、それを続けていくためにはこつがあります。そこで、とっておき家事をどなたでも続けやすいようにメソッド化し、今日やりたい家事テーマがすぐに決まる"公式ガイドブック"としてつくりました。


時間が貯まる 魔法の家事ノート
三條 凛花
扶桑社
2017-03-02
この本を読むと「考えない、探さない、迷わない暮らし」を手に入れることができます。暮らしや家事にまつわる情報をすべて1冊のノートにまとめるのです。作るのに時間は必要です。でも、1度作ってしまえば、何度も調べ直す必要がなくなります。この本では、まとめ方のこつと、まとめておくと便利なことを実例を交えてご紹介しています。\重版!9刷です/









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【Q&A】 ---このブログについて---

Q. このブログは、どんなブログ?

このブログのキーワードを3つに絞るとしたら、「とっておき家事」「ノート術」「時間術」です。
私が「とっておき家事」で行った内容と気づきがおもな更新内容です。なるべく読みものとして楽しんでいただけるよう、心がけています。

Q.だれが書いているの?

三條 凛花(さんじょう りんか)といいます。整理収納アドバイザー1級の資格を保有しています。コラムやエッセイを書くのがおもなお仕事です。
ほんの数年前まで、足の踏み場もない部屋に住み、日々の家事もままならない状態でした。そこから自力で脱出し、人並みに家事ができるように。今の私にとって、家事とは「心を整えるツール」と呼べるくらい、かけがえのないものになっています。(もちろん、面倒だ!と思うときもありますが)
そのため、このブログでは掃除術やお料理術などを紹介することはほとんどありません。家事そのものというよりも、どうしたら家事が楽しくラクになるのか? というヒントを日々研究していくブログだとお考えください。

Q.とっておき家事とは?

とっておき家事は、1日ひとつ、ふだんの家事に加えて少しだけ特別なことをするものです。「家事」とついていますが、どこまでを「とっておき家事」と設定するかの線引きは自分で決めます。私は「家事=イエのコト」とし、家で行うこと全般や家族のことなど幅広く取り組んでいます。さらに詳しく知りたい方は、著書『
365日のとっておき家事』をご覧ください。また、ほかの方の実例はtwitterのハッシュタグ「 #とっておき家事 」をご参照ください。

Q.とて家事ラボとは?

「とて家事ラボ」は、とっておき家事に挑戦してみたい読者さんをサポートするために作った無料のグループです。