毎月、家事の月間スケジュールを作っています。
今日のとっておき家事では「４月の家事スケジュール作り」をテーマにしました。また、翌月のスケジュール作りを忘れないための仕組みづくりも。
スケジュール作りが大切な理由
家事のスケジュールがなくても、最低限の家事はできます。問題なのは「たまにやる家事」です。
たとえば、椅子の脚をきれいにするとか、食器棚の整理をするとか、冷蔵庫の掃除をするとか。こうしたものは「この時期にやる！」と決まっていないと後回しにしがちです。
そこで、毎日する家事・1週間ごとにする家事・毎月行う家事……といったように、家事の頻度を設定します。固定できないものもあり、全部で8種類の家事分類ができます。
▽週ごとの家事の一例。私は5分以内に終わること５つを設定していますが、はじめて取り組む方は１～３個がおすすめです。
毎週、あるいは毎月。定期的に掃除や整頓をしていると、きれいな状態を保てます。でも、後回しにしていると、散らかってしまったり、汚れを落とすのに時間がかかったりします。
意外に思われるのが「片づけ」スケジュールの必要性です。
ものは、生活しているだけでどんどん増えます。無意識に片づけられる人なら問題ありません。でも、そうでない場合は、一度きれいにしても、新しいものが増えた時点で捨てるか収納場所を決めるかしないと散らかります。
だからこそ、定期的な見直しや整頓が必要なのです。
そして、「ぱっと見で“大変そう”」と感じると、ハードルが上がりますよね。また、時間もかかります。
なので、毎月家事スケジュールをきちんと組むことで、散らかったり汚れたりする前に、気楽に家事に取り組めるようになります。
スケジュール洗い出しのポイント
スケジュールを洗い出すときは、前月の内容を参考にしてみます。ここからは、著書をお持ちで、家事スケジュールに取り組まれている方向けの内容となります。
▽こちらは新刊の付録の、書き込み式家事スケジュールです。これがあれば、曜日やその他の家事を書き込むだけでスケジュールが作れます。
過去の著書２冊の内容をぎゅっと１冊にまとめたボリューミーなムックです。「家事スケジュール」が書き込める別冊ノート付き。
※本文の内容は同じなので、すでに過去の著書をお持ちの方はご注意ください。
たとえば、「前月、着手するのが面倒だった家事」がある場合。今月は、その家事を“みじん切り”にしてみます。
以前の私は、毎週１回「お風呂そうじ」という書き方をしていました。ところが、なかなか腰が上がりません。これだとすべてをピカピカにしないと終わらないからです。
こういうときこそ、みじん切り。
「お風呂そうじ」
・洗い場掃除
・浴槽掃除
・シャワー手入れ
・お風呂小物等手入れ
・お風呂小物等手入れ
・鏡掃除
・排水口集中掃除
それぞれが５分、最大でも15分以内に終わるように細かく細かくします。すると、ハードルがぐーんと下がります。
片づけも同じです。
たとえば、私は、キッチン整理に数日間を割いています。日にちに合わせて家事を設定し、１日３つまで行います。たとえば、ある日の月に１度の家事では「食器棚（左）１段目」「食器棚（左）２段目」「食器棚（左）３段目」と３つの引き出しの整頓と掃除がテーマになっています。
また、前月と違う試みを取り入れるのも面白いです。
今月の家事スケジュールには、３つの月間テーマを取り入れてみました。毎日目にすることで意識しやすくなります。
「その他欄」に縦線を引いて、できたかどうかのチェック表を作るのもおすすめ。
それから、日付を決められない家事の予定は、ノートの下の部分に書き込んでいきます。今月から「庭しごと」欄をつくりました。
憧れ家事の欄には、行事や手仕事のやることを書き込んでいきます。思いつかない場合はネットで検索してもいいですし、とっておき家事の本をお持ちの方は、こちらにも載せています。
その他欄に、その日のとっておき家事を書くのも良いと思います。
12ヵ月の家事ヒントが載っています。
この本を読むと「やりたいことがたくさんあるのにうまく回らない」という悩みが解決します。１日にひとつだけ、少し特別なことをするのです。これを「とっておき家事」と呼びます。でも、それを続けていくためにはこつがあります。そこで、とっておき家事をどなたでも続けやすいようにメソッド化し、今日やりたい家事テーマがすぐに決まる"公式ガイドブック"としてつくりました。
▽はじめて家事ノートを作りたい方向けに、質問にお答えした記事はこちら。
ノート作りを自動化する
何事もそうですが、取りかかるまで腰が重いということはありませんか。
家事スケジュールは、5～15分もあれば作れます。それでも、私の場合、月初5日くらいまでに作れないと、その月は「もういいや」となってしまうケースが多いです。
ただ、月末に作って、月ごとの家事ほぼすべてを数日で終わらせた！という月もあったので、そういう方法もありだと思います。
そこで、きょうのとっておき家事では、毎月の家事スケジュール作りを忘れないための仕組みづくりもしました。
仕組みといっても、とてもかんたんなことです。
スマホのリマインダーに「毎月25日」になったら家事スケジュールを作るという予定を入れるだけです。
ノートだけだと見なくなってしまうかも…という人は、アプリと合わせて管理するのもおすすめです。ただ、すべての家事をリマインダーアプリに入れてみたこともあるのですが、すると、通知が多すぎてまったく見なくなってしまいました。
リマインダーアプリを使う場合は、厳選したほうが良さそうです。あるいは、毎日「家事ノートを開く」というタスクを入れるのもいいかもしれません。
そして、とても大切なことですが、１度作っただけでは家事スケジュールは完成しません。完成したあとも、生活スタイルや環境が変われば、当然変わります。引っ越したり、子どもの環境が変わったり。
うまくいかないときは、必ず理由があります。それを見直すためにも、月末の家事スケジュール作りは
役に立ちます。
まとめ
・家事スケジュールをしっかりと組むと、綺麗な状態を保ちやすくなる。
大切なお知らせ
なお、著書で紹介している家事スケジュールの分類表を、ご自身の発案とし、高額なセミナー教材として利用されてる方がいらっしゃいます……。フォーマットも文言もすべて同じですし、著書をお持ちのようでしたので、勘違いということもなさそうです。
『魔法の家事ノート』のスケジュール一覧については三條凛花考案のオリジナルコンテンツを扶桑社編集においてフォーマット化、書籍化したものであり、双方に許可なく著作物や教材などに使用することは、著作権及び編集権の侵害となります。これを侵した場合、法的措置を取らせていただくことがあります。
暮らしのひとコマ
三條凛花│家事ノート本📗重版@Rinca_366
#とて家事ラボ
2021/03/24 22:48:48
５期生春組 募集は30日まで。
・回答に不備がある場合は、お返事しておりません。記入ミスの場合、お問い合わせフォームから、正しい回答を入れてご連絡くださいませ。
・参加後の自己紹介は、私からの「連絡板」1番目… https://t.co/7kzRAUj3fn
明日で募集を締め切ります！
イチオシとて家事
ヒナ@Hina3st
3月28日 洗面台のコップを見直す
2021/03/29 06:27:31
#とっておき家事
今まで使っていたものは、フックにかけると上を向いてしまい水が少し溜まり困っていました😅
100均で見つけたこのコップなら、下を向いてくれるので、水が溜まりにくく… https://t.co/crwmgwU9MZ
プチストレスが解消されるとうれしいですね♡
著書について
三條 凛花
扶桑社
2018-03-09三條凛花の魔法シリーズ、第２弾です。この本を読むと「今すぐ動ける」ようになります。その方法として今すぐできるものから、じっくり問題解決するものまで、合計５つの「魔法」をご紹介しました。
中でもメインテーマは「家事の時間割」です。１作目でご紹介した「スケジュール」とは違い、１日の流れを確認するための表。時間に縛られる必要はありませんが、時間の波にうまく乗ることで、スムーズに家事が捗ります。
この本を読むと「やりたいことがたくさんあるのにうまく回らない」という悩みが解決します。１日にひとつだけ、少し特別なことをするのです。これを「とっておき家事」と呼びます。でも、それを続けていくためにはこつがあります。そこで、とっておき家事をどなたでも続けやすいようにメソッド化し、今日やりたい家事テーマがすぐに決まる"公式ガイドブック"としてつくりました。
三條 凛花
扶桑社
2017-03-02
この本を読むと「考えない、探さない、迷わない暮らし」を手に入れることができます。暮らしや家事にまつわる情報をすべて１冊のノートにまとめるのです。作るのに時間は必要です。でも、１度作ってしまえば、何度も調べ直す必要がなくなります。この本では、まとめ方のこつと、まとめておくと便利なことを実例を交えてご紹介しています。＼重版！９刷です／
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【Q&A】 ---このブログについて---
Q. このブログは、どんなブログ？
このブログのキーワードを３つに絞るとしたら、「とっておき家事」「ノート術」「時間術」です。私が「とっておき家事」で行った内容と気づきがおもな更新内容です。なるべく読みものとして楽しんでいただけるよう、心がけています。
Q.だれが書いているの？
三條 凛花（さんじょう りんか）といいます。整理収納アドバイザー１級の資格を保有しています。コラムやエッセイを書くのがおもなお仕事です。ほんの数年前まで、足の踏み場もない部屋に住み、日々の家事もままならない状態でした。そこから自力で脱出し、人並みに家事ができるように。今の私にとって、家事とは「心を整えるツール」と呼べるくらい、かけがえのないものになっています。（もちろん、面倒だ！と思うときもありますが）
そのため、このブログでは掃除術やお料理術などを紹介することはほとんどありません。家事そのものというよりも、どうしたら家事が楽しくラクになるのか？ というヒントを日々研究していくブログだとお考えください。