こんにちは、整理収納アドバイザーのゆきしろ りんかです。
今日だからこそやってみたい365日のとっておき家事。4月19日の家事は「収納マップを作る」です。
今日は「地図の日」。そこで、ものの定位置を家族と共有する際に便利な「収納マップ」の作り方をご紹介したいと思います。
まず、収納マップについてお話をしたいと思います。
私は昨年、一人で家を数日空ける機会が2度ありました。1度目の時は、夫から「猫のごはんはどこ?」「お皿のある場所が分からない」などLINEの嵐でお互いにストレスになりました。
【開ければ分かる】という状態にはしていたので、何度か色々なところを開けて見つけることはできたようです。
この経験から、次に家を空ける時に試してみたのが【収納マップ】を作ることです。
家事を家族で分担して行なっているご家庭の場合は、それぞれがなんとなくモノの定位置を把握しているかもしれません。ですが、そうでなければ「お母さん任せ」あるいは「奥様任せ」になっているのではないでしょうか。
私も実家で過ごしていたときは、その都度「爪切りないんだけど・・・」と母に聞きに行っていたものです。何度も聞いているにも関わらず、です。
今考えると、申し訳ないことをしたなあと思います。
このような「聞く」ことをなくすツールが【収納マップ】なのです。それを開けば、だれでもどこに何があるかを簡単に把握することができます。
ただし、収納マップはどなたにでも合っているものではありません。
もし今のお部屋が散らかっている場合は、まずものをきちんと分別して、不要なものは手放し、必要なものをきちんと整理することが必要です。
そうでなければ、何度も何度も作りなおさなければいけないため、管理が難しくなってしまうからです。
私にもまだ未着手の場所があります(主に夫の私物スペース)。ですから、しっかりと定位置が決まっているものしか作っていません。
また、いずれにせよライフスタイルが変わったりすると作りなおす必要が出てくるので、あらかじめ【点検日】を決めておくのもおすすめです。
今回の「地図の日」にちなんで、たとえば毎月19日にはマップの点検をしてみるとか、変わったらその都度写真を撮って、専用フォルダに入れておくなどの対策ができると思います。
まず、これから【メンテナンス】をしていくことも考えると、【基本セット】を用意しておくのがおすすめです。
基本セットを入れるための【箱】として、
さて、【基本セット】の中身についてご紹介しましょう。
●間取り図
●収納家具の写真またはイラスト
●収納中身の写真
この3種類です。
まずは【間取り図】から用意しましょう。賃貸住宅の場合はインターネットからダウンロードできる場合もあります。お住まいの「物件名」で検索するのがおすすめです。
私はWordを使って作りました。
下図のような画像を組み合わせると、結構簡単にできます。
Wordで作る場合は、2種類用意するのがおすすめ。
1つめは、【基本の間取り図】。こちらには家具などを描かずに、備え付けの収納だけを描きます。大きさはざっくりとで良いです。
この状態まで作ったら、画面キャプチャ(今見ている画面をそのまま画像にしたもの)を撮っておきます。
(※お使いの端末によりますが、私の場合は [Fn] + [Alt] + [スペース] で撮れます。撮ったものをペイントなどに貼り付けて保存します。)
2つめは、【家具配置後の間取り図】。こちらは家具も描き込んでおきましょう。
どうしてこのように分けるのかというと、模様替えをしたり、家具を新調・処分した場合に面倒だからです。
この状態で同じく画面キャプチャを撮り、使ったWord文書も保存しておきましょう。模様替えをした時に、配置を変えるだけでいいので楽になります。
基本の間取り図に付け足す形でやっていくと便利です。
また、以前もお話ししましたが、間取り図を作っておくと色々な用途で使えるのでとっても便利です。動線を考えるときにも役立ちます。
間取り図が出来たところで、次は部屋の中を歩きまわっての作業です。
カメラを持って歩きながら、部屋の収納とその中身を写真に収めていきます。一筆書きのようにぐるっと回るようなイメージで歩くと漏れがありません。
こんな感じで。
どんどん写真を撮って、パソコンに保存しましょう。
ここまで出来たら、いよいよ収納マップ作りに入っていきます。
ある程度パソコンが使える方であればWordで簡単に作れる方法をご紹介したいと思います。
絵が得意な方やパソコンが苦手という方は、手描きの方がおすすめです。
まずは用紙を「横向き」に設定します。
お使いのバージョンによってやり方が異なります。私の利用しているのは「Word2013」です。
横向きにした方が作業がしやすくなります。
次に、Wordの真ん中に間取り図を配置します。
この時、全ての部屋をひと目で見られるようにするのはスペース的に難しいと思います。私がやってみたのは、玄関+洗面所+トイレの例です。
貼り付けてから【トリミング】機能を使うと簡単に表示させたい場所だけに縮小することができます。
あとは、周りに家具や収納の写真を貼り付けていくだけです。
分かりやすいように【線】や【枠線】を使っていくのも良いと思います。
出来上がったものがこちら。
いかがでしょうか? 余力があれば(そして定位置がしっかり決まっていれば)、中身を文字で書き加えるのもおすすめです。
このようなマップを作っておくことで、家族との共有がぐんとスムーズになります。複数印刷しておいて、家族がよくいる場所に置いておくと、自分で収納を開けて取り出せるようになると思います。
作ることやメンテナンスには多少時間がかかりますが、毎日のように「あれどこ?」と聞かれる手間を考えると、意外と楽になるかもしれません。
ぜひ一度試してみてくださいね(^^)
最後までお読みいただきありがとうございました。今日も素敵な1日になりますように♥
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今日だからこそやってみたい365日のとっておき家事。4月19日の家事は「収納マップを作る」です。
今日は「地図の日」。そこで、ものの定位置を家族と共有する際に便利な「収納マップ」の作り方をご紹介したいと思います。
収納マップとは?
まず、収納マップについてお話をしたいと思います。
私は昨年、一人で家を数日空ける機会が2度ありました。1度目の時は、夫から「猫のごはんはどこ?」「お皿のある場所が分からない」などLINEの嵐でお互いにストレスになりました。
【開ければ分かる】という状態にはしていたので、何度か色々なところを開けて見つけることはできたようです。
この経験から、次に家を空ける時に試してみたのが【収納マップ】を作ることです。
家事を家族で分担して行なっているご家庭の場合は、それぞれがなんとなくモノの定位置を把握しているかもしれません。ですが、そうでなければ「お母さん任せ」あるいは「奥様任せ」になっているのではないでしょうか。
私も実家で過ごしていたときは、その都度「爪切りないんだけど・・・」と母に聞きに行っていたものです。何度も聞いているにも関わらず、です。
今考えると、申し訳ないことをしたなあと思います。
このような「聞く」ことをなくすツールが【収納マップ】なのです。それを開けば、だれでもどこに何があるかを簡単に把握することができます。
マップ作りの前の注意点とデメリット
ただし、収納マップはどなたにでも合っているものではありません。
もし今のお部屋が散らかっている場合は、まずものをきちんと分別して、不要なものは手放し、必要なものをきちんと整理することが必要です。
そうでなければ、何度も何度も作りなおさなければいけないため、管理が難しくなってしまうからです。
私にもまだ未着手の場所があります(主に夫の私物スペース)。ですから、しっかりと定位置が決まっているものしか作っていません。
また、いずれにせよライフスタイルが変わったりすると作りなおす必要が出てくるので、あらかじめ【点検日】を決めておくのもおすすめです。
今回の「地図の日」にちなんで、たとえば毎月19日にはマップの点検をしてみるとか、変わったらその都度写真を撮って、専用フォルダに入れておくなどの対策ができると思います。
最初に用意する基本のパーツ
まず、これから【メンテナンス】をしていくことも考えると、【基本セット】を用意しておくのがおすすめです。
基本セットを入れるための【箱】として、
- パソコンに専用フォルダを作っておく
- Evernoteに専用ノートを用意する
◆基本セットの中身
さて、【基本セット】の中身についてご紹介しましょう。
●間取り図
●収納家具の写真またはイラスト
●収納中身の写真
この3種類です。
間取り図の作り方
まずは【間取り図】から用意しましょう。賃貸住宅の場合はインターネットからダウンロードできる場合もあります。お住まいの「物件名」で検索するのがおすすめです。
私はWordを使って作りました。
下図のような画像を組み合わせると、結構簡単にできます。
Wordで作る場合は、2種類用意するのがおすすめ。
1つめは、【基本の間取り図】。こちらには家具などを描かずに、備え付けの収納だけを描きます。大きさはざっくりとで良いです。
この状態まで作ったら、画面キャプチャ(今見ている画面をそのまま画像にしたもの)を撮っておきます。
(※お使いの端末によりますが、私の場合は [Fn] + [Alt] + [スペース] で撮れます。撮ったものをペイントなどに貼り付けて保存します。)
2つめは、【家具配置後の間取り図】。こちらは家具も描き込んでおきましょう。
どうしてこのように分けるのかというと、模様替えをしたり、家具を新調・処分した場合に面倒だからです。
この状態で同じく画面キャプチャを撮り、使ったWord文書も保存しておきましょう。模様替えをした時に、配置を変えるだけでいいので楽になります。
基本の間取り図に付け足す形でやっていくと便利です。
また、以前もお話ししましたが、間取り図を作っておくと色々な用途で使えるのでとっても便利です。動線を考えるときにも役立ちます。
家具や収納内部の写真を撮る
間取り図が出来たところで、次は部屋の中を歩きまわっての作業です。
カメラを持って歩きながら、部屋の収納とその中身を写真に収めていきます。一筆書きのようにぐるっと回るようなイメージで歩くと漏れがありません。
こんな感じで。
どんどん写真を撮って、パソコンに保存しましょう。
ここまで出来たら、いよいよ収納マップ作りに入っていきます。
収納マップの作り方
ある程度パソコンが使える方であればWordで簡単に作れる方法をご紹介したいと思います。
絵が得意な方やパソコンが苦手という方は、手描きの方がおすすめです。
まずは用紙を「横向き」に設定します。
お使いのバージョンによってやり方が異なります。私の利用しているのは「Word2013」です。
横向きにした方が作業がしやすくなります。
次に、Wordの真ん中に間取り図を配置します。
この時、全ての部屋をひと目で見られるようにするのはスペース的に難しいと思います。私がやってみたのは、玄関+洗面所+トイレの例です。
貼り付けてから【トリミング】機能を使うと簡単に表示させたい場所だけに縮小することができます。
あとは、周りに家具や収納の写真を貼り付けていくだけです。
分かりやすいように【線】や【枠線】を使っていくのも良いと思います。
出来上がったものがこちら。
いかがでしょうか? 余力があれば(そして定位置がしっかり決まっていれば)、中身を文字で書き加えるのもおすすめです。
このようなマップを作っておくことで、家族との共有がぐんとスムーズになります。複数印刷しておいて、家族がよくいる場所に置いておくと、自分で収納を開けて取り出せるようになると思います。
作ることやメンテナンスには多少時間がかかりますが、毎日のように「あれどこ?」と聞かれる手間を考えると、意外と楽になるかもしれません。
ぜひ一度試してみてくださいね(^^)
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最後までお読みいただきありがとうございました。今日も素敵な1日になりますように♥
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