子どものころ、近所に小さな文房具屋さんがありました。
田舎町の住宅街にある小さな文房具屋さんです。おしゃれなステーショナリーはなにも置いていないけれど、私にとっては特別にわくわくする空間でした。
メモ帳、便箋、ノート。ねり消しにプロフィール帳。キャラクターグッズやきれいなお花の絵の描いたもの。
毎回一つひとつ手にとって、おこづかいと比べて悩んで。そうやって購入した文房具はどれもお気に入りになりました。
大学生になると、おしゃれな雑貨屋さんにたくさん出会いました。何もほしいけれど、お財布と相談しながら何十分も迷う時間がすきでした。ずいぶん悩んで選んだものの、それでも気づくと「使わないけれどなんとなくある」ものが増えてしまいました。
今は、文房具も最小限に抑えています。
文房具を減らしたのはここ数年の「捨て」ブームもありますが、意地悪な先輩のひとことがきっかけでした。
職場で使う文房具は、どれも一つひとつお気に入りのものを選んでいました。パステルカラーのボールペン。いろんな形のふせん。お気に入りのノート。
私の中では「好きなこと」であり、「当たり前のこと」だったのですが・・・。
「備品を使わない意味がわかんない。無料なんだからさ。こだわる意味とか有るの? なんかキラキラOLにあこがれてましたって感じだよね! マジうけるんだけど~」
先輩がそう言うと、周りの人も笑い出しました。
それ以来、すきだったものがなんとなくくすんで見えるようになって、仕事を辞めてからすべて捨ててしまいました。
次の職場では(もし私が同じような文房具を使っていたとしても誰もけなさなかったと思うけれど)ずっと備品のボールペンやメモ帳だけで過ごしました。
当時は、なんだか自分が恥ずかしくなってすべて捨ててしまったのですが、嫌な記憶が薄れてきた今になって考えると、捨てる必要はなかったなあと思います。
たとえば、女性はネイルにこだわると、デスクワークをするときにも綺麗に塗られた爪が目に入って元気になる。なにかでそう読んだことがあります。
私にとってのお気に入りの文房具は、そういうものだったんじゃないかなあ、と。
確かに無くたって困らないし、自己満足でしかないのかもしれません。それでも、無機質な時間を確かに彩ってくれていたものだったのです。
ここ数年でたくさんのものを手放しました。ほとんど後悔したことはありませんが、お気に入りの文房具を捨てたのは、自分らしさやそれを選ぶためにかけた楽しい時間までごみ箱に放ってしまったようなものだなあ、とすこし後悔しています。
「手放すもの」を人の言葉で決めない。もっと言うと、人に流されない自分の「芯」を持ちたい。このごろ、強くそう思います。
前置きが長くなってしまいましたが、今自宅にある文房具はごくわずかです。便箋などは「お手紙セット」にまとめているので省きますが、ペンやホチキス、クリップなど一般的な文房具について書いてみたいと思います。
まず、文房具は使用頻度別に「1軍」と「2軍」に分けて収納しています。
11月3日は「文具の日」。今日のとっておき家事では、文房具の数や定位置の見直しを行なってみることにしました。
1軍アイテムは、いつも過ごす場所(ソファ周り)の引き出しに収納しています。
最低限使うものだけにまとめています。
▼たとえばこんなもの
「習慣づくりに大切なもの」は、ここでは「カラーボールペン」のことを指します。
「くらしレシピノート」を書く時のためのもので、もしこれが取り出しにくければ、このノートをつける習慣がなくなってしまうと思います。
ボールペンイラストを描くときにも使います。
2軍アイテムは、月2~3回程度しか使わないものです。キャットケージの隣にある収納棚内の引き出し(取り出すまでに3アクションくらい必要な場所)に入れています。
この場所に収まるだけ、と決めています。
ホチキスやテープのりは、毎月なにかしら使うものの、頻繁に使うわけではないので、少しくらい取り出しにくくても今のところ大丈夫です。
ちなみに、「テープのり」を購入してから、「のり」を手放しました。
手が汚れず、紙がボコボコすることもないので、はじめて使ったときは「なぜ今までこれを知らなかったんだろう!」と激しく後悔するくらい、私にとって画期的な商品でした。
職場でも糊付けを頼まれることが多いので、こちらを導入してもらったくらいです。
改めて写真に撮ってみると、以前集めていた「おしゃれな文房具」は、今の家にはほとんど残っていませんね。せめて色を統一するか、やっぱり一つひとつお気に入りのものを選ぶか。
どちらかにシフトしていきたいと考えています。
■今年のチェックポイント
こうして俯瞰で見ると、意外と改善点が見えるものですね。
・‥…─*・‥…─*・‥…─*・‥…─*・‥
最近心がけていることの一つが、「ノートをシンプルなもので統一する」ことです。
一時期ノート集めに凝っていて、おしゃれなデザインのものを見つけるとすぐに購入していました。買うだけではなく、実際に使っていたのですが、棚に並べたときにバラバラだと(個人的には)違和感があるので気になっています。
最近は、「どこでも買える」「シンプルな色とデザイン」の2つを購入条件にしています。
「自分の気分が変わる文房具」は改めて増やしていきたいと思いますが、自宅でちょっと使う程度のものは基本的に増やさない予定です。
・‥…─*・‥…─*・‥…─*・‥…─*・‥
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田舎町の住宅街にある小さな文房具屋さんです。おしゃれなステーショナリーはなにも置いていないけれど、私にとっては特別にわくわくする空間でした。
メモ帳、便箋、ノート。ねり消しにプロフィール帳。キャラクターグッズやきれいなお花の絵の描いたもの。
毎回一つひとつ手にとって、おこづかいと比べて悩んで。そうやって購入した文房具はどれもお気に入りになりました。
大学生になると、おしゃれな雑貨屋さんにたくさん出会いました。何もほしいけれど、お財布と相談しながら何十分も迷う時間がすきでした。ずいぶん悩んで選んだものの、それでも気づくと「使わないけれどなんとなくある」ものが増えてしまいました。
今は、文房具も最小限に抑えています。
捨てて後悔したもの
文房具を減らしたのはここ数年の「捨て」ブームもありますが、意地悪な先輩のひとことがきっかけでした。
職場で使う文房具は、どれも一つひとつお気に入りのものを選んでいました。パステルカラーのボールペン。いろんな形のふせん。お気に入りのノート。
私の中では「好きなこと」であり、「当たり前のこと」だったのですが・・・。
「備品を使わない意味がわかんない。無料なんだからさ。こだわる意味とか有るの? なんかキラキラOLにあこがれてましたって感じだよね! マジうけるんだけど~」
先輩がそう言うと、周りの人も笑い出しました。
それ以来、すきだったものがなんとなくくすんで見えるようになって、仕事を辞めてからすべて捨ててしまいました。
次の職場では(もし私が同じような文房具を使っていたとしても誰もけなさなかったと思うけれど)ずっと備品のボールペンやメモ帳だけで過ごしました。
当時は、なんだか自分が恥ずかしくなってすべて捨ててしまったのですが、嫌な記憶が薄れてきた今になって考えると、捨てる必要はなかったなあと思います。
たとえば、女性はネイルにこだわると、デスクワークをするときにも綺麗に塗られた爪が目に入って元気になる。なにかでそう読んだことがあります。
私にとってのお気に入りの文房具は、そういうものだったんじゃないかなあ、と。
確かに無くたって困らないし、自己満足でしかないのかもしれません。それでも、無機質な時間を確かに彩ってくれていたものだったのです。
ここ数年でたくさんのものを手放しました。ほとんど後悔したことはありませんが、お気に入りの文房具を捨てたのは、自分らしさやそれを選ぶためにかけた楽しい時間までごみ箱に放ってしまったようなものだなあ、とすこし後悔しています。
「手放すもの」を人の言葉で決めない。もっと言うと、人に流されない自分の「芯」を持ちたい。このごろ、強くそう思います。
文房具は1軍と2軍に分ける
前置きが長くなってしまいましたが、今自宅にある文房具はごくわずかです。便箋などは「お手紙セット」にまとめているので省きますが、ペンやホチキス、クリップなど一般的な文房具について書いてみたいと思います。
まず、文房具は使用頻度別に「1軍」と「2軍」に分けて収納しています。
11月3日は「文具の日」。今日のとっておき家事では、文房具の数や定位置の見直しを行なってみることにしました。
1軍:いつも過ごす場所の引き出し
1軍アイテムは、いつも過ごす場所(ソファ周り)の引き出しに収納しています。
最低限使うものだけにまとめています。
▼たとえばこんなもの
- 毎日使うもの
- 気づいたときにさっと取り出したいもの
- 習慣づくりに大切なもの
「習慣づくりに大切なもの」は、ここでは「カラーボールペン」のことを指します。
「くらしレシピノート」を書く時のためのもので、もしこれが取り出しにくければ、このノートをつける習慣がなくなってしまうと思います。
*関連記事*
すき&やってみたい が詰まった「くらしレシピノート」を作る
http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/46485571.html
ボールペンイラストを描くときにも使います。
2軍:収納棚の引き出し
2軍アイテムは、月2~3回程度しか使わないものです。キャットケージの隣にある収納棚内の引き出し(取り出すまでに3アクションくらい必要な場所)に入れています。
この場所に収まるだけ、と決めています。
ホチキスやテープのりは、毎月なにかしら使うものの、頻繁に使うわけではないので、少しくらい取り出しにくくても今のところ大丈夫です。
ちなみに、「テープのり」を購入してから、「のり」を手放しました。
手が汚れず、紙がボコボコすることもないので、はじめて使ったときは「なぜ今までこれを知らなかったんだろう!」と激しく後悔するくらい、私にとって画期的な商品でした。
職場でも糊付けを頼まれることが多いので、こちらを導入してもらったくらいです。
改めて写真に撮ってみると、以前集めていた「おしゃれな文房具」は、今の家にはほとんど残っていませんね。せめて色を統一するか、やっぱり一つひとつお気に入りのものを選ぶか。
どちらかにシフトしていきたいと考えています。
■今年のチェックポイント
- ペンが無駄に増えてきたので見直してみる予定です。
- また、テープホルダーが無いのにテープの替えばかりあるのも変ですね(^_^;)
- 万年筆のインクも、こちらのものはもう使っていません。
こうして俯瞰で見ると、意外と改善点が見えるものですね。
・‥…─*・‥…─*・‥…─*・‥…─*・‥
最近心がけていることの一つが、「ノートをシンプルなもので統一する」ことです。
一時期ノート集めに凝っていて、おしゃれなデザインのものを見つけるとすぐに購入していました。買うだけではなく、実際に使っていたのですが、棚に並べたときにバラバラだと(個人的には)違和感があるので気になっています。
最近は、「どこでも買える」「シンプルな色とデザイン」の2つを購入条件にしています。
「自分の気分が変わる文房具」は改めて増やしていきたいと思いますが、自宅でちょっと使う程度のものは基本的に増やさない予定です。
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