以前の休日は両方とも外食になったり、ピザになったりすることが多かったように思います。
これまでの記事でも書いていますが、それは「料理をする」のが苦手だったから。
冷蔵庫の使い方や買い物の仕方を変え、続けられるこんだて計画や常備菜作りの方法を見つけたことで、無理なく自炊できるようになり、「つい外食」が減ったのだと思います。
*「家事改善」についての関連記事*
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もう1つの理由は「食べること」のありがたみや、楽しさについて考えてみたのが理由かもしれません。
外食は特別なもの
子どものころは特別だった外食。休日に焼き肉や中華料理屋さん、レストランなどに連れて行ってもらうのがとても楽しみでした。
行きつけのお店があって、いつも頼む定番のメニューがあって。なにげない休日、なにかのお祝い、いろいろなシチュエーションで食べたものや過ごした時間は、断片的にではありますがどれも印象に残っています。
ところが結婚してからは、結婚記念日のディナーなどをのぞいて、そういう「特別な外食」はほとんどありません。
これは冒頭にも書きましたが、単純に私のせいです。
私がもっとも家事をさぼりたくなるのが休日で、「今日は作るのが面倒になってきた」「材料がない」と言って「仕方なく外食」になることが多かったのです。
「これが食べたいな」「あのお店に行ってみよう」という気持ちが先にあってする外食とは違って、お店選びも適当になり、食べることにもあまり有り難みを感じず、機械的になります。夫との会話もあまりありません。
今月の頭に、両親が東京に遊びに来ました。
記念日などに利用しているお店を予約して一緒に出掛けたのですが、どのお料理も美しく、そしておいしくて、普段はあまり食べ物に興味のない夫でも「これはなんの魚?」「何が入ってるんだろう」「ものすごく美味しい」と口数が多くなりました。
そういう外食をしてみると、ますます普段の「つい外食」ではもったいないことをしていたなあと思います。
外食を楽しくするための3つのルール
11月23日は勤労感謝の日ですが、実は「外食の日」でもあります。そこで、今日のとっておき家事では、外食を「特別なもの」にするために、わが家で取り入れてみたい3つのルールを考えてみました。
*とっておき家事とは?
毎日その日の記念日や誕生花、あるいはその時期にやっておきたい家しごとなどを1日1つ行なっていくものです。内容は、いわゆる家事だけでなく、季節イベントの準備やお付き合い、家族と楽しく過ごす工夫・・・など幅広く設定しています。
今年の1月1日から始めたのですが、3ヵ月を過ぎるころには「家事はもう苦手じゃない」と思えるようになりました。
1.お店を適当に選ばない
昨日は微妙な時間帯に出掛けたため、急遽外食をすることになりました。
近くにはお店がなく、仕方なく唯一その辺りにあったお店に入りました。入る前から「うーん、微妙そうだな」と思ったものの、ほかに選択肢がなかったのが理由です。
案の定、なんだかもったいないことをしている気分になりました。
「食べたいものがないな」とがっかりした気持ちで眺めたメニュー。出されたごはんが美味しくなかったこと。そしてその割にお値段が高かったこと。
お金をかけているのになにか損をしているような、そんな気がしました。
昨日のようなケースでは選択肢がないので仕方がないのですが、「ここでいいや」ではなく「ここで食べたい」「あれが食べたい」という気持ちでお店選びをしたいと思います。
なお、ここで考える「お店選び」は高級なお店だったり、おしゃれなお店というわけではありません。
ファストフード店も、ファミリーレストランも好きです。
「今日はフライドポテトが食べたいね」。そう言ってマクドナルドに入る日もお気に入りです。
以前の職場で打ちひしがれていたとき、恋人(今の夫)が駅まで迎えに来てくれて、真夜中に出掛けたファミレスで食べたときの思い出も記憶に残っています。
「これを(or ここで)食べたい」という気持ち、そして「思い出」。そのどちらかがあれば、どんな食事も素敵なものになるのかもしれません。
感情をベースにしてお店選びをしたいと思います。
2.場所よりも「食べたい」ものを軸にする
ディズニーランドに行くときは、いつもイクスピアリにあるモンスーンカフェに立ち寄ります。
ガパオごはんが大好きなので、夫も私もそれしか頼みません。泊まりで出掛けたときには、2日とも同じお店に行き、同じガパオごはんを頼んでしまったくらいお気に入りです。
先週、銀座に出かける用事がありました。
普段なら、行きやすい駅付近で空いているお店を探すのですが、「銀座一丁目」駅にもモンスーンカフェがあると知り、珍しく乗り換えをしてまで出掛けてみました。
意外に店舗によって味が違うのにもびっくり。イクスピアリの方は結構辛め。銀座一丁目の方はかなりマイルド。私たちはイクスピアリの辛い方が好きだったかも。
ふだんと違う街に降りてみると、いろいろな発見があり、定番ばかりの私たちにはそれもまた面白かったです。
3.外食にかかったお金の計算方法
ライフスタイルが変わったので家計簿(的なもの)を再開しました。
そちらについては、これからうまく続けていけたら記事にしたいと思うのですが、「費目の分け方」は以前から同じ構成にしています。
一つのポイントにしているのが、「外食」を3分割することです。
- 「食費」=自分一人で外食したとき
- 「交際費」=友人と外食したとき
- 「デート費」=夫と外食したとき。(そのほか、カラオケ代、レンタカー代など夫と過ごすためにかかったお金はすべてこの費目でまとめます)
こうしておくと、「食費(食材にかかったお金、つい一人で外食してしまったというムダなお金)」を見たいときには、毎月の純粋な変動のみになるので、食費のムダが見つけやすいように思います。
デート費は1週間あたり最大5,000円、1ヵ月あたり最大20,000円に設定しています。
その週でまったく使わなければ貯金へ回し、5,000円以内で楽しめるなら気兼ねなく使う。もし使いすぎてしまった場合は次の週で調整。
そんなふうにしています。
▼詳しくはこちらへ。
*関連記事*
家計の見直しをする・費目の足し引き編
http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/35552147.html
「お金をつかうこと」に理由のない罪悪感や焦燥感を覚える性格なので、「ここまで使ってもOK」という線引きをしてあげることで、以前よりも楽しく外食できるようになりました。
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食べることは生きること。丁寧に楽しみたいと思っています。
▼ちょうど今日、AKIさんが書かれていたブログ記事にも胸を打たれました。
ごきげんすいっち
あと何回、一緒に食事を囲めるのかな。
つわりで何も出来なくなって、母が上京してくれた1週間のことを思い出しました。
結婚してから、母とあんなにゆったり過ごせる時間を持てるなんて思っていなかったので、母が帰ったあとのホームシックのような気分(これまで留学中などでもかかったことがない)から立ち直るのには時間がかかりました。
母が教えてくれた味を私も受け継いでいけるように、日々の食卓に生かしています。
関連記事
*マキごはん* なすのしそ巻き
http://blog.livedoor.jp/rincaji/archives/42350994.html
母の作ってくれた簡単レシピは、「マキごはん」シリーズでご紹介しています。こちらの記事に目次があります。
この本を読むと「やりたいことがたくさんあるのにうまく回らない」という悩みが解決します。1日にひとつだけ、少し特別なことをするのです。これを「とっておき家事」と呼びます。でも、それを続けていくためにはこつがあります。そこで、とっておき家事をどなたでも続けやすいようにメソッド化し、今日やりたい家事テーマがすぐに決まる"公式ガイドブック"としてつくりました。
Q. このブログは、どんなブログ?
このブログのキーワードを3つに絞るとしたら、「とっておき家事」「ノート術」「時間術」です。私が「とっておき家事」で行った内容と気づきがおもな更新内容です。なるべく読みものとして楽しんでいただけるよう、心がけています。
Q.だれが書いているの?
三條 凛花(さんじょう りんか)といいます。整理収納アドバイザー1級の資格を保有しています。コラムやエッセイを書くのがおもなお仕事です。ほんの数年前まで、足の踏み場もない部屋に住み、日々の家事もままならない状態でした。そこから自力で脱出し、人並みに家事ができるように。今の私にとって、家事とは「心を整えるツール」と呼べるくらい、かけがえのないものになっています。(もちろん、面倒だ!と思うときもありますが)
そのため、このブログでは掃除術やお料理術などを紹介することはほとんどありません。家事そのものというよりも、どうしたら家事が楽しくラクになるのか? というヒントを日々研究していくブログだとお考えください。
Q.とっておき家事とは?
とっておき家事は、1日ひとつ、ふだんの家事に加えて少しだけ特別なことをするものです。「家事」とついていますが、どこまでを「とっておき家事」と設定するかの線引きは自分で決めます。私は「家事=イエのコト」とし、家で行うこと全般や家族のことなど幅広く取り組んでいます。さらに詳しく知りたい方は、著書『365日のとっておき家事』をご覧ください。また、ほかの方の実例はtwitterのハッシュタグ「 #とっておき家事 」をご参照ください。Q.とて家事ラボとは?
「とて家事ラボ」は、とっておき家事に挑戦してみたい読者さんをサポートするために作った無料のグループです。次回の募集は2018年12月です。最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日になりますように。
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最終更新日:2018年1月
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