この記事を書いたのは、2024年12月。
「10年間毎日続けたブログ更新を、いったん終わりにしよう」と思っていたころの記録です。
あれから、少しずつ状況が変わりました。
ブログの毎日更新は終えましたが、書くこと自体はやめられなくて、今は noteで毎日更新しています。
家事や暮らしについて書くこともありますが、それだけではなく、エッセイや小説など、そのとき書きたいものを自由に書いています。
「いつか小説を出版したい」という夢も、まだ追いかけています。
コンテストにも挑戦するようになり、受賞にはまだ至っていないものの、少しずつ選考を通過するようになってきました。
そして、とっておき家事はXで今も続けています。
10年間で培ってきた「暮らしを少しずつよくしていく」という考え方は、場所を変えながら、今も私の中に残っています。
この記事に書いたことは、2024年の私にとっての一区切りでした。
でも、終わりにしたものの先にも続きがありました。
10年とっておき家事を続けた結果
今日の記事では「10年とっておき家事を続けた結果」を紹介します。
本題に入る前に、重ねてのお知らせです。
2015年1月1日、わたしはこのブログ「365日のとっておき家事」を開設しました。
今日の時点でそれから3,650日。
あと3日でまる10年になります。
とっておき家事そのものはこれからも続けていくけれど、
ブログを毎日更新するのは今年で終わりです。
毎月15時間以上をブログに当ててきました。
noteにも載せたけれど、書くのはすごくたのしかったです。
暮らしにも明らかな変化が見られました。
でも、わたしが追いつけなくなってきたので、
少し力を抜いて、自分の暮らしもゆっくりさせたいなと思っています。
ブログの更新は不定期に変わります。
その代わりといってはなんですが、まずは印刷できる冊子を作ってみようと思いました。
それが『月刊tote』です。
noteだと、PDFもかんたんに載せられるんですよ。
▼こちらから中身の9割を読めます。印刷用PDFも無料でDLできます。
毎月ここにPDFを載せつつ、このブログでは誌面に収めきれなかったtipsをたくさん紹介できたらいいなと思っています。
『tote』は、企画も文章もデザインも、イラストも編集も、全部ひとりでやりました。
そんなわけで、結局膨大な作業量が必要なので、どれくらい続けられるかはわかりません。 でも、まずは半年目指してがんばってみます。
日々のとて家事はどうしようかな、SNSでつぶやくくらいになるかもしれません。 初心に戻ってやっていきます。
ちなみに秋に再開したnoteでは、いろんなエッセイや小説を書いてるんですけど、6割くらいには”暮らしのヒント”をこっそり混ぜ込んでいます。
ブログは「写真」が必要だから結構大変だったのだけれど、文字だけでも載せられる、そう考えたらすらすら書けて。
こちらも読んでもらえたらうれしいな。
10年とっておき家事を続けてわかったこと
さて、毎日更新をやめると決めたら、途端に書くことが思いつかなくて困りました。
Twitterのほうでお題を募集したら、琳さんから「10年とっておき家事を続けた結果」を読んでみたいと言ってもらえたので、書いてみようと思います。
まず、わたしが10年とっておき家事を続けた結果をひとことでいうと
というのが大きいです。
とて家事をスタートする3年くらい前かな、何度か書いたからご存知の方もいると思うけれど、汚部屋でうなだれてました。
子どものころから、結婚への憧れがあったんです。
それは「好きな人と」「暮らすこと」。
その暮らしでは、それなりにちゃんとした恰好をして、それなりに綺麗で好きなものに囲まれた家で過ごしているイメージが、漠然とありました。
でも現実のわたしは、モノに押しつぶされそうな部屋で、高校時代のクラスTシャツにハーパンを履いて、ぼさぼさの頭にすっぴんの眼鏡姿で、ただ何もできずにいました。
そんな自分のことが、本当にきらいだった。
10年やってみても、やっぱり家事ができない日もあります。
これを書いた今、久しぶりにひどい状態になって、息を切らしながらまとめてやってます。 やっぱり溜め込むとダメですね。
10月に家族全員高熱を出しました。それがすべてのはじまりで。 ようやく治ったと思ったら猫のフカの闘病がはじまった。毎日病院に通っていたけれど、フカが亡くなって抜け殻のようになりました。
今度は猫のバロが体調を崩してまた1ヵ月病院通いの日々……。
幸い、バロは完治して元気になってくれました。
でも、2ヵ月間、ずっと辛いことが続きました。
時間も気力も体力も限界で、その間、ほんとうに最低限しかやらなかったから、どうしても人に来てもらわないといけないときにカゴに全部突っ込んで隠すのをくり返しました。
どんどん溜まっていくから、本当に終わらなくて。
でも、10年の蓄積で「家事が溜まったらどうするか」が、わたしの頭の中のデータベースにはきちんとあったんです。
「時間を区切ってやる」とか「スリクエやリミット15がいいよ」とか。
「一ヵ所聖域化でまず気持ちを整えよう」とか。
「まとめただけの混沌ボックスが溜まったら、ボールプールに全部出して仕分けする」とか。
それでも無理なら後回しでいい。
試行錯誤の過程で、そういう「バリエーション」ができてきたのが大きいです。
前は「最低限」もできなかった。
いまは、落ち込んでいてもどんなに余裕がなくても「最低限」ならできる。そこからの持ち直しも速い。
ここの変化って大きいと思うんです。
家事を完ぺきにできない日って、やっぱりあるじゃないですか。 むしろ、そっちのほうが全然多いなあ。
子どもが生まれてからは、完全な状態って10分も持たなくなりました。
それでも、「ここまでできたらいい」と決められるようになってきました。
※ただし、最低限のラインは人それぞれ。うちの家族の中の「最低限」は ”モデルルームのような部屋” で、「しらんけど」と思いながら適当にやっています。
家事って「当たり前のもの」っていう認識だから、たとえば仕事で活用しているような考えやアイディアを取り入れたりしない人も多いと思うし、分析しようと考える人も、少なくとも10年前はあまり見かけませんでした。
とっておき家事という枠組みの中でやっていく中で、ビジネス書にあるようなやり方を取り入れてみたり、本気で家事改善を分析してみたりして、年々、気づきと発見がありました。
分析・改善すると、むだに浪費していた「頭を使う時間」が見えてきます。 そこを削れたら、時短になりました。
さて、そんなわけで、家事にかかる時間は少し減りました。
今までむだにしていた時間を貯めた結果、なにが起きたのか。
それは「学び」に時間を費やせるようになりました。本だったり、その時々でハマっていることだったり。
わたしは超多趣味なんです。
だから、ひとつのことに熱中したかと思ったら、その翌月にはぜんぜん違うことをしている……みたいなことがよくあります。
それが結果的によく働いてくれました。
見た目が10年前と全然変わったんです。
空き時間で、メイクやファッションに関する本をたくさん読みました。
骨格診断やパーソナル診断を受けたことで、自分に似合うものを選びやすくなって……。
食べものについての本も読んだから、食生活も変わって、健康になってきた感じもあります。 自炊率も前よりずっとずっと上がりました。冷蔵庫の中身を見てごはんをつくれるなんて、過去の自分が見たらびっくりすると思う。
お惣菜や外食もぜんぜん多用するけど、そのときも「選び方」で健康に配慮できることを知りました。
たぶん、10年前のわたしと友だちだった人は、今のわたしと会ったら、顔も服装も違いすぎて驚くと思うな……。
年齢も重ねてミドサーと言われる年齢になったし、産後体型が変わってしまって戻らない。
でも、10年前の自分より好きです。
わたし、勇気を出してこのブログを作ってよかったなあと、こうやって振り返ってみて思いました。
やっぱり「読んでもらえないものを量産している」という事実に気づいて、ちょっと打ちのめされたりもしたのですが、自分自身が大きく変われたことがうれしいです。
これから目指していくこと
これからは2つのことを目指していきます。
ひとつは、月刊toteをがんばってつくっていくこと。
もうひとつは、エッセイの本を出したいと思っています。
これまでのわたしの文体とは少し変わってしまうと思うけれど、いろんな気づきを詰め込んだものを書く予定です。
たぶん6~7割には暮らしのヒントが入ると思う。
その中でも、フカが亡くなったことで気づいた「あたりまえの日常の愛おしさ」については、本当に、自分のすべてを削って書いています。
命を削っているといってもいいかもしれない。
それくらいの覚悟で、泣きながら書いて、それぞれ100回以上手直ししてから載せています。
noteで書いているから、たまに覗いてもらえたらうれしい。
その後、書くことは続いている
ここからは、2024年末にこの記事を書いたあとについて。
ブログの毎日更新は、本当に終わりました。
でも、不思議なことに「毎日書く」という習慣そのものは終わりませんでした。
今はnoteで毎日更新しています。
家事や暮らしについて書くこともあるけれど、それだけではありません。 エッセイを書いたり、小説を書いたり、そのとき夢中になっていることを書いたり。 「何を書くか」を以前より自由にして、毎日文章を書いています。
そして、とっておき家事はXで続けています。
10年前は「家事だけを毎日書く」ことが私の大きな柱でした。 今は、暮らしについて考えることも、文章を書くことも、小説を書くことも、全部ひと続きになっています。
もうひとつ、大きな変化がありました。
子どものころから夢だった「小説を出版すること」を、ちゃんと目指してみるようになったことです。
小説のコンテストにも挑戦しています。 まだ受賞には至っていないけれど、少しずつ選考を通過するようになってきました。
10年前の私が、家事をなんとかできるようになりたくて毎日ブログを書いていたように、 今の私は、書きたいものを書くために毎日文章を書いています。
キリがいいから今日書いてみたけれど、あと3日間あります。
10年とて家事の完走を目指して、楽しみながら書いていきます。
来年からは、毎週水曜日にお会いしましょう。
2024年12月28日
これまで支えてくれた方々に、大きな感謝を込めて。
凛花
とっておき家事について
とっておき家事は、1日ひとつ、ふだんの家事に加えて少しだけ特別なことをするものです。
「家事」とついていますが、どこまでを「とっておき家事」と設定するかの線引きは自分で決めます。
私は「家事=イエのコト」とし、家で行うこと全般や家族のことなど幅広く取り組んでいます。
さらに詳しく知りたい方は、著書 『365日のとっておき家事』 をご覧ください。
このブログについて
どんなブログ?
このブログのキーワードを3つに絞るとしたら、「とっておき家事」「ノート術」「時間術」です。
私が「とっておき家事」で行った内容と気づきがおもな更新内容です。なるべく読みものとして楽しんでいただけるよう、心がけています。
だれが書いているの?
三條 凛花(さんじょう りんか)といいます。整理収納アドバイザー1級の資格を保有しています。
コラムやエッセイを書くのがおもな仕事です。
10数年前までは足の踏み場もない部屋に住み、日々の家事もままならない状態でした。そこから自力で脱出し、人並みに家事ができるように。
今の私にとって、家事とは「心を整えるツール」と呼べるくらい、かけがえのないものになっています。 (もちろん、面倒だ!と思うときもたくさんありますが)
とっておき家事とは?
とっておき家事は、1日ひとつ、ふだんの家事に加えて少しだけ特別なことをするものです。
「家事」とついていますが、どこまでを「とっておき家事」と設定するかの線引きは自分で決めます。
私は「家事=イエのコト」とし、家で行うこと全般や家族のことなど幅広く取り組んでいます。
さらに詳しく知りたい方は、著書『 365日のとっておき家事 』をご覧ください。
また、ほかの方の実例はXのハッシュタグ「#とっておき家事」をご参照ください。
本と活動について
三條 凛花/扶桑社
2017-03-02
この本を読むと「考えない、探さない、迷わない暮らし」を手に入れることができます。 暮らしや家事にまつわる情報をすべて1冊のノートにまとめるのです。 作るのに時間は必要です。でも、1度作ってしまえば、何度も調べ直す必要がなくなります。
\重版!9刷です/
ブログの記事を探す
このブログには4,000記事以上あります。
少しずつアイディアの目次記事を作っています。気になるテーマからどうぞ。
最後に
2024年の私は、10年間毎日更新してきたブログをいったん終わらせようとしていました。
2026年の私は、noteに場所を変えて、相変わらず毎日書いています。
とっておき家事も不定期だけど続いているし、暮らしのことも考え続けている。でも、 それに加えて、貯まった時間でエッセイや小説を書くようにもなりました。
あのころの「これからは2つのことを目指していきます」という言葉から、少しずつ違う方向へ進んでいるのかもしれません。
でも、根っこのところはあまり変わっていない気がします。
毎日の暮らしを観察して、考えて、試してみること。 そして、そこから生まれたものを文章にすること。
これからも、このブログにはこれまでの10年間を残しておきます。
不定期で更新は続けます。
noteでは、暮らしのこと、エッセイ、小説などを毎日更新しています。
とっておき家事はXで続けています。
2025年には5年ぶりの新刊も発売しました。
家事の敵でもある「飽きっぽさ」との付き合い方。
料理が好きなのに得意じゃない私が工夫した30のこと。
幅広く書いています。
もうひとつ、書いているもの
『すくい』
今、noteでは暮らしのことだけではなく、エッセイや小説も書いています。
その中でも『すくい』は、私にとって少し特別な作品です。
ブログが人生を変えた時代から、SNSが当たり前になり、出版の世界も変わり、そしてAIが文章を書く時代へ。
生活実用書の著者として、「暮らし」について書くことを仕事にしてきたひとりの女性の十数年を、小説にしました。
主人公のリラは私ではありません。 けれど、彼女が歩いていく道の途中には、私自身が長い時間をかけて見てきた景色がたくさんあります。
本に救われたこと。 編集者に支えてもらったこと。 読者の言葉に励まされたこと。
その一方で、SNSの向こうから届く悪意に傷ついたこと。
「書くこと」と「暮らすこと」が、いつの間にか切り離せないものになっていたこと。
そんな光と影を、誰かを傷つけることなく、自分の言葉で残したくて書いた物語です。
このブログを長く読んでくださった方なら、もしかしたら「ここから、あの物語につながっていくんだ」と思うところもあるかもしれません。
全30話/完結済